大脱走の紹介:1963年アメリカ映画。5大俳優夢の共演で話題になった不朽の名作で、テーマ曲「大脱走のマーチ」も有名です。連合軍の捕虜たちがドイツの収容所からの脱出を計画。実行の結果、各人が様々な運命を迎えるまでをきめ細かく描く。スティーブ・マックイーンはこの作品で日本での人気を決定的なものとしました。
監督:ジョン・スタージェス 出演:スティーブ・マックイーン(ヒルツ)、ジェームズ・ガーナー(ヘンドリー)、リチャード・アッテンボロー(バートレット)、コリンドナルド・プレザンス、ジェームズ・コバーン(セジウィック)
映画「大脱走」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「大脱走」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「大脱走」解説
この解説記事には映画「大脱走」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
大脱走のネタバレあらすじ:起
1943年、ナチスドイツは連合軍捕虜のうち、何度も脱走を繰り返す札付きの男たちを新しく建設したスタラグ・ルフト北捕虜収容所へまとめて送り込みます。厳重極まる監視態勢を取ったこの施設からは、さすがに手練の脱走のベテランたちも逃亡は不可能だろうと考えたのです。しかし、いくら不可能と言われても、脱走することも戦いだと心得ている彼らにはかえって闘志を燃え立たせる契機となるだけです。
大脱走のネタバレあらすじ:承
イギリス空軍所属のロジャー・バートレット(リチャード・アッテンボロー)をリーダーとして、集められた兵士たちはさっそく脱走計画を立案。それはこれまでにない大掛かりなもので、捕虜用宿舎から鉄条網の外まで3つのトンネルを掘り、そこから250人の捕虜をすべて逃がそうというものでした。札付きの男たちが集められているだけに、トンネルを掘る以外のスペシャリストがこの捕虜収容所にはそろっていて、彼らももちろんこの計画に参加。
大脱走のネタバレあらすじ:転
アメリカ人のヘンドリー(ジェームズ・ガーナー)は物資調達係として作業を助け、オーストラリア人のセジウィック(ジェームズ・コバーン)は乏しい資材を駆使して機械類を制作。他にも服を仕立てたり、身分証を偽造したりする専門家が着々と準備を進めます。しかし、トンネル掘りの名人ダニー(チャールズ・ブロンソン)が途中で閉所恐怖症に襲われたり、ヘンドリーの親友コリンの目が見えなくなったりとトラブルは山積。しかも、3つ掘り進めていたトンネルのうち、1つは監視兵に見つかってしまいます。
大脱走の結末
何とか1つのトンネルが鉄条網の外へ到達。計測の誤りで目的の森の中まで届いてはいませんでしたが、何とか夜陰に乗じて、次々と捕虜は脱出していきます。しかし、さすがに250人までは到達せず、脱走計画は途中で発覚。脱走した76人の兵士たちに追われる羽目になります。そのうち、セジウィックはうまくスイスに逃亡。ヘンドリーとコリンは飛行機で逃げ出そうとするものの墜落。コリンは亡くなります。リーダーのバートレットも捕まり、また収容所送りかと思っていると、密かに処刑。こうして大脱走計画は終わったのです。
以上、映画「大脱走」のあらすじと結末でした。
「大脱走」感想・レビュー
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伝説の名作と言っても過言ではないと思います。まず登場人物全員超ダンディ。カッコイイ大人の魅力に溢れる俳優ばかりです。スティーブンマックイーンがバイクでスイスとドイツの国境地帯にある鉄条網を超えるシーンは映画史に残る名シーンだと思います。ちなみにこの時マックイーンが乗車したバイクはマックイーンの私物のトライアンフとの事でした。彼のバイク愛が伝わるエピソードですね。
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そもそも論ですが、脱走の名手や様々な分野のスペシャリストを一か所に収容
したのが、失敗ですよね^^;
私たちも、ある意味収容所に囚われている囚人なのかもしれません。
会社、学校、コミュニティ、国など。
スティーブ・マックィーン主演の名作映画。第二次世界大戦中、ドイツ軍の脱走不可能と言われた収容所から、連合国側の捕虜が脱走を試みた実話にも基づいて制作されている。脱走の達人「ビッグX」を中心に、大規模脱走計画を着々と実行する捕虜たちの姿は、まさに「理想のチーム」の姿と言える。そこに、一匹狼タイプの主人公がどう関わってくるかも見ものだ。コミカルで笑える部分も多く、何度見ても面白い。