キートンの大列車追跡の紹介:1926年アメリカ映画。南北戦争のアメリカで、北軍のスパイに恋人を愛車の機関車共々さらわれた機関士が取り戻すために奮闘する姿を描いたアクションコメディです。世界の三大喜劇王のひとりバスター・キートンが共同監督と主演を兼ねています。
監督:バスター・キートン、クライド・ブラックマン 出演者:バスター・キートン(ジョニー・グレイ)、マリオン・マック(アナベル)、グレン・キャベンダー(アンダーソン大尉)、ジョー・キートン、エルジン・レスリーほか
映画「キートンの大列車追跡」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「キートンの大列車追跡」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「キートンの大列車追跡」解説
この解説記事には映画「キートンの大列車追跡」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
キートンの大列車追跡のネタバレあらすじ:起
1861年、南北戦争真っただ中のアメリカ・ジョージア州。愛車の機関車「ジェネラル号」で今日も仕事に励む機関士のジョニー・グレイ(バスター・キートン)は恋人のアナベル(マリオン・マック)をこよなく愛していました。アナベルの父と兄は南軍に志願して戦場に向かい、ジョニーも自分も志願しようと登録所へ行きますが、機関士であることを理由に却下されます。アナベルは勇気がないとジョニーの元を去ります。
キートンの大列車追跡のネタバレあらすじ:承
それから1年後、北軍のスパイ11人が隙を突いてジェネラル号を奪取、たまたま貨物車に乗っていたアナベルも拉致され連れ去られてしまいました。ジェネラル号が奪われたと知ったジョニーは、中にアナベルがいるとも知らないままトロッコで後を追い、途中で機関車「テキサス号」に乗り換えて追跡します。途中で南軍の部隊が列車に乗りましたが、機関車と南軍を乗せた客車との連結が離れてしまい、ジョニーは1人だけで北軍を追いかけることになりました。やがて機関車の燃料である薪も底を付きかけ、ジョニーは薪を小割にしながら走り続けていましたが、いつの間にか北軍の勢力下に入り込んでしまいました。
キートンの大列車追跡のネタバレあらすじ:転
テキサス号から逃げ出したジョニーは、土砂降りの雨を避けて近くの屋敷に逃げ込みますが、そこは北軍の司令部だったのです。ジョニーは慌ててテーブルの下に隠れ、北軍幹部が南軍へ奇襲をかけるという作戦会議の全容を盗み聞きしてしまいます。さらにアナベルがこの家に拉致されていることを知ったジョニーは、夜になるのを待ってアナベルを無事救出します。翌朝、ジェネラル号に北軍が物資を運び入れているのを目撃したジョニーは北軍兵に変装し、アナベルを麻袋に入れて貨車に乗せると、他の貨車を切り離して脱走しました。
キートンの大列車追跡の結末
ジェネラル号の脱走に気付いた北軍は、テキサス号に乗ってジェネラル号を追いかけます。ジョニーは薪を探すためにアナベルに機関車の運転を任せますが、アナベルは小さな木片だけ蒸気釜に放り込み、穴の開いた大きな木板を欠陥品として捨ててしまいます。そうこうしているうちにテキサス号がジェネラル号に迫って来ると、ジョニーは橋に火を放ち、テキサス号を橋ごと川へ落下させて追っ手を振り切り、南軍の基地に辿り着きます。ジョニーから情報を受けた南軍はただちに軍事行動を開始し、ジョニーも北軍の将軍を角材で殴って気絶させるなどの戦功を挙げ、一躍少尉にまで出世します。ジョニーはアナベルと抱き合って喜びました。
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