黒い太陽七三一/戦慄!石井七三一細菌部隊の全貌の紹介:1988年香港映画。第二次世界大戦中、中国北部を制圧し満州国を設立した日本軍は極秘に七三一部隊という細菌兵器を作り出す組織を配備していました。中でも本部ハルビンでは石井四郎部隊長の指揮のもと残忍な人体実験が行われていました。この七三一部隊の実態を再現した香港映画です。映画の中には本物の死者も映されているという問題作です。
監督:ムー・トンフェイ 出演者:呉代尭、田介夫、王潤身、王綱、趙永棟ほか
映画「黒い太陽七三一/戦慄!石井七三一細菌部隊の全貌」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「黒い太陽七三一/戦慄!石井七三一細菌部隊の全貌」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「黒い太陽七三一/戦慄!石井七三一細菌部隊の全貌」解説
この解説記事には映画「黒い太陽七三一/戦慄!石井七三一細菌部隊の全貌」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
黒い太陽七三一/戦慄!石井七三一細菌部隊の全貌のネタバレあらすじ:起
日本が中国北部を制圧し満州国を設立したものの戦況は悪化し、日本軍は細菌兵器の開発をするために七三一部隊を設立しました。満州各地に配備され、本部はハルビンに置かれました。そして医学博士の石井四郎中将がハルビンに部隊長として配置されました。更に少年兵も各多くハルビンに移動させられました。ハルビンの少年兵たちは、厳しい規律と訓練の中に置かれていました。七三一部隊の中ではバラバラの死体を焼却していました。少年兵の星野が大切にしていたボールを上官に取り上げられ投げ捨てられたことにより、夜ボールを拾いに行きますが、兵士に銃撃され、電流戦に絡まって死亡しました。そして石井四郎の就任のパーティーが盛大に行われました。
黒い太陽七三一/戦慄!石井七三一細菌部隊の全貌のネタバレあらすじ:承
七三一部隊の建物の中では人体実験が行われていました。中国人の実験材料者はマルタと呼ばれ、ペストの注射実験を三回やったのに死なないので解剖して内臓を調べたという報告を石井部隊長に見せていました。少年兵たちには実験者をマルタとして叩き込んでいました。そして手を凍らす冷凍実験を見せられました。そんな中、実験の様子を絵に書いている担当の男が、少年兵たちに、マルタも同じ人間だ。実験は止めるべきだと話していました。そのころ太平洋戦争での日本軍は劣勢に立たされ敗戦濃厚とまで言われていました。
黒い太陽七三一/戦慄!石井七三一細菌部隊の全貌のネタバレあらすじ:転
細菌兵器の会議室ではネズミとノミに通常の60倍のペスト菌を仕込みばらまく計画が話されていました。平原では多くのマルタを縛り付け爆破実験を行っていました。減圧実験ではマルタの肛門から腸が飛び出しました。毒ガス実験ではロシア人の母娘が使われました。生きた少年のマルタを薬で眠らせ解剖実験も行われていました。部隊内にいるマルタ達が暴れ出しました。上官が兵士に撃ち殺しを命じました。数人射殺した後、石井部隊長がやって来て、マルタは日本軍にとって重要だ、むやみに殺すなと注意しました。野外の最近爆弾実験ではマルタが逃亡し混乱が起きました。
黒い太陽七三一/戦慄!石井七三一細菌部隊の全貌の結末
石井部隊長に電報が来ました。米軍が広島に原爆を落とし、ソ連が宣戦布告してきました。石井部隊長は考慮したあげく、秘密保持のためマルタ全員射殺、施設を破壊し、七三一部隊とその家族は全員自決せよという指令を出しました。しかし、部下たちの説得により自決は見送られ、家族から本国に返すことになりました。中には実験試料を隠して持ち帰ろうとするものもありましたが射殺されました。また日本人に紛れ逃げようとしたマルタも見つかって処刑されました。1945年釜山を通じて日本に帰国しました。石井部隊長は米国と実験試料と引き換えに戦犯を免れました。
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