白い記憶の女の紹介:1988年イギリス映画。外国で出会った女にひと目で惹かれ結婚した男。しかし女の隠された過去から恐ろしい結末へと導かれる。リチャード・アダムズ「ブランコの少女」を原作としたサスペンス・ホラー。
監督:ゴードン・ヘスラー 出演:メグ・ティリー(カリン)、ルパート・フレイザー(アラン)、エルスペット・グレイ、リンジー・バクスター、ニコラス・レ・プレヴォスト、ほか
映画「白い記憶の女」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「白い記憶の女」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
白い記憶の女の予告編 動画
映画「白い記憶の女」解説
この解説記事には映画「白い記憶の女」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
白い記憶の女のネタバレあらすじ:起・異国の地で
裕福な家庭で育ち、ロンドンで陶磁器の骨董商を営むアラン(ルパート・フレイザー)。仕事でコペンハーゲンへ赴いた彼は、そこで手紙の翻訳者として紹介されたカリン(メグ・ティリー)と出会う。アランはカリンにひと目で惹かれ、その日の夕食に誘い、翌日のデートにも誘う。
出張の予定が終わり、アランはカリンに心を残したままイギリスへ戻ろうとするが、空港へ向かう途中の公園で女性と子供と一緒のカリンを見かけ、衝動的に滞在を延ばすことにし、カリンとのデートを重ねる。そしてアランが公園で見かけたことを話すと、一緒にいた女性と子は親子で、子の父とは別の男性からプロポーズを受けているのだと言う。それを聞いたアランが自分ならそんなに寛容にはなれないと言うと、カリンの表情が曇る。
白い記憶の女のネタバレあらすじ:承・謎の花嫁
1週間が過ぎ、イギリスに戻らなければならないアランに、カリンは涙を流して別れを悲しむ。それを見たアランは意を決してカリンにプロポーズする。喜んでそれを受けたカリンは、改めて迎えに来るというアランを押しとどめ、仕事を辞め、準備ができたら自分からイギリスへ行く、と告げる。そしてアランが帰国してからほどなくカリンがイギリスへやってくる。
結婚の話が進む中、カリンは教会での式を執拗に拒んだため、アランも受け入れて知人の提案でアメリカで結婚することになり、2人はフロリダで結婚する。その地でハネムーンを過ごしていた2人はある日、湖で泳いでいると、カリンが水底で子供の死体を見たと言ってパニックに陥る。しかしアランが確認しても死体はなかった。
白い記憶の女のネタバレあらすじ:転・幸せに潜む影
ロンドンに戻り新婚生活が始まる。家族や友人らを招いてお披露目を行うと、彼女は皆に受け入れられる。
ある日、オークションに参加したカリンはアランが席をはずしている間に陶器の人形を落札する。それは“ブランコの少女”というとても希少なものだった。その日、アランは家に帰り、カリンの姿を探すとなぜか意識が朦朧となり、庭のブランコにいたカリンと激しく愛し合う。
気がつくと自分だけがその場に残されており、室内に戻るとカリンは1人ベッドで寝ていた。アランは自分がトランス状態に陥ったことを不審に思うが、カリンから妊娠したことを告げられると喜びで忘れる。
白い記憶の女の結末:見えない恐怖
そんな中、アランがドイツの取引先に“ブランコの少女”の件を知らせようと電話をかけると、電話口から子供の声が聞こえてくる。訝しく思った彼に代わってカリンがそれを聞くと、彼女は激しく動揺、そしてあれほど嫌がっていた教会の正餐式へアランとともに出席するが、聖杯を受けようとした途端に気を失う。
家に戻ると、嵐のような風とともに、庭から子供の泣き声が襲う。2人は家から逃げ出し、海へ向かうと、浜辺で愛し合う。その時、打ち寄せた波間に亡霊の姿を見たアランは気を失う。目覚めたアランは病院に運ばれ、そこでカリンは子宮外妊娠によって死亡したと告げられる。
1人なったアランは誰もいないはずの家でカリンの笑い声を聞くのだった。
以上、映画「白い記憶の女」のあらすじと結末でした。
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