インフォーマント!の紹介:2009年アメリカ映画。大企業の重役として働く主人公が、仕事の責任を避けるためについてしまった嘘からFBIに協力することになり、さらには嘘をごまかすために自社が行っている価格カルテルの情報を提供してしまうことになり、事が大きくなる一方で、上手くいけばヒーローになれると考えてしまい…
監督:スティーヴン・ソダーバーグ 出演:マーク・ウィテカー(マット・デイモン)、ブライアン・シェパード捜査官(スコット・バクラ)、ミック・アンドレアス(トム・パパ)ほか
映画「インフォーマント!」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「インフォーマント!」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「インフォーマント!」解説
この解説記事には映画「インフォーマント!」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
映画インフォーマント!のネタバレあらすじ1
ADM社で最年少の取締役として活躍しているマーク・ウィテカーは、コーンからリジンを生産する工場の管理を担当しているが、問題が起きて生産がストップします。社長から何とかするように言われたため、日本のライバル企業のスパイによる陰謀をでっち上げちゃいました。解決策として相手が金を要求していると言ってしまったため、会社はFBIに通報することになります。
映画インフォーマント!のネタバレあらすじ2
元々嘘のために困ったマークはFBI捜査官のブライアンに対してADM社が各国のライバル企業と裏では手を取り合い価格カルテルを行っていると情報提供してしまいます。当然ブライアンとしては、価格カルテルは大きな事件ですから食い付くことになります。マークはスパイはいなくなった、カルテルも中止になったなどと適当な事ばかり言って嘘を誤魔化そうとしますが、ブライアンから「君が情報提供しなくなれば、他人が情報提供したネタで君が被疑者になるだけだ」と言われ、引きさがれなくなってしまいます。
映画インフォーマント!のネタバレあらすじ3
日本企業のスパイについては嘘だったと正直に言いますが、本当に行われていたカルテルについては協力せざるを得なくなります。その一方で、上手く立ち回ればヒーローとなり、社長や上役は逮捕、失脚し、優秀な自分が社長になるのでは、と絵空事を描きます。こうして、FBIのスパイとなったマークですが、彼自身には虚言癖以上に問題があったのです。彼は取引相手から多額のリベートを受領したり、架空の契約をでっち上げて会社に対して金を請求するなどしていたのです。FBIはマークの協力のもと、カルテルに関する捜索をADM社に実施します。そしてADM社はFBIに協力したスパイを探します。
映画インフォーマント!の結末
マークは自らスパイであった事をADM社幹部に告白し、距離をとる事となりますが、ADM社はマークの不正を逆に訴える事となります。マークの行った契約の偽造などの不正はかなり重大なものだったため、マークが不正を誤魔化すためにカルテルの情報を提供したとみなされてしまい、FBIの捜査対象はADM社からマークに移ります。マークは何とか嘘をつきつつ罪を逃れようとしますが、嘘はどんどんばれていき、最終的には最愛の妻からも咎められます。ここで正気になったマークは罪を認め、収監されることになります。数年後出所したマークは迎えに来てくれた妻の元へ帰れることとなりました。
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