ザ・マペッツの紹介:2011年アメリカ映画。人間とマペット(人形)達が織り成すミュージカル・コメディ。人間とマペットが共存する世界で、兄弟同然に育った人間ゲイリーとマペットのウォルター。彼らはマペットのカリスマグループ「マペッツ」の大ファンだったが、その人気は今や過去の栄光となっていた。偶然石油王リッチマンの悪巧みを知ったウォルターは、マペッツの危機を救うためカエルのカーミットを探し出す。カーミットはかつての仲間を揃え、再び「マペット・ショー」を開催するため東奔西走するのだった。
監督:ジェームズ・ボビン 出演者:ジェイソン・シーゲル(ゲイリー)、ピーター・リンツ(ウォルター)、エイミー・アダムス(エミリー)、クリス・クーパー(テックス・リッチマン)、スティーヴ・ホイットマイア(カーミット)ほか
映画「ザ・マペッツ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ザ・マペッツ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ザ・マペッツの予告編 動画
映画「ザ・マペッツ」解説
この解説記事には映画「ザ・マペッツ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ザ・マペッツのネタバレあらすじ:マペッツの危機
舞台はアメリカの田舎町スモール・タウン。人間のゲイリーとマペットのウォルターは、幼い頃から兄弟同然に育ってきた親友です。けれど成長していくゲイリーにウォルターは寂しさを覚えます。そんな彼の心の支えになったのは、「マペット・ショー」に出演するマペットグループ「マペッツ」でした。テレビに映る彼らを見て大ファンになったウォルターとゲイリー。年月が過ぎ、すっかり大人になったゲイリーは恋人メアリーにプロポーズするためロサンゼルスへの旅行を計画していました。当然のようにウォルターを同行させるゲイリーに、メアリーは少しだけ不満を感じています。ロサンゼルスへ到着した3人は、まずマペット・スタジオの見学に向かいました。しかしとうの昔に閉鎖されたスタジオは見る影もなく寂れています。こっそりスタジオに忍び込んだウォルターは、そこで石油王テックス・リッチマンがスタジオを買収しようとしていることを知ります。表向きはマペット博物館を建てると言っているリッチマンですが、本当の目的はスタジオを壊し地下の石油を掘り出すことでした。契約が切れるまでに1000万ドル以上を集められればスタジオを手放さずに済むと分かったウォルター達は、マペッツのリーダーカエルのカーミットを探すことにします。
ザ・マペッツのネタバレあらすじ:動き出したマペッツ
夜中までかかり、ようやくカーミットを見つけたウォルター達。ウォルターの熱意を受け取ったカーミットは、再びマペット・ショーを開催して1000万ドルを集めようと計画します。そのために各地に散ったかつての仲間達を大急ぎでかき集めました。次にショーを放送してくれるテレビ局を探します。プロデューサーから有名人を司会者にするという条件付きで許可を貰いましたが、既に人気が去ったマペッツのショーに出てくれる有名人はなかなか見つかりません。一方、マペット達にかかりきりのゲイリーに寂しさを募らせていくメアリー。しかしゲイリーはそれに気付かず、ディナーを約束してショーの準備にのめり込んでしまうのでした。
ザ・マペッツのネタバレあらすじ:それぞれの世界
ショーに向けてリハーサルを始めたマペッツ。しかしなかなか息が合いません。そんな中、ウォルターはカーミットからショーに参加してみないかと誘われ驚きます。マペッツはリッチマン所有のビルを訪ね「スタジオを僕たちに返して下さい」と直談判もしてみましたが無駄でした。一方約束をすっかり忘れているゲイリーに傷ついたメアリーは先にスモール・タウンへ帰ってしまいます。人間とマペット、どちらの世界を取るべきか悩むゲイリー。最終的に彼はメアリーを選び、スモール・タウンへ帰って彼女に謝罪し抱きしめ合いました。
ザ・マペッツのネタバレあらすじ:マペット・ショー
司会者がなかなか見つからないマペッツは、マドンナ的存在のミス・ピギー主導で有名人ジャック・ブラックを誘拐し何とかショーにこぎ着けます。カーミットが挨拶し、募金を呼びかけてついにショーは始まりました。初めはガラガラだった客席にも人が集まり、テレビの視聴者から募金が集まり始めます。リッチマンの妨害で一時スタジオが停電してしまいますが、駆けつけたゲイリーとメアリーが復旧させてくれました。仲睦まじい2人を見たカーミットはピギーの楽屋へ向かい、僕には君が必要だと告げます。昔は惹かれ合っていたものの、現在は微妙な関係だったカーミットとピギー。カーミットの言葉にピギーは感動し、そのまま舞台に上がった2人は素敵なデュエットを披露します。一方、1人項垂れているウォルターを見つけたゲイリーは「逃げちゃ駄目だ」と励ましました。ウォルターは舞台に上がり、オーケストラと合わせて素晴らしい口笛を披露します。観客も総立ちで拍手を送りました。
ザ・マペッツのネタバレあらすじ:フィナーレ
ショー自体は成功しましたが結局1000万ドルには届かず、マペッツはスタジオを去ることになります。しかしカーミットは大切なのは建物でも名前でもなく仲間だと語り、堂々と出て行こうとします。するとスタジオ周辺の道路には溢れかえる程の人が集まり、マペッツとの再会を喜んでいました。フィナーレの曲が始まり、マペットと人間が一緒に歌って踊ります。ゲイリーがメアリーにプロポーズしたり、リッチマンが権利をマペッツに返すことにしたりとビッグニュースが続く中、この映画は終わりを迎えます。
以上、映画ザ・マペッツのあらすじと結末でした。
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