死霊館(しりょうかん) エンフィールド事件の紹介:2016年アメリカ映画。心霊研究家として有名なウォーレン夫妻の実際の体験を基にした大ヒットホラー『死霊館』の続編。ポルターガイスト現象として有名なエンフィールド事件を本作で描く。過去の事件からたびたび悪夢を見るようになっていた超常現象の研究家ロレイン。日に日に強くなるその悪夢は彼女に夫であるエドに対する危険を伝えるものだと考えた。そんな時協会の神父からある家で不思議な現象が起こっているのを聞かされる。深入りしたくないロレインだったが悲惨な目に合っている家族を見過ごせないとイギリスのエンフィールドにあるその家に調査に向かう。
映画「死霊館 エンフィールド事件」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「死霊館 エンフィールド事件」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
死霊館 エンフィールド事件の予告編 動画
映画「死霊館 エンフィールド事件」解説
この解説記事には映画「死霊館 エンフィールド事件」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
死霊館エンフィールド事件のネタバレあらすじ:呪われた家
過去にある事件で地獄を味わった二人の夫婦、ロレインとエド。彼らはその事件の後テレビ出演するなど評判だったがその一方彼らの事を信じない人間にも嫌気がさしていた。そんな彼らにまた事件の知らせが届く。それがさらなる地獄の始まりとは知らずに。イギリスのエンフィールドに住むジャネットはある日を境に夜な夜な気づかない内にベッドから這い出るようになっていた。ある時は床に倒れていたりある時はリビングに降りていたり、さらには大声で寝言まで言っていた。「ここは俺の家だ」と。ある夜物音で起きたジャネットは何かの気配を感じた。恐ろしくなりベッドへ戻ると突然シーツがはがされ何かに首筋を噛まれた。叫ぶジャネットに驚き飛び起きた姉は彼女をなだめようとする。しかしその瞬間二人のベッドが大きく音を立てて揺れだした。その声を聞き駆け付けた母親だったが寝言だと言い張りベッドに戻るよう促す。しかしそんな母親の目の前で今度はタンスが動き出した。ペギー達は慌てて向かいの友人宅に避難。それからはしばらくそこで寝泊まりすることになった。かれらは霊の気配を感じていた。
死霊館エンフィールド事件のネタバレあらすじ:ジャネット
しばらくするとある記者がペギーを訪ねてきた。是非テレビに出ないかと。そして助けを得るのだと。そして彼らはテープを回しジャネットと姉にインタビューを開始した。話す内にジャネットの様子がおかしくなってきた。そして彼女は11歳の少女とは思えない声を出し自分の名前を告げた。ビル。それがジャネットに憑りついている霊の名前だった。遠い昔に亡くなり墓から出てきた。そしてこの家に戻ってきたのだというビル。何故こんなことをしているのかと聞かれたビルはこう言った。驚かすのが面白いからだ。テープを聞いた超常現象研究家のエドとロレインは初めは認知症の老人だと思った。しかしそれが11歳の少女の口から出た声だということに驚愕する。ロレインはこの事件の調査に乗り気ではなかった。彼女は過去の事件による悪夢に悩まされていた。その悪夢にはある悪魔が登場する。そして最後にはエドが胸を貫かれ死んでしまうのだ。エドも同じ悪魔を見ていた。そしてそれを警告だと感じるロレインだったがエドの説得で条件を設けて調査することになった。深入りはしないこと。調査をし本物だと確信が持てれば協会に、嘘なら切り上げて戻ってくると。
死霊館エンフィールド事件のネタバレあらすじ:調査
その家に着いたロレインとエドは同じく研究家の男と共に調査に乗り出す。彼らの前にもやはりあのビルという名の男が現れた。ジャネットの身体を乗っ取るその男にエドが自身の首から下げている十字架を向けた、すると彼は苦しみ謎の言葉を発しながら消えていった。それからしばらく経ち久しぶりに家で家族全員が集まった。しかしエドが目を離している時それは起こった。ジャネットがキッチンにいる霊に感じたのだ。そして弟の一人がジャネットを守るためキッチンに向かった。しかし彼はキッチンに閉じ込められてしまう。何とか扉をこじ開けたがキッチンはぐちゃぐちゃに荒れ、弟の姿は見つかったがジャネットの姿がなかった。すぐにキッチンの外でジャネットは見つかった。その時また彼女はおかしな言葉を発していた。さらに衝撃的な事実がエド達に突きつけられた。家の外で記録のため撮っていたビデオにキッチンの様子が映っていた。そこにはポルターガイストだと思われていた現象がジャネット自身による破壊行為が映っていた。これによりエド達の調査は終了を迎えた。これは霊の仕業ではなかったのだ。それを母親ペギーに告げるは彼女は怒り家族以外を追い出した。姉はジャネットに尋ねた。何故あんなことをしたのか。するとジャネットは答えた。しなければ殺すと霊に脅されたのだと
死霊館エンフィールド事件の結末:悪魔の正体
帰りの電車の中でエドはあの家の事実に気づく。それはジャネットがことあるごとに口にしていた言葉だった。それは記録していたテープを聞くことで解決した。それは同時にあの家の霊の存在が明らかになった瞬間だった。そしてその瞬間ロレインの意識はあの家に憑りつくビルの前に飛んだ。彼はロレインに助言を伝えた。事件が本当の事だと気づいた二人は急いでジャネット達の元に戻った。その頃キッチンでショックのあまり涙を流していたペギーの耳に娘達の悲鳴が聞こえた。あわててリビングへ行くとそこには宙に浮く姉とまるでそれを操るかのような様子のジャネットの姿があった。そのまま壁に叩きつけられた姉と他の子供たちを連れ家から飛び出したペギー。子供たちに避難するよう指示し自分はジャネットを救うため再び家に入ろうとする。しかし扉はびくともしなかった。そこにエド達が戻ってきた。家族を車に避難させ中に入るエド、そこでロレインは悪魔の正体に気づいた。あの悪夢を見た時に彼女は無意識で聖書に名前を書いていたのだ。ロレインが悪魔の名前に気づいた時エドは2階で自我を失ったジャネットを見つけた。そして彼女は不思議な力で窓を割り飛び降りようとしていた。ロレインが2階に辿り着くとジャネットを抱え窓から落ちそうになっているエドの姿が目に入った。急いで助けようとするもそこにあの悪魔の姿があった。そしてロレインを邪魔するかのように壁に貼り付ける。しかしロレインはその悪魔の名前を知っていた。そして悪魔の名を叫び言葉を唱えたすると悪魔はけたたましい叫びと共に消え彼女の身体も開放された。なんとかエドとジャネットを助けることができ、悪魔は消えた。エドはジャネットに自身が着けていた十字架を渡しこう告げた。大人になりこれが必要な人が現れた時は渡してほしい、と。
以上、映画 死霊館(しりょうかん)エンフィールド事件のあらすじと結末でした。
死霊館(しりょうかん)エンフィールド事件の出演者・監督
監督:ジェームズ・ワン
出演:ヴェラ・ファーミガ(ロレイン・ウォーレン)、パトリック・ウィルソン(エド・ウォーレン)、フランシス・オコナー(ペギー・ホジソン)、マディソン・ウルフ(ジャネット・ホジソン)、サイモン・マクバーニー(モーリス),フランカ・ポテンテ(アニタ)ほか
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