映画「ゴア・ゴア・ガールズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ゴア・ゴア・ガールズの紹介：1971年アメリカ映画。次々と惨殺されるストリッパーたち。探偵と共に事件の真相を追う女性記者にも危険が迫る。上品な観客が目を背ける類のエクスプロイテーション映画、とりわけ「ゴア」（血のり）まみれの映画で知られ、スプラッタームービーの始祖とみなされるハーシェル・ゴードン・ルイス監督は、本作の後、『ブラッド・フィースト 血の祝祭日2』(2002年)まで監督業から遠ざかることになる。
監督：ハーシェル・ゴードン・ルイス 出演者：フランク・クレス（エイブラハム・ジェントリー）、エミー・ファレル（ナンシー・ウェストン）、ヘッダ・ルービン（マーリーン）、ヘニー・ヤングマン（マーズドン・モブリー）そのほか
この解説記事には映画「ゴア・ゴア・ガールズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
名探偵エイブラハム・ジェントリーがストリッパー、スージー・クリームパフの惨殺事件の新聞記事を読んでいた部屋に若い女性記者ナンシー・ウェストンが強引に入ってくる。彼女は新聞社を代表してストリッパー惨殺事件の捜査に25,000ドル、解決したらさらに25,000ドルという報酬を提示し、ジェントリーは仕事を引き受ける。
ジェントリーは殺されたスージーの職場だったストリップ・クラブで、踊りを終えたストリッパーにお札をちらつかせて話をしてもらう。スージーにジョセフ・カーターという学生が熱をあげていたことを知る。
ジェントリーはカーターの家へ行くが、クラブの外で待ち受けていた記者ナンシーも同行する。カーターの知人の男に次々と札束を渡して、カーターがスージーの同僚のストリッパー、キャンデー・ケインの家に行ったことを知る。
だが、二人がキャンデーの家に着いた時、彼女は既に何者かによって金槌で頭を叩かれ、ナイフでのどを切られ顔をめちゃくちゃにされていた。死体を見てナンシーは失神。ジェントリーはアンダーソン警部補に電話する。
犯人はカーターなのか？ジェントリーはそうは考えない。彼は再び同じストリップ・クラブに行く。探偵は敵意をむき出しにするウエイトレスのマーリーンに文句を言われながらも、グラウトという、バーで瓜やトマトをつぶしている、ベトナム戦争から精神を病んで戻ってきた男が気になる。
そして、ストリッパーをアバズレとみなして憎むメアリー・マクヘンリーをリーダーとするウーマンリブ団体がクラブに乱入するのを目撃する。ジェントリーは、酔いつぶれたナンシーをタクシーに乗せて、別のストリッパーに話をききにいく。
ところが、ジェントリーが帰った直後そのストリッパーも犠牲になり眼球をえぐり取られる。
アンダーソン警部補の捜査が迷走するうちに第4、第5のストリッパーの犠牲者が出る。顔にアイロンを当てられたり熱湯に顔を浸されたりしてやはり顔が破壊されていた。
ジェントリーは相次ぐストリッパーの死で困っているクラブ経営者マーズドン・モブリーに素人ストリップ大会を開いて優勝者に賞金を出してはと提案する。ウエイトレスのマーリーンは反対するが、モブリーは素人ストリップ大会開催を決める。
そしてジェントリーはナンシーに、夜いっしょに出かけようと誘う。ただしセクシーなドレスを着てくるようにと言う。
その夜、ジェントリーはナンシーを素人ストリップ大会に連れていく。すっかり酔っぱらったナンシーはジェントリーにそそのかされて「私の方がセクシーよ」と大会に飛び入り参加して見事に優勝をかざる。
その晩、酔って部屋で休んでいるナンシーに殺人鬼が襲い掛かろうとするが、それをジェントリーが待ち受けていた。犯人はマーリーンだった。彼女は2階のベランダから道路に落ちて自動車に轢かれてしまう。
ジェントリーはナンシーの書く記事を指示する。マーリーンはベティという名の美人プロレスラーだったがストリッパーに転じて大人気だった。そしてマーズドン・モブリーと婚約したが不幸にも火事に遭い、頭と胸にひどい火傷が残った。
マーリーンと改名した彼女を同情したモブリーがウエイトレスとして雇っていたが、美しく、自分の失ったものをもっているストリッパーに嫉妬したマーリーンは殺人を重ねていったのだった。
ついにジェントリーとナンシーがベッドインする前にジェントリーはカメラの向こうの観客に「ここまでだ」と言って映画を閉じる。
以上、映画「ゴア・ゴア・ガールズ」のあらすじと結末でした。
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