溺殺魔 セバスチャン・ドナーの紹介:2014年カナダ映画。女性を水中に引きずり込んで溺死させる殺人鬼“溺殺魔”の恐怖を描いたカナダ発のホラー作品です。湖で幻影を見たことがきっかけで水恐怖症に陥った若い女性に狂気の溺殺魔が牙を向きます…。
監督:チャド・アーチボルド 出演者:ミッチェル・マイレット(マディソン)、キャロライン・パーマー(ハナ)、クレア・バステーブル(キャスリン)、ジョアン・ノードストーム(イザベル)、ライアン・バレット(セバスチャン・ドナー)ほか
映画「溺殺魔 セバスチャン・ドナー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「溺殺魔 セバスチャン・ドナー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
溺殺魔 セバスチャン・ドナーの予告編 動画
映画「溺殺魔 セバスチャン・ドナー」解説
この解説記事には映画「溺殺魔 セバスチャン・ドナー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
溺殺魔 セバスチャン・ドナーのネタバレあらすじ:起
とある湖畔のパーティーに参加した女性・マディソン(ミッチェル・マイレット)は、近々結婚するという親友・ハナ(キャロライン・パーマー)から結婚式の付添人を依頼されました。喜んで引き受けたマディソンでしたが、その直後に“全身がぬめぬめとした深緑色の皮膚を持つ怪人”に襲われる幻影に襲われ、その日以来水がすっかり怖くなってしまっていました。
マディソンの水恐怖症をどうにかして克服させようと考えたハナは、霊能力者のキャスリン(クレア・バステーブル)の力を借りようと考えました。ハナは友人のローレン(シドニー・コンドルース)やコビー(ジェンマ・バード・マセソン)とともにマディソンを自宅に招き、キャスリンによる悪魔祓いの儀式が行われました。続いてハナたちは水を張ったバスタブの上にマディソンを担ぎ上げ、水の中に入れようとしたその時、マディソンの脳裏にあの緑色の怪人の姿が浮かび上がりました。
溺殺魔 セバスチャン・ドナーのネタバレあらすじ:承
鏡の中に緑色の怪人の姿を見たキャスリンは、マディソンは何かに憑りつかれていると確信しました。自宅にこもりがちになったマディソンはインターネットで幻影の正体を調べていたところ、女性ばかりを水中に引きずり込んで溺死させる殺人鬼「溺殺魔セバスチャン・ドナー(ライアン・バレット)」の存在に辿り着きました。マディソンは娘がセバスチャンの犠牲になったという人物の協力を得、イザベル(ジョアン・ノードストーム)という女性がセバスチャンを殺していたことを知りました。イザベルはそれ以来すっかり精神を病んでしまい、精神病院に収監されているというのです。マディソンの力になりたいハナは彼女に協力を約束しました。
溺殺魔 セバスチャン・ドナーのネタバレあらすじ:転
その頃、緑色の怪人に危うく襲われそうになったキャスリンは、友人たちに警告しようとしましたが、ローレンは水をこぼしたことがきっかけで古い廃屋の水槽に引きずり込まれて溺死してしまいます。一方、コビーはキャスリンの警告を聞き入れようとはしませんでしたが、コビーの目の前で突然キャスリンが水槽に引きずり込まれて溺死してしまい、恐れをなしたコビーはマディソンのもとへ急ぎました。
マディソンはハナやコビーと共にイザベルが収監されている精神病院へ向かいました。実はイザベルこそがマディソンの実の母であり、セバスチャンにレイプされてできた子供だったのです。その後、イザベルはセバスチャンを殺害したのですが遺体は行方不明となり、セバスチャンの幻影に苛まれたイザベルは放火を繰り返すなどの奇行に走っていたのです。
溺殺魔 セバスチャン・ドナーの結末
マディソンたちがエレベーターに乗ると突然水漏れが発生、コビーは水中に引きずり込まれていきました。セバスチャンの仕業だと確信したマディソンとハナは急いでセバスチャンの家だった廃屋に車を走らせました。移動中、マディソンはイザベルが放火したのはセバスチャンが火に弱いからなのではと感づきました。しかし、廃屋の地下室に入ろうとした時、今度はハナが引きずり込まれ、地下室の水槽の中で溺死してしまいます。
駆け付けたマディソンの前にセバスチャンが現れました。マディソンはハナの亡骸に寄り添い、セバスチャンに「お別れさせて、お父さん」と声をかけると、手にした発煙筒をセバスチャンに突き刺して殺害しました。
水恐怖症を克服したマディソンは、病院にイザベルを尋ね、セバスチャンの死を伝えました。ところが、イザベルの口から出てきた言葉は意外なものでした。
「あの人は死んでいない。ずっと待っている」
そして、マディソンとイザベルの前に、何とセバスチャンが立ちはだかっていました…。
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