ゴールデン・チャイルドの紹介:1986年アメリカ映画。エディ・マーフィが『がんばれ!ベアーズ』などを手掛けたマイケル・リッチー監督とタッグを組んで贈る痛快娯楽アクション作品です。千年に一度、この世に生を受けるという伝説の奇跡の子ゴールデン・チャイルドを巡り、エディ・マーフィ演じる人探しのプロが奮闘する姿を描きます。
監督:マイケル・リッチー 出演者:エディ・マーフィ(チャンドラー・ジャレル)、シャーロット・ルイス(キー・ナン)、チャールズ・ダンス(サード・ナムスパ)、J・L・リアート(ゴールデン・チャイルド)、ヴィクター・ウォン(大僧正)、ランドール・“テックス”・コッブ(ティル)、ジェームズ・ホン(ホン医師)、シャクティ・チェン(カーラ)、ピーター・ウォン(トミー・トン)、エリック・ダグラス(イエロードラゴン)、チャールズ・レヴィン(メル・バックマン)、フランク・ウェルカー(悪魔)ほか
映画「ゴールデン・チャイルド」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ゴールデン・チャイルド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ゴールデン・チャイルドの予告編 動画
映画「ゴールデン・チャイルド」解説
この解説記事には映画「ゴールデン・チャイルド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ゴールデンチャイルドのネタバレあらすじ:起
吹雪の吹き荒れるチベットの山奥の寺院に、千年に一度、生を受けるという奇跡の子“ゴールデン・チャイルド”(J・L・リアート)がいました。ゴールデン・チャイルドは不思議な力を秘めており、死んだインコに手をかざすとインコは息を吹き返しました。
するとそこに妖術を操る邪悪な男サード・ナンスパ(チャールズ・ダンス)が屈強な手下たちを引き連れて寺院を襲撃、ゴールデン・チャイルドを捕らえようとしました。ゴールデン・チャイルドは手下のひとりを不思議な力で操り、サードを倒そうとしますが、操られた手下は別の手下に始末され、寺院の者たちは全滅させられ、ゴールデン・チャイルドはそのまま連れ去られていきました。その後、生き返ったインコは寺院から飛び立っていきました。
所変わってアメリカ・ロサンゼルス。行方不明の子供を捜し出すのが仕事の“捜し屋”チャンドラー・ジャレル(エディ・マーフィ)はこの日もテレビのワイドショーに出演して現在行方不明になっている16歳の少女シェリルに関する情報の提供を呼び掛けていました。
その後、ジャレルの元にテレビを見たというチベット人のキー・ナン(シャーロット・ルイス)という女性が訪れ、ゴールデン・チャイルドの捜索を依頼してきました。キーはジャレルに、ゴールデン・チャイルドは世界を救う力を秘めていると説明、約400年前にチベットの賢者が残した予言によるとジャレルこそがゴールデン・チャイルドを救える“選ばれし者”であることを告げました。しかし、ジャレルは突拍子もない話だとして断り、シェリルの捜索へと向かいました。
ゴールデンチャイルドのネタバレあらすじ:承
シェリルはとある家の庭で遺体となって発見されました。家の壁には不可思議な文字が描かれており、台所にあったオートミールにはシェリルのものらしき血液が混ぜられていました。ジャレルの捜査に同行していたキーは壁の文字はゴールデン・チャイルドを封じるための呪いの文字であることを見抜き、シェリルの件とゴールデン・チャイルドの件には何か接点があるのではと推測しました。
ジャレルから血の混じったオートミールの話を聞いたキーは、ジャレルをチャイナタウンにいる知人のホン医師(ジェームズ・ホン)に引き合わせました。ホンはジャレルをカーラ(シャクティ・チェン)という半蛇半人の女性に引き合わせました。カーラはゴールデン・チャイルドは千年に一度現れる“完璧なる子供”であり、彼の体内に汚れたものを取り込むとその不滅の力が失われて世界は地獄と化すと語りました。
同じ頃、サードのアジトに幽閉されていたゴールデン・チャイルドは血の混じったオートミールを食べさせられそうになりましたが、必死に抵抗していました。
その夜、ジャレルは自宅で眠っていると窓の外が明るく光り出し、気が付くと木にはゴールデン・チャイルドにより蘇ったインコが止まっていました。その時、ジャレルの元に正体不明の人物から電話があり、シェリルを誘拐したという暴走族のアジトの場所を教えられました。
翌日、ジャレルはキーを車に待機させて単身で暴走族のアジトに乗り込んでいきましたが捕まってしまいました。ジャレルの危機を救ったのは武術の達人であるキーであり、ジャレルは暴走族の一人からシェリルはトン(ピーター・ウォン)という男に売ったこと、トンは悪魔との契約には少女の血が必要だと話していたことを聞きつけました。
ゴールデンチャイルドのネタバレあらすじ:転
ジャレルとキーはトンの元を訪れましたが逃げられてしまいました。その後、トンは猫に化けていたサードに殺され、トンの死体を発見したキーは一連の件にはやはり悪魔が絡んでいると確信しました。
その頃、サードは悪魔(声:フランク・ウェルカー)と交信していました。悪魔は早くゴールデン・チャイルドを始末するようサードに命じ、ゴールデン・チャイルドを殺すことができる“アジャンティの短剣”を見つけるよう命じました。
その夜、自宅で眠っていたジャレルはサードの夢の世界に引きずり込まれました。サードはジャレルにアジャンティの短剣を探すことを要求、ジャレルの腕に傷をつけました。ジャレルが目を覚ますと、夢でつけられた傷が現実でもついていました。
ジャレルとキーはカーラにアジャンティの短剣の話をすると、カーラは決してサードに短剣を渡してはならないこと、ジャレルが短剣を手にすれば逆にゴールデン・チャイルドを救うことができると教えられました。短剣はチベットの大僧正の元にあり、ジャレルとキーは短剣を手に入れるためチベットに向かうことにしました。
ジャレルとキーはチベットに近いネパール・カトマンズに到着しました。キーは色々手配することがあると告げて別行動を取ることにし、街を散策していたジャレルは目の前に現れたあのインコに導かれるように露天商の老人(ヴィクター・ウォン)に引き合わされました。ジャレルは老人からペンダントを100ドルで売りつけられ、目を離した隙に老人は忽然と姿を消してしまいました。
ジャレルはキーと合流して山奥の寺院に向かい、大僧正と対面しました。実はジャレルにペンダントを売りつけた老人の正体は大僧正であり、心の清い者にしか短剣は渡せないとしてジャレルに試練を与えました。
この試練は誰もクリアしたことのないものでしたが、ジャレルは果敢に数々の試練を潜り抜け、見事に短剣を手に入れることができました。その後、大僧正はジャレルに「君を愛する者を愛せ」と助言、ジャレルに恋心を抱き始めたキーに彼と結婚するのなら祝福すると伝えました。実は大僧正こそがキーの実父でした。
ゴールデンチャイルドの結末
ジャレルとキーは空港の金属探知機を上手く潜り抜けてロサンゼルスに戻りました。ジャレルとキーは待ち構えていたサードに短剣を奪われそうになるものの何とかかわし、ホンの家に匿われました。
しかし、そこにもサードが手下を引き連れて襲いかかり、キーはジャレルを庇ってサードが放った矢に撃たれました。キーはジャレルに愛していたと伝えて息を引き取りました。悲しむ間もなく、ジャレルは一刻も早くゴールデン・チャイルドを助け出すようホンに促され、カーラからはゴールデン・チャイルドの力があればキーを生き返らせることができると告げられました。
ジャレルは現れたインコに導かれてサードのアジトに乗り込みました。ジャレルはサードの手下に殺されそうになりましたが、ゴールデン・チャイルドに操られた監視役ティル(ランドール・“テックス”・コッブ)に助けられ、ゴールデン・チャイルドを助け出すことに成功しました。
ジャレルはゴールデン・チャイルドを車に乗せて逃げ出しましたが、悪魔の姿となったサードが執拗に追跡してきました。ジャレルはゴールデン・チャイルドを連れてキーの遺体を預けているカーラの元に向かい、キーを蘇らせようとしましたが、そこにもサードが襲いかかってきました。
ジャレルは大僧正からもらったペンダントでサードの攻撃をかわすと、ゴールデン・チャイルドの力を借りて短剣をサードに突き刺しました。サードの身体は砕け散って消滅しました。
ゴールデン・チャイルドはキーの遺体に手をかざすと、キーは無事に生き返りました。ジャレルはキーと愛を確かめ合いました。
以上、映画「ゴールデン・チャイルド」のあらすじと結末でした。
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