ボビーZの紹介:2007年アメリカ,ドイツ映画。ドン・ウィンズロウの小説『ボビーZの気怠く優雅な人生』を原作としたアクション映画です。無罪放免と引き換えに囮捜査に協力することになった元海兵隊員の服役囚が、伝説の麻薬ディーラーに成りすますことになり…。
監督:ジョン・ハーツフェルド 出演者:ポール・ウォーカー(ティム・カーニー)、ローレンス・フィッシュバーン(タッド・クルーズ)、ジェイソン・ルイス(ボビーZ)、オリヴィア・ワイルド(エリザベス)、キース・キャラダイン(ジョンソン)ほか
映画「ボビーZ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ボビーZ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ボビーZの予告編 動画
映画「ボビーZ」解説
この解説記事には映画「ボビーZ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ボビーZのネタバレあらすじ:起
元海兵隊員のティム・カーニー(ポール・ウォーカー)は暴行や窃盗の罪で刑務所に長期間服役していました。ある日、ティムは同じく服役中のギャングのリーダー、マッドドッグ(チャック・リデル)に絡まれ、正当防衛で殺害してしまいます。ギャングの報復を恐れるティムの前に、麻薬取締局の捜査官タッド・クルーズ(ローレンス・フィッシュバーン)が現れ、これまでの罪を帳消しにする代わりに囮捜査への協力を持ちかけました。クルーズの相棒はメキシコの麻薬ディーラー、ドン・ワテロ(ヨアキム・デ・アルメイダ)に人質として捕らえられており、ワテロの要求は伝説的な麻薬ディーラー“ボビーZ”との取引の仲介でした。ティムとボビーZがそっくりなことからティムに白羽の矢が立てられたのです。
ボビーZのネタバレあらすじ:承
ボビーZに成りすますため短期間の訓練を受けたティムは、クルーズに連れられて砂漠の取引現場に連れて行かれますが作戦は失敗して銃撃戦となり、人質は死亡、逃亡を図ったティムはワテロの部下ブライアン(ジェイソン・フレミング)によって屋敷に連れて行かれます。そこでティムは、ボビーZの元恋人エリザベス(オリヴィア・ワイルド)とボビーZの6歳になる息子キット(J.R.ヴィラレアル)と出会います。ティムをボビーZだと思い込んだエリザベスは、ワテロの金が何者かに盗まれてその疑いがボビーZにかけられていることから、ボビーZはワテロに命を狙われていると警告しました。ティムはキットを連れて屋敷から逃げ出し、ボビーZの仲間だったモンク(ジョシュ・スチュワート)のいるサンディエゴへ向かいました。一方、クルーズはマッドドッグ傘下のギャングにティムの情報を売っていました。
ボビーZのネタバレあらすじ:転
ワテロはティムを逃がしたブライアンを粛清し、エリザベスとブライアンの部下ジョンソン(キース・キャラダイン)にボビーZ(ティム)を始末するよう命じます。危険を察知したティムは追ってきたジョンソンを倒しますが、今度はギャングのブーン・ブーン(マイケル・ボウェン)が襲い掛かってきました。間一髪で逃げたティムはモンクの家に向かいますが、実はモンクこそがボビーZの金を横取りしており、ティムがボビーZではないことに気付いていたエリザベスと組んで高飛びしようと目論んでいたのです。その頃、隠れ家で待機していたキットはワテロに捕まり人質にされていました。しかしキットは隙を突いてワテロから逃げ出し、ワテロはエリザベスによって射殺されました。
ボビーZの結末
エリザベスはモンクに金を渡す代わりに手を切り、ティムとキットを連れて船で逃げようとしましたが、そこに現れたのはティムを追ってきたギャングたち、そして生きていた本物のボビーZ(ジェイソン・ルイス)、ボビーZに買収されていたクルーズでした。ギャングに取り囲まれたティムとボビーZは互いに自分こそが“ティム”だと主張して譲らなかったのですが、そこへキットがティムのことを「お父さん」と呼んだことから、ティムに子供がいないことを知っているギャングたちはボビーZとクルーズを銃撃して殺害、警察が駆け付けた隙を突いてティムはエリザベスやキットと共に船で逃げていきました。
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