ラスト・ショーの紹介:1971年アメリカ映画。ボグダノヴィッチの長編2作目で、生涯の代表作となった。ラリー・マクマートリーの小説が原作で、マクマートリーは監督とともに脚本も執筆。アカデミー賞では、助演男優賞、助演女優賞を受賞。
監督:ピーター・ボグダノヴィッチ 出演:ティモシー・ボトムズ(ソニー)、シビル・シェパード(ジェイシー)、ジェフ・ブリッジス、ベン・ジョンソン、エレン・バースティン、ほか
映画「ラスト・ショー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ラスト・ショー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ラスト・ショー」解説
この解説記事には映画「ラスト・ショー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ラスト・ショーのネタバレあらすじ:起
1951年。テキサス州北部にある小さな町アナリーン。ひとつしかない映画館ではスペンサー・トレイシーとエリザベス・テイラー主演の「花嫁の父」を上映中。そこをデート場所にしている高校生のソニーとデュアンは親友です。2人ともアメフトチームの副キャプテンであり、オンボロのトラックも共有。それで学校に通っているのです。ソニーにはシャーリーンという彼女がいましたが、別れることに。そしてデュアンはジェイシーという金持ちで美人の女の子と付き合っていますが、彼女の母親は交際に反対しています。
ラスト・ショーのネタバレあらすじ:承
そんな時、ソニーはバスケットボールのコーチから奥さんのルースを病院に送ってくれるように頼まれ、その後、クリスマスパーティにも同席。そこで彼女と口づけを交わし、肉体関係を持つようになります。そのクリスマスパーティにはデュアンとジェイシーも出席しますが、デュアンはもっと下品な別のパーティへ1人で行ってしまいます。ソニーはルースとの関係を続けながら、暇な時はサムという元カウボーイと過ごします。彼は今この町で映画館経営などの商売をしているのです。昔のアメリカの素晴らしさを聞かせる彼の話はソニーにとって楽しいものでしたが、彼とデュアンがメキシコ旅行から返ってくると、サムは死んでいました。
ラスト・ショーのネタバレあらすじ:転
やがて、ジェイシーはようやくデュアンとベッドをともにしますが、かえってそれで関係が冷め、彼女はソニーと親しくなってゆきます。恋人を取られて怒ったデュアンはソニーと喧嘩。ソニーは怪我をして入院します。そして退院後、ソニーはジェイシーと駆け落ち。しかし警察に見つかり、ジェイシーとは別れることに。そしてジェイシーの母が昔サムと恋愛関係にあったことを知ります。
ラスト・ショーの結末
やがてデュアンは朝鮮戦争へ。仲の戻ったソニーと彼は映画館で「赤い河」を見ます。もう映画館も閉館する予定でした。デュアンがバスで旅立ったあと、ソニーは自分が目をかけてやっていた知恵遅れの少年がひき逃げにあった事を知ります。悲しみのあまり、またルースの家へゆくソニー。自分を捨てたソニーに最初は冷たいルースですが、やがて優しく慰めるのでした。
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