THE GREY 凍える太陽の紹介:2012年アメリカ映画。山奥の掘削現場で狼退治をするオットウェイは休暇を利用して、作業員たちと一緒に帰郷する飛行機に乗り込みました。しかし悪天候で飛行機はアラスカ山中に墜落し、オットウェイら7人が生き残りました。しかしその場所は狼の群生地で、生き残るため7人は歩きはじめました…というサバイバルアドベンチャー映画です。
監督:ジョー・カーナハン 出演者:リーアム・ニーソン(オットウェイ)、フランク・グリロ(ディアス)、ダーモット・マローニー(タルゲット)、ダラス・ロバーツ(ヘンリック)、ジョー・アンダーソン(フラナリー)、ノンソー・アノジー(バーク)、ベン・ブレイ(ヘルナンデス)ほか
映画「THE GREY 凍える太陽」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「THE GREY 凍える太陽」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
THE GREY 凍える太陽の予告編 動画
映画「THE GREY 凍える太陽」解説
この解説記事には映画「THE GREY 凍える太陽」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
THE GREY 凍える太陽のネタバレあらすじ:起
妻を亡くしたオットウェイは、雪山にある石油会社の掘削現場で、人を襲う狼のハンターとして仕事をしていました。人里離れたこの地は、社会のはみ出し者が集まる最後の場所のような感じでした。ライフルを持ち、同じことを繰り返し、忘れられない妻を思い出すオットウェイは自殺を考え、銃口を咥えました。しかし踏みとどまり、休暇を利用して飛行機で帰郷することになりました。
飛行機の中では、これから愛する人に会える男たちや、孤独の男など様々いました。悪天候で安定しない機体の中、オットウェイは眠り、妻の夢を見ていました。激しい衝撃を受けて目覚めたオットウェイは、シートベルトを締め、機体の揺れに備えますが、その後、機体はアラスカの雪山に墜落しました。
気が付いたオットウェイが見たものは散乱した機体と、転がる遺体でした。生存者を探して現場を捜索すると、自分以外にも生存者がいましたが、ルウェンデンは出血多量で死亡しました。そして生き残ったのは、オットウェイ、ディアス、タルゲット、ヘンリック、フラナリー、バーク、ヘルナンデスの合計7人でした。
THE GREY 凍える太陽のネタバレあらすじ:承
雪山に詳しいオットウェイは皆に指示を出し、焚火を起こし、機内から食料を探すように言いました。そして遺体から財布を取って遺族に届けようとも言いました。しかし男たちは、貴金属や酒を奪い始めました。オットウェイは生きていたければ言った通りにしろと言いました。
その時、この地区が狼の群生地であることを知ったオットウェイは、翌朝、狼の居ない地区まで歩くことを提案しました。しかし、このままいた方が安全だと言う者ばかりでした。その時、ヘルナンデスが狼に襲われて死んでしまいました。これを見た6人はオットウェイの提案に従い、歩きはじめました。周囲には狼の気配がしていましたが、一人遅れたフラナリーが襲われて殺されました。
残り5人になり、ディアスが命令ばかりするオットウェイに突っかかりはじめました。強がるディアスはオットウェイと喧嘩になりました。オットウェイがディアスを抑え込み、手を放した時、狼がディアスを狙って襲い掛かりました。全員で狼を倒した結果、ディアスは皆に謝り、5人は結束しました。
THE GREY 凍える太陽のネタバレあらすじ:転
焚火の周りで夜を明かしていると、バークが死んだはずの娘の事を言い始めました。低体温症になり、妄想が見えているのでした。バークを火の側で温め、順番に身の上話を始めました。やがて眠りにつき、朝、目覚めると、バークは死んでいました。
4人になったメンバーが歩き進んでいると、大きな断崖の上に着きました。断崖の下には川が流れていました。遠くない対岸には多くの木が茂っているため、ロープを使って対岸の木に飛び移る方法を考えました。全員でロープ持ち、ヘンリックの体に巻きつけ、崖から飛びました。ヘンリックは上手く木に引っ掛かり、ロープを張りました。順番に渡っていった最後がタルゲットでした。
タルゲットは途中でロープに靴の金具が引っかかってしまい、進めなくなりました。無理して外そうとした時ロープが切れ、タルゲットは木の枝にぶつかりながら地上に落ちました。すると狼数匹がやって来て、タルゲットは食われました。更にこの振動で木の上にいたディアスも転落し、足を負傷しました。
THE GREY 凍える太陽の結末
オットウェイ、ヘンリック、ディアスの3人は川沿いを歩きました。足の痛いディアスが遅れ始めました。そしてデイァスが突然立ち止まり、オレはもう行かない、ここで座っていると言い出しました。オットウェイが説得するものの、穴を掘って酒を飲むだけの毎日だから、オレの事にもうかまうなと言いました。
オットウェイとヘンリックは納得し、歩きはじめました。しばらくすると狼数匹が襲ってきました。走って逃げているうち、ヘンリックが川に落ちました。急流に流されるヘンリックを追ってオットウェイも飛び込みました。途中でヘンリックは川に引っかかった倒木に吸い込まれ、抜け出せなくなりました。オットウェイが必死で出そうとしますが、やがてヘンリックは水死しました。
一人になったオットウェイは皆の財布を出し、愛する人の写真を見ました。最後に、亡くなった妻の写真を見て、妻からの最後の手紙を読みました。妻からの『恐れないで』という言葉を見て、前を見ると狼が睨んでいました。オットウェイは戦う覚悟をし、自分の財布を皆の財布と一緒に並べ、狼に向かうのでした。
以上、映画「THE GREY 凍える太陽」のあらすじと結末でした。
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