恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズの紹介:1989年アメリカ映画。落ち目のジャズピアニスト兄弟は再起を期して女性シンガーを雇うことにするのですが、やって来た女は下品で愛想のない女でした…。三人の男女に巻き起こるトラブルそしてロマンス、人生の再生を描き、アカデミー賞にもノミネートされたヒューマンドラマです。
監督:スティーヴ・クローヴス 出演者:ジェフ・ブリッジス(ジャック・ベイカー)、ボー・ブリッジス(フランク・ベイカー)、ミシェル・ファイファー(スージー・ダイアモンド)、エリー・ラーブ(ニーナ)、ザンダー・バークレー(ロイド)ほか
映画「恋のゆくえ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「恋のゆくえ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「恋のゆくえ」解説
この解説記事には映画「恋のゆくえ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズのネタバレあらすじ:起
各地のホテルやクラブを巡業する日々をジャズピアニストのベイカー兄弟、兄のフランク(ボー・ブリッジス)と弟のジャック(ジェフ・ブリッジス)は、売り上げの低迷と客層の質の低下に頭を悩ませていました。ある日、兄弟はクラブマネージャーのチャーリー(デイキン・マシューズ)から12年も続いた契約を打ち切ると通告され、再起を期して女性シンガーを新たに雇い入れることにしました。しかし、オーディションを開くも中々これといった人材は現れず、兄弟が諦めかけていたその時、スージー・ダイアモンド(ミシェル・ファイファー)という下品で愛想のない女が現れました。仕方なく彼女の歌を聴いた兄弟でしたが、その歌の上手さに惚れ込んだ兄弟はスージーとユニット『ファビュラス・ベイカー・ボーイズとスージー・ダイアモンド』を結成して活動することにしました。
恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズのネタバレあらすじ:承
ファッションセンスのかけらもないスージーにフランクは急遽ドレスを調達してコンサート会場に向かい、ステージ上でドジを踏みながらもスージーの歌声は観客たちのハートを鷲掴みにしていきました。その後、三人の評判は次第に高まっていき、それまで兄弟を冷遇してきたクラブの雇い主のロイド(ザンダー・バークレイ)らも手のひらを返したように三人を厚遇するようになっていきました。しかし、次第にユニット内でのスージーの発言力は強まっていき、ジャックもスージーに惹かれていくのを目の当たりにしていたフランクは仕事に差し支えると二人の仲を懸念するようになっていきました。やがて売れるに従って天狗になっていったスージーとジャックは演奏する曲目に対して意見するようになり、ユニットのマネージメントも兼ねるフランクとジャックらの関係にも亀裂が入るようになりました。
恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズのネタバレあらすじ:転
ジャックとスージーは本格的に交際を始め、フランクとの対立も次第に深まっていきました。しかしそんなある日、スージーの才能を高く評価した人物が彼女をユニットから引き抜こうと持ち掛けてきました。ジャックは自分たちのために自身の家庭や才能を犠牲にしているフランクの苦悩を思い、スージーをあえて突き放してしまいました。スージーはユニットを脱退、兄弟は再び元の冴えないドサ回りの日々に戻っていきましたが、巡業の際にジャックがトラブルを起こしてしまったことから兄弟の対立は再燃、フランクに反発したジャックは彼の元を離れていきました。
恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズの結末
ジャックは以前にオーディションで知り合った音痴な女性歌手モニカ・モラン(ジェニファー・ティリー)と偶然レストランで再会、彼女を誘おうとするも断念して自宅アパートに帰り、何かと世話を焼いてくれる同じアパートの少女ニーナ(エリー・ラーブ)に辛く当たってしまいます。自らの行いを反省したジャックはニーナに謝罪、自分が何をしたいのか、そして自分にとって本当に大切な人が誰なのかを深く考えました。ジャックは悩んだ末にフランクの家を訪ね、自立することを伝えると二人で初めてステージに立った日に貰ったウィスキーを開け、グラスを交わしました。その後、ジャックはCMソングの仕事をしているスージーと再会、互いに謝罪しあってわだかまりの解けた二人はまたの再会を約束してその場を後にしました。
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