BFG:ビッグフレンドリージャイアントの紹介:2016年アメリカ映画。スティーヴン・スピルバーグ監督の「E.T.」が全世界的にヒットした1982年に、絵本「オ・ヤサシ巨人BFG」がロアルド・ダールによって書かれました。そのスピルバーグとディズニーがタッグを組んで映画化されたBFG。2016年は、1916年9月13日生まれのロアルド・ダールの生誕100周年でもあります。両親を亡くし孤児院で暮らすソフィーは、深夜3時になると眠れません。そして、3つの言いつけを破ってしまったために、巨人と遭遇するのです。その2人の友情を描いたファンタジーアドベンチャー映画。
監督:スティーヴン・スピルバーグ 出演:マーク・ライランス(BFG)、ルビー・バーンヒル(ソフィー)、ほか
映画「BFG:ビッグフレンドリージャイアント」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「BFG:ビッグフレンドリージャイアント」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
BFG:ビッグフレンドリージャイアントの予告編
映画「BFG:ビッグフレンドリージャイアント」解説
この解説記事には映画「BFG:ビッグフレンドリージャイアント」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
詳細解説
BFG:ビッグフレンドリージャイアントについて
スティーヴン・スピルバーグ監督の「E.T.」が全世界的にヒットした1982年(昭和57年)。同年に、34年経った現在も読み続けられる絵本「オ・ヤサシ巨人BFG」がロアルド・ダールによって書かれました。ロアルド・ダールは『チョコレート工場の秘密』の原作者としてもお馴染みの絵本作家です。残念ながら1990年に亡くなっています。ディズニーは、彼の遺族と映像化権を交渉していたそうです。ちなみに、「E.T.」がどれくらい大ヒットしていたかというと、日本映画興行収入の記録135億円で19年後の2001年の「千と千尋の神隠し」の304億円まで、破られませんでした。同年末に「ハリーポッターと賢者の石」が204億円で抜き、洋画興収記録も塗り替えられますが、2016年でも日本興収12位の記録を守っています。ところで、そのスピルバーグ監督は、最近は大人向けの映画を作ることが多く、子供向け映画は2011年の「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」(原作は「チンチン」発音)以来のことになります。そのスピルバーグとディズニーがタッグを組んだBFG。34年後の「E.T.」になれるのでしょうか?興収的な意味でも、新たに語り継がれる童話・神話という意味でも。2016年は、1916年9月13日生まれのロアルド・ダールの生誕100周年でもあります。両親を亡くし孤児院で暮らすソフィーは、深夜3時になると眠れません。そして、3つの言いつけを破ってしまったために、巨人と遭遇するのです。でも、心優しい巨人との交流の末に、イギリスの危機を救うことになるのです。BFGを演じてるのは、「ブリッジ・オブ・スパイ」で、スパイ・アベルを演じたマーク・ライランスです。
監督:スティーヴン・スピルバーグ 出演者:BFG/ビッグ・フレンドリー・ジャイアント:マーク・ライランス(山路和弘)、ソフィー:ルビー・バーンヒル(本田望結)、女王:ペネロープ・ウィルトン(鈴木弘子)、メアリー:レベッカ・ホール(山田里奈)、Mr.ティブズ:レイフ・スポール(小林親弘)、孤児院の院長:マリリン・ノリー ほか
BFG:ビッグフレンドリージャイアントのネタバレあらすじ1:真夜中の冒険
真夜中、ビックベン(時計塔)に向かって、テムズ川の上のウェストミンスター橋を渡って、赤い二階建てバスが走っていきます。ユニオンジャックがはためいていることからイギリスのようです。特に本編とは関係なく、イギリスの話ということを印象付けるための説明的な描写と思われます。何かを運搬するトラックが街中を走り、孤児院(字幕では「児童養護施設」)の前を通り過ぎていきます。入口のアーチには「ORPHAN AGF」と書かれているので、「味の素ゼネラルフーズ」が出資している孤児院なのかもしれません。AGFコーヒーでお馴染みです。あるいは別の略かもしれません。ともあれ、孤児院の中では、院長先生が郵便物を拾おうとしましたが、広告や雑誌に気を取られ、各子供あてに届いた手紙は拾いません。それを階段で見ていた少女がいました。毛布をかぶり、陰に溶け込んでいたので、気づかれなかったのです。彼女の名前はソフィー。ソフィアが知性の意味なので、その名の通り、聡い少女のようです。院長先生が拾わなかった手紙を、各孤児の郵便受けに差し込みます。そして、彼女の独白がはじまります。実は、彼女の名前は、映画中盤で自己紹介するまで、明かされないのですが、便宜上、ここではソフィーと呼ぶことにします。で、ソフィーが言うには、「魔女の時間は、皆は深夜1~2時というけれど、私は深夜3時と思うの。 何故なら、私が眠れないのは、いつも深夜3時以降だから。」時計はまだ2時45分でしたが、ソフィーは柱時計のガラス戸をあけて、指で長針を動かして3時にしました。それから、孤児院の中で冒険をはじめます。実は夜10時から深夜2時までは成長ホルモンが作られる時間なので、子供に限らず、大人も寝た方がいい時間です。深夜3時に起きるのは、自分も月に2回ほど数日位続くので、よく分かります。というのも、人間の体内時計は25時間で火星の1日の周期と同じで、12日経つと半日ズレることになります。なので、夜起きる時も時折あるのです。その時期は昼眠たく、夜目が覚めるので、人間は朝、太陽の光を浴びることでリセットするのですが、それができないと病気になりやすくなります。ソフィーも、そんな心身が不安定の時期だったのかもしれません。外では、酔っ払いが水たまりを避け損ねて騒いでいました。ソフィーは「寝ている子供達もいるの。あんまり騒がしくすると警察を呼ぶわよ」といって、電気を消し、脅かして、彼らを追っ払いました。ソフィーは毛布をかぶったまま、自分の寝室に戻ってきました。引きずる毛布の上にはさっきから付きまとっていた猫が乗っていました。でも、彼女一人の部屋ではなく12個、つまり1ダースほどのベットに他の子供たちが眠っています。ソフィーのベットは窓際にあります。まだ眠れないので、赤い縁の眼鏡をかけて、懐中電灯で本を照らして、読もうとした時です。院長先生が光に気づいたのでしょう。ドアがギィーっと開きます。でも、ギリギリで毛布をかぶり、明かりを消したことでバレませんでした。本を読む気分になれません。そこで、ベッドから抜け出します。院長先生の言いつけを唱えながら。「1つ、ベッドから出てはいけません。2つ、カーテンに近づいてはいけません。3つ、窓を開けてはいけません。でないと魔女にさらわれてしまうから」(この辺は「グレムリン」でお馴染みの3つの約束事です。そして、それは破られるために存在します。事件が起きるために。)カーテンに近づいて開け放ち、窓も明けて覗き込みました。勿論、何もいません。…と思ったのですが、金属製の大きなゴミバケツが音を立てて倒れました。猫? それとも犬? どちらでもありませんでした。そこに大きく1mはあるはずのゴミバケツをコップでも掴むかのように巨大な手がガシッと掴んで、拾い上げて、元の位置に戻したのです。倒れたのは2個あるので、もう1個も拾おうとした巨人とソフィーは目があいました。
BFG:ビッグフレンドリージャイアントのネタバレあらすじ2:BGFと遭遇
ソフィーは急いで、毛布をかぶり、「ベッドから出てはいけない、カーテンに近づいてはいけない。窓を開けてはいけない」と何度も何度もつぶやきます。でも、悪夢ではなく、現実でした。そぉっと窓の方を見たら、開け放たれた窓から、ぬぅーっと巨大な手が毛布ごとつまみ上げたのです。ソフィーのいたのは3階です。巨人の身長は7mありました。3階の高さが7.5mとしたら、ちょうど同じくらいの高さです。巨人は巨大なラッパを持ち、マントを羽織っています。でも人が通りかかるとマントを木のように三角に広げて木のふりをしたり、トラックが通りかかると、マントを四角く広げて壁のフリをします。人が建物から出てくると、そこに止まっていたトラックの上で荷物のフリをします。そんなかくれんぼを続けながら、ドンドンドンドン走っていきます。遂には山を越え、海を飛び、雷が鳴る雲の中に飛びこんでしまいました。街中を外れた辺りで、ソフィーはやっとの思いで声を出して、「降ろして、院に返して」というのですが、巨人は聞く耳持ってくれません。何やら建物の中に入り、巨人は毛布を無造作に机の上に置きました。ソフィーはやっと解放されましたが、巨人の机なので、下に降りるには4mはありそうです。巨人は料理を始めました。嫌な予感しかしません。どうにか逃げ出さなければいけません。でも、バレてしました。『どーこに行ーくのかね?』「私の元いた場所に返してよ」『そんれはダメだ。人間豆は皆に言いふらすに決まっている。』「誰にも言わないから」「ダンメだ。信用できない。」巨人は、おばけキュウリを巨大なナタのような包丁で裁断していきます。その振動で、ソフィーは落っこちてしまいました。そこは巨大なフライパンの中でした。「ちょっとやめてよ。私を食べないで」『このワシがお前さんを? ホホホ、ワシが人間豆を食うもんかw』料理は出来たようです。おばけキュウリの炒めのようです。一気に食べて言います。『まずい』ソフィーは両親が事故で亡くなってしまって、孤児院に預けられ、意地悪な院長先生のヘンテコな決まりで叱られることにホトホト飽きていました。でも、いつ食べられるかもしれない巨人の寝床にいつまでもいるのは嫌です。なので、隙あらば逃げようとするソフィーでしたが、その度にBFGに阻止され、とうとう、帆船の見張り台に乗せられてしまいました。ソフィーは高くて降りれないのと疲れていたので、寝てしまいました。起きると、BFGは帆船をハンモック代わりに寝ていました。逃げるなら今です。何とか見張り台から降りて、帆船から岸に飛び移り、外に抜け出しました。でも、外の草原には沢山の巨人が寝ていました。そのうちの一匹がムクリと起き出し、ソフィーをパクリと一飲みで飲みこんでしまいました。ソフィーは胃袋に落ちて行きます。「助けてー」と自分の叫び声にビックリして、起きました。ソフィーは怒ります。「私は夢を見ない。あなたね。夢を見せたのは」『ほう、よく気づいたな。でも、外が危険ということは分かっただろ?』BFGはソフィーの本を虫眼鏡で読んでいました。毛布の中に入っていたものでした。「あなた、本が読めるのね?」『キーリンもゾーウーのこともよく知っておるよ。人間豆のお嬢ちゃん。』「私はお嬢ちゃんじゃなくてソフィーよ。それにキーリンじゃないし、キリンだし、ゾーウーじゃなくてゾウよ。」『ワシは何でも知ってるが頭の中の言葉にするのは苦手なんじゃ』「ごめんなさい。私、何でも思いついたことを喋っちゃうの」2人は少し打ち解けたようでした。機嫌を良くしたBFGは、泡が下に沈んでいく不思議な発泡飲料「プップクプー」を飲みます。泡が下に出るのは、ゲップが出ないようにするためらしいです。つまり…緑色のおなら(プリプリプー)が出て、BFGは椅子ごと浮いてます。火まで着いていました。ソフィーを孤児院に戻してくれないことを除けば、優しそうで、話の分かるお爺さん巨人のようでした。耳が大きく、腕も長いです。実はソフィーはまだBFGの名前を知りません。(BFGの喋り方には、独特なナマリがあるのですが、覚えきれていないので省略します。)
BFG:ビッグフレンドリージャイアントのネタバレあらすじ3:マルノミとの対決
そうこうしていると、もっと大きい巨人が入ってきました。BFGの2倍はあります。マ『怪我をした。治療しろ』14mはあるマルノミは、鼻をスンスン臭っています。指の先をチョッピリ切ったようです。自分で舐めれば治りそうな傷なので口実でしょう。B『どうした、いつも寝ている時間だろ?』 マ『おまえ、誰と話していた? ペットか』B『傷の手当てには水で洗わなければな』そう言って、BFGが水桶を見せると、急にマルノミは怯えます。どうやら水が嫌いなようです。BFGはソフィーを隠すために、水桶を机の上に置いたのでした。ソフィーは急いで隠れます。でも、水桶の後ろではいつかバレてしまいます。そこで思いつきました。多少、臭いますが、おばけキュウリの中に入ることにしたのです。おあつらえ向けに先ほど、BFGが少し切ったので、入口はあります。後は、カボチャのためのようにグジュグジュの中に入るだけです。ソフィーは迷わず入ります。食べられるよりマシです。マ『何かいい匂いがする。お前、何食っていた?』B『何って、おばけキュウリに決まっているだろ。ワシは、それ以外食わない。』マ『いいや、そんな腐った野菜とは違う。これは肉だ。まるで人間マ…』B『そうだった。お前、怪我をしてたんだな。どれ治療してやろう。』マ『何だ?』マルノミはおばけキュウリに興味を持ちます。B『何じゃ、食べたいのか?』マ『この腐った野菜。いつもと違う臭いがする』B『そうか? そんなに気に入ったのなら食べるといい』その時、ソフィーの足が断面から見えました。切り口を下にしているため、ソフィーが落ちかけているのです。BFGは慌てました。B『お前さん、やめておけ。やっぱり、それは腐っている。バシャ』マ『やめろー!』BFGは水桶を持ち上げて、マルノミに水をかけました。マルノミがひるんだ隙におばけキュウリを奪い返し、何とかマルノミを外に追いやりました。マ『覚えてろ』
BFG:ビッグフレンドリージャイアントのネタバレあらすじ4:2人でお出かけ
『おチビちゃん、もう出てきてもいいぞ。』「全く、私はおチビちゃんじゃなくてソフィーよ」『そうだった、ソフィー。とりあえず、そのベートベートを何とかしなくちゃな』そう言って、BFGは、腐ったおばけキュウリの内容物がベタベタくっついたソフィーをひょいと持ち上げて、奥の部屋に連れて行きました。そこには不思議な光を放つビンがイッパイありました。BFGは樽から流れる水道をひねります。ソフィーにとってはシャワーです。そして、暖炉に近づけます。少し火に近づきすぎました。「熱い熱い。もう少し、遠ざけて」『ソフィーは、注文が多いな。』とりあえず、さっぱりしました。「着替えはないの?」『そうだな』そう言って何やら小箱を持ってきました。BFGにとって小箱に見えても、ソフィーにとっては洋服ダンスです。中には、子供用の服が入ってました。何故、BFGが持っているのでしょう。それを置くと、BFGは、奥に引っ込んでしまいました。切株の中の空洞を片付けて、ソフィーの毛布や本、眼鏡を置きました。どうやら、ソフィーの部屋のようです。一方、ソフィーはボロ布を頭からかぶり、中でゴソゴソ着替えます。BFGが戻ってきました。ソフィーもボロ布から出てきました。片肩のネグリジェの上に、赤いビロードの暖かそうなコートを着ています。ただ、髪の毛を整える暇はなかったので、ボサボサ頭で少し男の子のように見えました。「似合う?」BFGは言葉も出てきません。やっとの思いで搾りだしたのは、『その服、どこから見つけた?』「箱の奥の中を探していたらあったわ。ダメだった?」『いや、いいんじゃ』BFGは、ソフィーを先ほど作った部屋に押しこみました。『ワシは出かけてくるから、おとなしく待ってるんじゃぞ。』「いやよ。どこか行くなら私も連れて行って。」『ダメじゃ、外は巨人がイッパイいる。』BFGは外出の準備をしてます。何やらリフトのようなものを動かしています。滑車のようなものが沢山ぶら下がっていて、ソフィーが捕まるには十分の大きさでした。そして、その1つがBFGの元にやってきて、話しかけます。「私も連れて行って」『ダメじゃ。』「だって、いつ、さっきの巨人が来るか分からないじゃない」『ここはバレない』「じゃ、勝手について行く」『しょうないの。このカバンに入っておれ』BFGの家は丸い巨大な扉を転がして開けます。そして、滝前のレバーを引いて橋を倒します。滝に入るとラッパを引っ掛けて、橋を戻します。そうして、崖を下っていきます。草っぱらには巨人たちが寝ています。起こさないようにそうっと歩きます。でも、気づかれていました。転んだBFGはカバンを手ばなししてしまいました。ソフィーは、かばんから零れ落ちてしまいました。かばんまで戻るには遠いです。それまでに巨人に捕まるかもしれません。仕方ないので、ソフィーは近くにあったトラックに乗り込みました。何故か、壊れた車がイッパイ止まっていました。
BFG:ビッグフレンドリージャイアントのネタバレあらすじ5:巨人の遊び
BFGはマルノミに捕まっていました。そして、巨人キャッチボールがはじまります。ボール役はBFGです。一番大きいのは14mのマルノミですが、他の巨人も7mのBFGより大きく10~13mはありそうです。BFGは『小さいから巨人の恥さらし』だそうです。弱い者ほど、自分の力を誇示しようと、より弱いものを攻撃する物です。投げられるBFGはなす術もありません。マルノミはもっと面白いことを思いつきました。交通事故(車ぶつけ)です。BFGはソフィーが乗っているトラックに乗せられました。残り8人の巨人のうちの誰かが、2台のトラックとバスに片足をそれそれの車の上に乗せ、ローラスケートのように坂道を降りてきます。BFGはトラックから降りようとしますがすぐにトラックの上に戻され、押されて坂道を走り始めました。このままではぶつかってしまいます。ソフィーは思いっきりハンドルを切りました。間一髪で衝突を避け、もう一人の巨人はこけてしまいました。巨人たちは楽しそうです。BFGは助かりました。そして、カバンの中にソフィーを戻しました。マルノミがBFGに向かってこようとしますが、BFGは言います。『空を見ろ。ザーっと来るぞ。』雨が降り始めました。巨人はマルノミと同じように雨つまり水が嫌いなようです。慌てて、巨人たちは岩陰に隠れます。その隙にBFGは山登りを始めます。でも、1つだけBFGは過ちを犯していました。ソフィーの毛布を落としていたのです。マルノミは毛布を拾い、臭いを嗅ぎます。そして『人間豆の臭いだ』と気づいてしまうのです。
BFG:ビッグフレンドリージャイアントのネタバレあらすじ6:夢取り
山頂は、雲の上です。なので、雨は降っていません。星空が降るように綺麗です。「何をするの?」『何って、夢取りさ』そう言って、BFGは、湖に飛び込みました。すると水の中で、何故か反対側の地面の上に立っているようです。『ソフィー、おいで』ソフィーも思い切って飛び込みました。すると、息もできるし、地面の上に立つことも出来ました。そこには、無数の色々な色の光が飛んでいました。「これは何?」『それが夢さ』BFGは星々の歌(電磁波?)を聞くことができ、何と、地球が出来た頃から生きているそうです。そして死ぬことはないそうです。つまり45億歳ということになります。アトラス山脈が巨人が山になった姿という伝説もあるので大地の象徴なのかもしれません。ここではじめて自己紹介します。「私はソフィー。あなたは?」『そうさな、かつてはBFG。ビッグ・フレンドリー・ジャイアントと呼ばれていた。』「そう、よろしくね。ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」『おおー、これは元気な夢だ。最近では、すっかり珍しい。』そう言って、BFGはオレンジ色に光る光を追いかけはじめました。ソフィーは指示を出します。「右よ。反対側の足。後ろ」といったように。そして、BFGが股の間から顔を除いた時何とかとらえることが出来ました。BFGはビンを取り出し、すかさず閉じ込めます。「私もやってみたい」『やってごらん。ソフィー、お前さんなら、きっと出来るさ』言われるままに、ソフィーも夢を捕まえようとします。すると、さっきより明るくバチバチ赤く光る光を見つけました。ソフィーは追いかけます。でも、BFGは「あれは」と曇った顔をします。ソフィーの服の中に潜り込んだので、何とか捕まえたのですが、BFGは、怖い顔で言います。『ソフィー、すぐ、こっちに渡すんだ。』ソフィーは分からず、言われるままにします。「それは?」『これは、怖い夢だ。自分が嫌になる。全てのことを反省し、悔やんで生きることになる。』「それは怖いわね。それより、さっき捕まえた元気な夢は?」『これは、お前さん、ソフィーの夢じゃ。』「私の…どんな?」『お前さんは、両親と一緒に暮らして、色んな場所でいろんな体験をして、少し辛いこともあるけれど、それすらも乗り越えて、楽しいことだけを覚えている、そんな人生。お前さんの夢そのものじゃろ?』ソフィーは答えません。『さて、長居しすぎた。そろそろ行くか』次の瞬間、BFGは消えてしまいます。ソフィーは探します。「ビッグ・フレンドリー・ジャイアントさん。どこ? どこに行ったの?」『こっちじゃ』上から声が聞こえたので、上を見上げると、BFGは地上に戻っていました。ソフィーもジャンプします。BFGが水面に腕を突っ込み、ソフィーを握りしめて、くるっと一回転させて、地上に無事戻ってきました。「ねぇ、ビッグ・フレンドリー・ジャイアントさん。あなたの名前、呼ぶには長いわ。やっぱり、私もBFGと呼ぶことにする。」『好きにするがええよ。』
BFG:ビッグフレンドリージャイアントのネタバレあらすじ7:夢吹き
「今度はどこに行くの?」『夢吹きさ』今度は町に降りて行きます。夜になっていました。「どこから吹くの」『ここじゃ。どんな夢がいい?』「皆が幸せになれる夢」その家には、男の子と両親が暮らしていました。BFGはラッパに青い光の夢を詰め込みそっと吹きます。音は鳴りません。その代わり、青い光が3つに分かれて、男の子と両親のそれぞれの口から入り込みます。「どんな夢?」『男の子の父親に電話がかかってくる。父親は電話相手に驚き、「息子でいいのですか? 私じゃなく?」仕方ないので、男の子に代わる。相手はアメリカの大統領。「いいですか大統領。あなたのやり方じゃダメだ。こうして、こうして、こうしないと」父親はそれを見て、倒れてしまう。母親が来て「あなた、どうしたの?」それからも色々ある』「でも、夢は一瞬なのね」『傍から見れば、一瞬でも夢を見てる本人には、それが何時間でも何日にも感じる。』「次は?」『そうだな、次は…』こうして、何件もの家に幸せな夢を届けて、BFGの家に帰ることにしました。でも、山では不穏です。巨人たちもどこかに、出かけていたようです。そして、何かを探しているようです。BFGは気づきました。『まずい、お前さんの存在がバレた。』「何故かしら?そう言えば、私の毛布、カバンの中になかったけど」『それじゃ。毛布を落として、奴らにバレたんじゃ。』次の瞬間、ソフィーは目覚めました。孤児院の前で寝ていました。猫がソフィーにまとわりつきます。孤児院の中に入り、ベッドで寝ようとしますが、カーテンを開け、窓に近づき、ベランダの上に立ちます。「ねぇ、BFG、いるんでしょ。」すると声がします。『奴らにバレた。なら、ソフィー。お前さんは元の生活に戻った方がいい』「きっと私、あなたのこと言いふらすすわよ」『お前さんは一人ぼっちじゃ、そんなことはできない』「なら、私が自分で、あなたを探しに行く。」『それも無理じゃ。ワシと一緒じゃないと山には帰れない』「分かったわよ。それなら…」ソフィーは飛び降りました。でも、大きな手が、優しくソフィーをキャッチしました。『無茶をする』「あなたは私を助けてくれた。あんな奴らに、いつまでもイジメられてちゃダメ。勇気をもって立ち向かうの。」
BFG:ビッグフレンドリージャイアントのネタバレあらすじ8:巨人との対決
BFGの家に戻ると、すぐ巨人たちが飛びこんできました。ソフィーは切株の部屋に急いで戻ろうとします。でも、水路に落ち、流れて行きました。でも、ショートカットになったので、万事OKです。マルノミは毛布を証拠にBFGに『人間豆を飲ませろ』と迫ります。巨人たちは乱暴に部屋の家探しを始めました。ソフィーは見つからないように、切株の部屋に何とか辿りつぎ、見つからないように窓から見えないように逃げまどい隠れます。そこで、誰かの書いた絵や文を見ます。ソフィーが読めると言うことは人間が書いたサイズということです。どうやら、男の子が書いたようです。キリンやゾウのことも書いてました。恐らく、BFGと名付けたのも彼なのでしょう。自分の来ている赤いコートはその男の子の服に違いありません。とても大事にしていたから、箱の奥にしまいこんでいたのでは?…と気づくと、ソフィーは急いで脱いで、綺麗に畳みます。外では、巨人たちが、夢の入ったビンまで壊し始めました。BFGはとうとう怒ります。『ワシが集めた大事な夢を、お前たちこそ、巨人の恥さらしだ。でかいだけで何もしない。』そう言って、真赤に燃えた火かき棒を巨人の尻に押し当てます。というのも、巨人はBFGの1.5倍から2倍の身長があるので、届かないからです。巨人たちは慌てて逃げます。マルノミには、思い切り火かき棒を突き刺し、マルノミは滝に落ちて行きました。これで、しばらく時間を稼げます。そして、ソフィーは男の子の部屋で肖像画を見つけます。ホコリを払うと女王様のようです。(ヴィクトリア女王?)『折角、集めた夢が大分逃げてしまった。』「ねえ、BFG。女王様にお願いして巨人をやっつけましょう」
BFG:ビッグフレンドリージャイアントのネタバレあらすじ9:夢づくり
「まずね。巨人たちが子供を襲う夢を女王様に見せるの。」『分かった』BGFは夢の調合を始めました。色々な光の夢を混ぜていきます。「巨人には軍隊も適わないのね」光の中で影が映し出され、巨人の影が軍隊を飲みこんでいきます。「でも、優しい巨人BFGが助けるの。でも、助けは必要。そこで、私が仲介人として、女王様と交渉するの」『ちょっと待て。ワシも行くのか?』「大丈夫よ。きっと女王様は怖い夢を見た後だもの。信じてくれるわよ」BFGには、穴だらけの作戦のように思えて心配でなりません。でも、最後に、夢取りで見つけた元気な夢が入ったビンに「ソフィーの夢」と書かれたラベルを書きました。そして、ソフィーを信じることにしました。向かうのはバッキンガム宮殿です。警備兵たちの目をかいくぐり、宮殿にもぐりこみました。BFGは寝息から女王を探し当てたようです。窓を開き、ラッパで夢を送り込みました。女王は悪夢を見ています。数十秒後、目覚めた女王は、呼び鈴で、私設秘書官のメアリーを呼びます。もう朝になっていました。メアリーは、朝食を運んできました。執事長のティブスも同行し、メアリーが運んでいたお盆の下の脚を引き出して、テーブルにしてから、ベッドの上の女王の前に置きました。メ「おうなされていたようですが」女王「メアリー、怖い夢を見たの。ああ、恐ろしい。」メ「どんな夢だったのですか?」女王「イギリス中の子供たちが巨人にさらわれるの。それだけでなく、巨人は子供たちをヒョイとつまみあげて、丸呑みにしてしまうの。巨人の名前はマルノミ・ニクスキー・ガブリン・ハグリン・ダラリー・ゴックリン・ペロリン・ツブシー…後一人は誰だったかしら?」ソ(チダラリン)女王「そう、チダラリンだったわ。」メアリーは窓の外から聞こえてきた声も気になりましたが、それよりも、ふと目に入った新聞の記事の方が気になりました。それは、イギリス中から子供たちの謎の失踪事件が発生していたのです。メ「女王陛下、新聞はもう読まれましたか?」女王「いえ、まだだけど」メ「さきほど、女王陛下がお話になられた夢と同じ事件が発生しています。」女王「夢。そうだわ。ティブス。窓を開けて頂戴。そこに、女の子がいるはずなのよ」執事長のティブスは、言われるままに、窓を開けると、そこにソフィーがいました。「ハーイ、こんにちは。」メアリーとティブスは慌てます。メ「どこから入ったの? とにかく降りてらっしゃい。」テ「衛兵、急いで中庭に来てくれ。」ティブスは無線機(トランシーバー)で連絡をします。でも女王陛下は慌てません。女王「あなた、お名前は?」ソ「ソフィーです。女王陛下。」女王「ご用件は?」ソ「あの、先ほど、夢で説明したと思うのですけれど。」女王「その夢では、巨人がご一緒のはずだったはずだけれど」ソ「すいません。陛下。BFGは人前に出たことがないもので、絶対に傷つけないと約束していただけますか」女王「分かりました。私の名に懸けて傷つけません。」でも、執事長のティブズは、万が一に備えます。「衛兵。中庭にできるだけ早く。」ソフィーはBFGに呼びかけます。「BFG。女王陛下はあなたを傷つけないと約束してくれたわ。お願いでてきて。」でも、返事はありません。そろそろ、メアリーとティブスが怪しみだしました。「もう気が済んだでしょ。早く降りてきなさい。」「降りるんだ。」「ちょっと待って。信じてください。BFG。お願い。私、頭のおかしい子と思われちゃう」BFGは木の陰から出てきました。同時に衛兵が50人近く出てきて、BFGを取り囲みます。「女王陛下、約束が違います。彼を傷つけないで」女王「ティブス、衛兵を下げさせて。私に恥をかかせないで。」ティブスの合図で、衛兵は一斉に下がります。BFGは、おそるおそる近づいて挨拶します。『女王ひーか、お初にお目にかかりますーだ。』女王「彼はいつも、このような喋り方を?」ソ「すいません。陛下、彼、学校に行ってないんです。」『恐ろしい巨人をこらしめて欲しく協力して欲しいですーだ』女王「分かりました。少し時間をください。身支度を済ませます。ソフィー、あなたもいらっしゃい。レディーなら、寝間着でなくふさわしい格好をすべきです」
BFG:ビッグフレンドリージャイアントのネタバレあらすじ10:朝食会
女王は着替えると、総理大臣やイギリス軍の将軍など、あちこちに電話をかけます。巨人の国が明るかった時があったので、何日か経過しているのかと思いましたが、そういえば、ソフィーは一口も食事をしてないので、実は一晩の出来事だったのかもしれません。ソフィーもセーラー服に着替えました。(日本の女子用学生服という意味でなく、水兵服?でも下はスカートです。これからの巨人討伐の共同軍事作戦に参加するためかもしれません。)BFGもバッキンガム宮殿内に入ります。でも廊下の高さは7mもないので、4つん這いです。執事が指示を出します。広間の高さは10m以上あるので、やっとBFGも立ち上がれますが、頭上注意は間に合いませんでした。シャンデリラにぶつかって派手な音を立てて壊れます。女王が貴重な物だったとボヤきます。高級な壺は割らずに済みました。BFGの座る椅子はグランドピアノの上に、台を置いています。何故かと言えば、執事達がお客様の椅子を押すためです。机も高さは4m以上あります。執事がテーブルクロスを4mの高さをものともせず、見事に敷きました。両側からはしごをかけて、料理を運びます。フォークはトライデント(三つ叉の槍)。銀のトレイの上に、トーストが数十枚、目玉焼きも数十枚、ローストビーフやサラダもあったようです。ソフィーは情親陛下と同じテーブル席に座りました。まず、BFGの食事が始まりました。十数枚のトーストをトライデントで突き刺し、べっとりと目玉焼きの上につけて食べます。普段、おばけキュウリしか食べてないBFGにとって、はじめて食べる食感と味覚です。『女王ひーか、おら、こっただうめー物を食ったのは初めてですだ。』とりあえず、気に入ったようです。BFGがベジタリアンとしたら、ラクト・オボ・ベジタリアンで肉・魚は食べないけれど、乳製品や卵は食べる種類の人たちということになります。ローストビーフとかは食べていません。(映らなかっただけかもしれませんが)女王陛下はソフィーが何も食べてないので、「ソフィー、あなたも何かを食べたら」と言います。ソフィーは先ほどから気になっていたものがあったので、トーストやサラダを押しのけて、真っ先に手を伸ばしたのは、苺のクリームかけでした。頬にクリームをつけて夢中で食べます。BFGは一息ついたようです。女王「BFGにコーヒーをご馳走してあげて」巨大なティーカップ?に、じょうろでコーヒーが注がれます。『なんだべ? この黒い液体は』 一気に口に含みますが、あまりの苦さで吹きだします。その下にいた執事たちは、びしょ濡れですが、BFGの非礼にも慌てません。でも、流石に交代するようです。女王陛下は「紅茶の方がよかったかしら?」と落ち着いたものです。その時、将軍たちが到着し、女王陛下に敬礼します。BFGもご馳走になったお礼をします。『女王ひーか、すっかりご馳走になりましたダ。ワダシからも、ご馳走しようと思って、お土産を持参しましたダ。』それは緑のプップクプーでした。女王陛下は「あら、泡が下に落ちていくわね」と興味津々です。将軍たちにも注がれ、犬たちにもお皿に注がれ、BFG自身も注ぎました。唯一理解しているソフィーだけは飲みません。「「「乾杯」」」と、広間中のほとんどの人間が飲みました。胃腸は人によって個人差があるせいか、タイムラグはありましたが、ほぼ全員が放屁しました。女王陛下も例外ではありません。テーブルが軽く浮きました。犬達は床を滑って行きます。執事たちは後ろに跳んだり、前に倒れたりしています。将軍たちは天井まで飛んでいきました。メイドたちは笑い転げてます。でも、流石、女王陛下です。「BFGの扇動に続き、巨人捕獲作戦を開始しなさい!」全員、気を取り直して、巨人の国に攻め込む作戦が始まりました。執事がイギリスの地図を広げます。「BFG殿、巨人の国はどこですか?」BFGは、ロンドンから、トントントンと指ではじいて、地図から外れました。フェロー諸島あたりかもしれません。実際は、その上空の雲の中ですが。
BFG:ビッグフレンドリージャイアントの結末:巨人捕獲作戦
BFGは、ソフィーを乗せて、グングン走っていきます。無数のヘリが飛ぶ速度よりも早いです。時速200km/hは出ているのかもしれません。秒速にすれば55.5m/s。台風並みの速度です。海も石が水面をはじいて飛んでいくように、走っていきます。トントントンと山を登り、雷雲に飛び込みました。ヘリの電子機器は大丈夫だったのでしょうか?ここで、ヘリはBFGの合図があるまで待機になります。どこかに着陸できたのでしょうか?あるいはホバリングで待機だったのかもしれません。BFGも覚悟を決めていました。あの赤い激しい夢を巨人に吸わせるのです。「反省して、後悔して自分が嫌いになる悪い夢ね」『そうじゃ、あいつらに反省させてやる』でもBFGはラッパを宮殿に忘れてきてしまいました。「ワシは、何てうっかりミスをしてしまったんじゃ… ソフィー? どこに行ったんじゃ?」ソフィーは、ビンを抱えて坂道を駆け下りていました。ビンのふたを開けます。次々と巨人の口や鼻に飛び込んで行きます。BFGは慌てて追いかけます。『ソフィー、何て危ない真似を』巨人たちは、吸い込み、悪夢を見て飛び起き、人間を食べたことを反省し出しますが、マルノミだけは、鼻から赤い夢が入ったので、気持ち悪くて、指で取り出していました。そして、ソフィーを掴んでしまいます。BFGは言います。『マルノミ、まだ反省していないのか。人間を丸呑みするのはやめろ』マ『わしは、夢を見てないから反省なぞするものか。』B『ソフィーを離せ』でも、作戦はすでに始まっていました。ヘリたちが巨大な網で次々に捕まっていきます。マルノミの例外ではありません。ソフィーは無事、BFGの手の中に助けられました。ヘリは、海の方に飛んでいきます。近くの島ならヤンマイエン島でしょうか?でも誰も住んでいない無人島でしょう。女王陛下も無慈悲ではありません。沢山のおばけキュウリと種が投下されました。そして巨人は水が苦手なので、海を泳ぐこともできません。死ぬことも出来ないので、これから、永久におばけキュウリを作って食べなければいけないのです。
BFG:ビッグフレンドリージャイアントの結末:エピローグ
ソフィーは目覚めます。孤児院のベットではありません。王宮のベットです。起こしたのは私設秘書官のメアリーで、一緒に執事長のティブスもいます。2人が両親代わりになったのでしょうか? イギリスを救った1人の少女と1人の巨人の別れは、唐突でした。でも、BFGの耳はいいので、ソフィーは「おはよう。BFG」と挨拶をします。女王陛下からは、BFGに沢山の野菜の種が贈られました。(何か気に入らない野菜もあったようです。)でも、おばけキュウリも作られているようです。なぜなら、BFGが大好きなプップクプーを作るには欠かせない材料だからです。ソフィーの夢の中で、BFGは沢山の野菜でシチューを作り、なにやら本を書いてるようです。今回の冒険の話でしょうか?でも、BFGに私達が再会できる日は近いかもしれません。なぜなら、この映画の配給会社はディズニーですから。きっと、素晴らしいアトラクションが待っていることでしょう。
BFG:ビッグフレンドリージャイアント:あとがき
悪い人間は、院長先生くらいで、実際、ソフィーが悪く言っているだけで実際、どうだが分かりません。孤児院にも帰らないし、物語をハッピーエンドで締めくくるには、王室で暮らしました…というのも仕方ないのかもしれません。世の中、どうしようもないことはあるからで、だからこそ、スピルバーグは、ユダヤ人として「シンドラのリスト」を作ったわけですから。なので、子どもにとっては夢のような冒険活劇ですけれども、純粋さを失った大人としては、いろいろ考えさせられる作品でした。
以上、映画BFG:ビッグフレンドリージャイアントのあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する