人類SOS!(別題:トリフィドの日~人類SOS!~)の紹介:1962年イギリス映画。ジョン・ウィンダムのSF小説の古典「トリフィド時代」に基づく最初の映画化作品。それまでのパニックホラーは「単体の怪物が人々を襲う」という形式を取っていたが、この映画ではそれが集団となり、さらに恐怖を高めている。
監督:スティーヴ・セクリー 出演:ハワード・キール(ビル・メイセン)、ニコール・モーレイ(クリスティーン・デュラント)、キーロン・ムーア(トム・グッドウィン)、ジャネット・スコット(カレン・グッドウィン)、マーヴィン・ジョーンズ(コーカー氏)、ユアン・ロバーツ(ソームズ博士)、アリソン・レガット(コーカー夫人)、ほか
映画「人類SOS!」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「人類SOS!」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「人類SOS!」解説
この解説記事には映画「人類SOS!」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
人類SOS!のネタバレあらすじ:起
隕石によって地球に飛来した”外来植物”トリフィド。自ら歩き回ることができ、人間を含めた生物を襲って養分にしますが、普段は大人しく土に埋まっています。ところが、そんなトリフィドたちが本性を現し、人間たちを襲う事態が発生します。それは地球に接近した流星群がキッカケでした。夜空を次々と横切る流れ星を地球上の多くの人々が眺めていたのですが、そのせいでほとんどの人間の視覚が奪われてしまったのです。
人類SOS!のネタバレあらすじ:承
人類が無抵抗になったことを知ったのか、トリフィドは土を出て、我が物顔に街を歩き回ります。そして目の見えない人間を遅い、あっという間にその数を増やしていきます。たまたま目の治療のために長期入院していた船員のビル・メイスンは、包帯をしていたせいで失明から逃れることができました。医師から悲惨な状況を知らされたビルは病院を出て、故郷に戻るために最寄りの駅へ。切符を買おうとしますが、窓口の係員も失明しているため埒があきません。
人類SOS!のネタバレあらすじ:転
仕方なくそのままホームに行くと、ちょうど列車が到着するところでした。ところがその列車はブレーキもかけずに全速力で車止めにぶつかり、大破。駅はパニックに陥ります。無事だった乗客の中に少女がいました。彼女がまわりの乗客にもみくちゃにされているのを見たビルは中に割って入って少女を救出。彼女の名前はスーザン。やはり流星群を見ていなかったため、失明を逃れていました。スーザンが孤児だと知り、ビルは彼女を保護することにします。
人類SOS!の結末
2人はロンドン橋で無人の車を見つけ、それに乗って郊外へ。港に到着すると小舟に乗り込み、フランスへと渡ります。当てもなくさまよっているうちに、ビルとスーザンはある貴族の家に厄介になることに。しかし監獄を出てきた囚人たちに襲撃され、2人は命からがら逃げ出します。一方、陸地から離れた灯台で研究に打ち込んでいた科学者夫妻が、ついにトリフィドの弱点を発見。何とそれは単なる海水でした。彼らは無線でそれを人々に知らせます。おかげでトリフィドは退治され、人類は何とか生き延びることになるのです。
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