ショーン・コネリー/盗聴作戦の紹介:1971年アメリカ映画。ローレンス・サンダースの小説「The Anderson Tapes」を映画化したサスペンス作品です。高級マンションの住人から全財産を盗もうとする金庫破り集団と、彼らを盗聴・盗撮しようとする勢力との攻防を描きます。
監督:シドニー・ルメット 出演者:ショーン・コネリー(デューク・アンダーソン)、ダイアン・キャノン(イングリッド・エバレイ)、マーティン・バルサム(トミー・ハスキンズ)、アラン・キング(パット・アンジェロ)、クリストファー・ウォーケン(キッド)ほか
映画「ショーン・コネリー/盗聴作戦」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ショーン・コネリー/盗聴作戦」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ショーン・コネリー/盗聴作戦」解説
この解説記事には映画「ショーン・コネリー/盗聴作戦」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
盗聴作戦のネタバレあらすじ:起
10年の刑期を終えて出所した金庫破りのデューク・アンダーソン(ショーン・コネリー)。彼が出所後初めて向かったのは、ニューヨークの高級マンションに住む愛人のイングリッド・エバレイ(ダイアン・キャノン)の元でした。早速デュークは刑務所仲間を集めての大掛かりな犯罪を目論み、表向きは実業家で裏の顔はマフィアのボスであるパット・アンジェロ(アラン・キング)に計画を持ち掛けます。デュークの狙いはこの高級マンションの住人全員の全財産を奪い取ることでした。デュークは早速トミー・ハスキンズ(マーティン・バルサム)、キッド(クリストファー・ウォーケン)、スペンサー(ディック・ウィリアムズ)を呼び寄せ、チームを編成します。しかし、デュークやその仲間たち、パットらはいずれもFBIの監視下にあり、盗聴・盗撮の対象となっていることは彼らにとって知る由もありませんでした。
盗聴作戦のネタバレあらすじ:承
一方、エバレイは今では大金持ちのウェルナー(リチャード・B・シュル)の愛人となっており、ウェルナーは私立探偵を雇って常時エバレイを盗聴させていました。そうとも知らないデュークらは早速マンションの財産総額を計算、マンションに下調べに入りました。マンションは非常に豪華な一方で警備体制は万全でした。デュークとその仲間たちは警備システムや住人全員の氏名、部屋の見取図、金庫の位置などを念入りに調べあげ、犯行用に大型トレーラーを盗んでその中に小型バンを積み込みました。デュークらは更に刑務所仲間の老人パップ(スタン・ゴッドリブ)と、パットの雇った殺し屋ソックス(ヴァル・エイヴァリー)を仲間に加え、労働感謝祭の日を犯行の決行日と決めました。
盗聴作戦のネタバレあらすじ:転
犯行当日、デュークらの乗った車はマンションの玄関に到着、面々は覆面を付け、銃を手にして警備員を縛り付け、警報システムや電話線を遮断して犯行を開始しました。デュークらはあらかじめ手に入れた見取り図を元に各部屋に押し入り、ソックスは住人たちを1階のフロアに集めさせて監視している間に次々と高価な物が盗み出されていきました。ところが、4階に住む両足麻痺を患う少年がハム無線の免許を持っており、デュークらは無線機の存在を見過ごした隙に少年は警察に通報しました。ニューヨーク市警のデラニー警部(ラルフ・ミーカー)は早速マンション近隣の交通を遮断し、隣のビルから特殊部隊を送り込みました。
盗聴作戦の結末
デュークらは特殊部隊の存在に気付き、急いで盗んだ物をトレーラー内のバンに詰め込んで猛スピードで脱走しましたが、封鎖中のパトカーに衝突、逃げようとしたバンもパトカーに突っ込んでキッドは即死してしまいます。トミーとパップは逮捕され、その他の面々は次々と死んでいきましたが、デュークだけは姿をくらましてしまいました。警察はマンションの家宅捜索中に地下室から盗聴装置を発見、デラニーが耳にイヤホンを当ててみると、何やらうめき声が聞こえてきました。音声の発信源がエバレイの部屋であることを突き止めた警察がその場に向かった時、デュークは部屋で力尽きて倒れていました。
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