チャップリンの独裁者の紹介:1940年アメリカ映画。第一次世界大戦中、トメニアという国は独裁者・ヒンケルが独裁政権を誇っていた。ヒンケルに容姿がそっくりな、トメニアの二等兵・チャーリーは記憶を失い、床屋を営む。ヒンケルは国中のユダヤ人を迫害する。チャーリーはユダヤ人の女性・ハンナと恋仲に落ちる。しかし、ユダヤ人の迫害により、ハンナの家族は別国・オストリッチに亡命する。チャーリーは収容所へ送られるが、あまりにヒンケルに似ていたため、ヒンケルと間違えられて…。チャールズ・チャップリンがアドルフ・ヒトラーとナチスに対する社会批判をコミカルに、かつシリアスに描いた作品。
監督:チャールズ・チャップリン 出演者:チャールズ・チャップリン(ヒンケル・チャーリー 2役)、ポーレット・ゴダード(ハンナ)、レジナルド・ガーディナー(シュルツ中佐)、ヘンリー・ダニエル(ガーヴィッチ)ビリー・ギルバート(へリング元帥)、カーター・デ・ヘイヴン(バクテリア国大使)ほか
映画「チャップリンの独裁者」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「チャップリンの独裁者」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「チャップリンの独裁者」解説
この解説記事には映画「チャップリンの独裁者」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
チャップリンの独裁者のネタバレあらすじ:主人公・チャーリー
1918年、第一次世界大戦中、トメニアのユダヤ人・床屋であるチャーリーは全線で戦っていました。チャーリーは戦場で、空軍将校のシュルツを偶然助けます。しかし、チャーリーは事故が原因で、記憶喪失になってしまいます。
チャップリンの独裁者のネタバレあらすじ:もう1人の主人公・ヒンケル
その後、トメニアではヒンケルが政権に就きます。彼は独裁者で、国中のユダヤ人を迫害しようとします。そのころ、チャーリーはユダヤ人街に戻ってきて、床屋を営むようになります。隣に住むハンナに惚れ込み、デートをするようになります。その間もヒンケルの魔の手がユダヤ人街を襲っていました。
チャップリンの独裁者のネタバレあらすじ:シュルツとの再会
当局に抵抗したチャーリーは首吊りの刑に処せられそうになります。そこへ、シュルツが現れます。かつて、自分をチャーリーが救ってくれたことを思い出し、チャーリーには手を出すなと当局に厳命します。
チャップリンの独裁者のネタバレあらすじ:オストリッチへの侵攻
ヒンケルは隣国・オストリッチ侵攻しようとしていました。軍資金を調達しようとしますが、ユダヤ人に借金の申し出を拒絶されます。怒りに狂ったヒンケルはユダヤ人への迫害を強めます。シュルツまで更迭されてしまい、チャーリーを守る人は誰もいなくなりました。
チャップリンの独裁者のネタバレあらすじ:チャーリー、連行される
シュルツはユダヤ人街に身を潜めていましたが、チャーリーと共に兵隊に見つかってしま、連行されます。2人は収容所へ送られます。一方、ハンナは家族とともに、オストリッチへ逃れます。
チャップリンの独裁者のネタバレあらすじ:ヒンケルとチャーリー
ヒンケルは1人で狩りをしていました。そこへ兵隊が現れ、チャーリーが逃げ出したものと勘違いした兵隊は、ヒンケルを連行してしまいます。一方、チャーリーはシュルツと共に、収容所を抜け出します。将校の服を盗んで着て、国境を超えようとしていました。そこへ、チャーリーをヒンケルと勘違いした兵隊が、チャーリーとシュルツを演説場所につていきます。
チャップリンの独裁者の結末:演説
国民を前に、演説をするよう迫られるチャーリー。始めは戸惑っていましたが、シュルツに「お前が最後の希望だ」と言われ、覚悟を決めます。演説内容は「私は皇帝になりたくない。人類はお互いに助け合うべきである。人生は自由で楽しいはずだ。私の声は世界中に届いて、世界を一つにさせる力を持つ。兵隊よ、奴隷になるな。民は機械ではない、人間だ。民の力を民主主義のために集めよう。民主主義の名のもとに、団結しよう」という希望に満ちたものだった。演説の後、チャーリーはハンナ個人に向けたメッセージを送った。こうして、世界に平和が戻ったのだ。
以上、映画独裁者のあらすじと結末でした。
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