地獄の変異の紹介:2005年アメリカ,ドイツ映画。翼の生えた生物とテンプル騎士団が戦ったという、ルーマニアの山岳地帯の洞窟を発見したニコライ博士は、洞窟の底に水があることから、潜水専門のトレジャーハンターのジャックに調査依頼をしました。やってきたジャックら一行は早速潜水を始めますが、そこには正体不明の生物が存在していました…という、洞窟をテーマにしたモンスターホラー映画です。
監督:ブルース・ハント 出演者:パイパー・ペラーボ(チャーリー)、コール・ハウザー(ジャック)、モーリス・チェスナット(トップ)、エディ・シブリアン(タイラー)、リック・ラヴァネロ(ブリックス)、マーセル・ユーレス(ニコライ博士)、キーラン・ダーシー・スミス(ストロード)、ダニエル・デイ・キム(アレックス)、リナ・ハーディー(キャスリン)ほか
映画「地獄の変異」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「地獄の変異」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
地獄の変異の予告編 動画
映画「地獄の変異」解説
この解説記事には映画「地獄の変異」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
地獄の変異のネタバレあらすじ:起
1970年代、戦時中のルーマニア、カルパチア山脈地帯。廃墟の修道院に兵士たちが集まりました。教会に入ると、翼のある生物と闘う様が描かれた壁画があり、床を爆破し、地下の洞窟へと向かいました。その後、岩山は崩れ、兵士たちは閉じ込められました。
そして現代、ニコライ博士とキャスリン達一行が、崩れた岩山から地下洞窟を発見しました。洞窟は広く、水が溜まっているため、ダイバーを呼ばなければ調査できないと言いました。メキシコの沖合でジャックら、トレジャーハンターチームが潜っていました。そこへニコライ博士から連絡が入りました。発見した洞窟の調査の依頼でした。ジャックは即座にOKを出し、ルーマニアの山岳地帯へと向かいました。
ジャックのチームは弟のタイラー、トップ、ブリックス、アレックス、ストロード、そして女性のチャーリーがいました。現地に着くと、地下90mに洞窟があり、底は水が溜まっていて、とても広くタイタンホールと名付けられていました。ジャックは12日間、キャンプをしながら調査して戻ると、計画を述べました。またニコライ博士は、ここには元々ある生物を封じるために作られた教会があったと言いました。当時のテンプル騎士団が、翼のある生物の退治にやって来ましたが、騎士団は全滅したという言い伝えがあると言いました。
地獄の変異のネタバレあらすじ:承
ジャックは先発隊にブリックスを指名しました。通信ケーブルを引きながら、潜ってキャンプ設営地を見つける役割でした。途中で通信が途切れましたが、しばらくして復旧し、ブリックスが、水かきの付いたネズミのような生きものを捕まえて見せました。その後、再び通信が途切れた為、ジャックの指示で、全員がブリックスのところへ向かう事にしました。ジャックとタイラーが先頭を行き、先にたどり着きました。するとブリックスが呼ぶ方向に行くと、自分たち以外に先に来た人物の靴がありました。
やがて全員が揃い、キャンプの設営に入りました。ストロードとタイラーが、通信がおかしい事からケーブルのチェックに潜りました。タイラーは噛み切られたように切断されたケーブルを見つけました。その時、ストロードが正体不明の生物に襲われ、ボンベが破裂して爆発を起こし、岩が崩れ、やってきた通路が通れなくなってしまいました。
ジャックが連絡を取ると、12日後に調査隊が出発すると言われました。そこで、12日後に食料が尽きてしまう、さらにこの洞窟に潜れるのは自分たち以外いない事から、自力で脱出しようと言い、ニコライ博士は反対しましたが、全員が従いました。
地獄の変異のネタバレあらすじ:転
ジャックとトップが先に進み、通路を確認していました。その時、ジャックを生物が襲いました。ナイフで触手を切断して逃げてきたジャックは大傷を負っていました。そしてジャックの体に刺さっていた、爪の付いた触手を調べたキャスリンは、これは寄生体だと言いました。脱出を始めた一行は、ジャックとトップを先頭に進みました。
途中でニコライ博士が人骨を見つけました。骨には生き物の歯型が付いていました。このころからジャックの目つきと様子がおかしくなってきました。そのころには、生物たちが調査隊を取り囲んでいました。洞窟の水が急流になって流れ落ちる場所を見つけたジャックは、ここを流れて降りると言い出し、順番に流れ始めました。
ニコライ博士が途中で岩に引っかかるも、全員が滝つぼに付きました。その時、翼の生えた大型の生物がニコライ博士を襲い、洞窟の割れ目に連れ込みました。正体不明の生物は人食い生物でした。
崖を登ろうと言うジャックと、流れに沿って下ろうというブリックスが対立しました。その時、チャーリーが一人で崖を登りだしました。しかし人食い生物に襲われ、バーナー銃で焼き殺すも、チャーリーも死んでしまいました。ジャックは完全におかしくなっていました。キャスリンは「寄生体が体の中で増殖し、洞窟で生きられるように変異しているのだ」と言いました。
地獄の変異の結末
ブリックスとキャスリンは流れに沿って、ジャックとタイラーとトップは崖を登り、出口を探しました。氷の壁を滑り落ちたトップを助けに行ったジャックと、タイラーが見たものは、伝説のテンプル騎士団の大量の死体と武器でした。これを見たジャックが、出口は近いと言い、タイラーがブリックスとキャスリンを助けに行きました。
しかしブリックスが人食い生物に食われました。キャスリンを助け、ジャックたちのいる所に着くと、ジャックが「お前たちは潜って逃げろ」と言いました。洞窟人間に変異したジャックは、ロープ無しで崖を登れるようになっていました。そしてジャックが人食い生物と戦っている間に、3人は湖の水面に出ました。ジャックは人食い生物もろとも洞窟を爆破しました。
助かった3人は街にいました。トップに別れを告げたタイラーは、キャスリンに話しかけました。「体が変異したジャックは、地上の世界でも生きられるんじゃなかったのか」と聞きました。キャスリンは、「最初は無理かと思ったが今となってはよくわからない」と言って、タイラーにキスをしました。キャスリンの目は変異していました。気づいたタイラーがキャスリンを探しますが、人ごみに紛れ、見つけられませんでした。
以上、映画「地獄の変異」のあらすじと結末でした。
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