フューリーの紹介:1978年アメリカ映画。デ・パルマ監督としては異色のSFサスペンス。悪人を演じるジョン・カサヴェテスが出色で、彼の演技面での代表作のひとつ。彼の最期の場面は話題となった。音楽をジョン・ウィリアムズが担当している。
監督:ブライアン・デ・パルマ 出演:カーク・ダグラス(ピーター)、ジョン・カサヴェテス(チルドレス)、エイミー・アーヴィング、チャールズ・ダーニング、ほか
映画「フューリー(1978年)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「フューリー(1978年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「フューリー(1978年)」解説
この解説記事には映画「フューリー(1978年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
フューリーのネタバレあらすじ:1
カサブランカのビーチ。アメリカの特務機関の諜報員だったピーターは息子のロビン、そして同僚のチルドレスと浜辺のレストランで会食していました。そこをアラブ人たちがいきなりマシンガンで襲撃。ピーターが撃たれ、海の中へ。それを見ていたロビンは父親が死んだものだと思い込んでしまいます。
フューリーのネタバレあらすじ:2
傷心の彼はチルドレスに従ってアメリカへ。実はこの全てがチルドレスの策略でした。ロビンには超能力があり、チルドレスはその能力を軍事利用したいと考えていたのです。それに反対するピーターを亡き者にし、ついでに保護目的でロビンを自分の手元に置こうという作戦です。チルドレスの目論見どおりに事は進むと思われましたが、ピーターが死んでおらず、チルドレスが黒幕であることに気づいてしまったのが誤算でした。
フューリーのネタバレあらすじ:3
復讐と息子の奪還のため、久しぶりにアメリカへ帰国するピーター。シカゴへたどり着きますが、彼の存在を察知したチルドレスの配下が彼の命を狙ってくるため、簡単には動けません。そしてこの町にはもう1人超能力者がいました。ギリアンという17歳の少女です。彼女の場合、肉体を接触させると相手の鼻や目から血を出させるという能力を持ちます。彼女がその能力を調べてもらうために赴くのがパラゴン研究所。そこにロビンも連れてこられます。
フューリーのネタバレあらすじ:4
ロビンは同じ超能力を持つギリアンと精神的に感応。超能力がさらに強く働き始めます。その興奮を鎮めようと担当の女医が彼を遊園地に連れていきますが、そこで回転ブランコに乗るアラブ人の集団を見たロビンは父親の死を思い出し、そのブランコを破壊して彼らを殺傷します。
フューリーの結末
ギリアンの存在を知り、協力者の手で彼女を研究所から連れ出してもらうピーター。彼女のお陰でようやくロビンの元へたどり着きます。しかし、もはやロビンは父親とも素直に打ち解けず、かえって彼に襲いかかります。屋根から落ちかける息子を助けようとするピーター。しかしロビンは落下して死亡。それをみてピーターも死を選びます。後に残ったギリアンをチルドレスは研究に協力させようとしますが、もう彼の冷酷さを知ったギリアンは言うことを聞きません。チルドレスにその超能力を使い、彼の体を破裂させるのでした。
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