ネバーエンディングストーリーの紹介:1984年西ドイツ,イギリス映画。気弱な少年が不思議な本と出会い、心を成長させていくファンタジー・アドベンチャー。母を亡くし落ち込むバスチアンは、偶然入った書店で『ネバーエンディング・ストーリー』という本を手に取った。それは魔法の国を救うため旅をする勇者アトレーユの冒険譚だったが、読み進めるうちに、バスチアンも本の世界に入り込んでいく。
監督:ウォルフガング・ペーターゼン 出演者:バレット・オリバー(バスチアン)、ノア・ハザウェイ(アトレーユ)、タミー・ストロナッハ(幼ごころの君)、モーゼス・ガン(カイロン)、アラン・オッペンハイマー(ファルコン/グモルク/ロック・バイター)ほか
映画「ネバーエンディングストーリー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ネバーエンディングストーリー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ネバーエンディングストーリーの予告編 動画
映画「ネバーエンディングストーリー」解説
この解説記事には映画「ネバーエンディングストーリー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ネバーエンディングストーリーのネタバレあらすじ:冒険の始まり
読書が好きで内向的な少年バスチアンは、母を亡くしてから落ち込んでばかりいました。登校途中、いじめっ子に遭遇し、偶然目に付いたコリアンダー書店に逃げ込みます。
店主が読んでいる本に興味を持つバスチアン。しかし店主は「この本は君には向いていない」と言って見せてくれません。どうしても気になるバスチアンは、『ネバーエンディング・ストーリー』と題されたその本を勝手に持ち出してしまいました。
学校に到着したバスチアンは授業をサボり、屋根裏部屋に忍び込んで本を広げます。それは魔法の国「ファンタージエン」の物語でした。
ファンタージエンのあちこちで、ある恐ろしい現象が起きていました。突然あらゆるものが消えてなくなってしまうのです。ファンタージエンの住人達はこれを「無」と呼び、とても恐れていました。住人達は救いを求め、女王の居城「象牙の塔」に集まります。しかし女王は重い病を患っていました。
女王の薬と国を救う方法を探すため、アトレーユという少年が選ばれ旅に出ることになりました。お守りの首飾りアウリンを受け取ったアトレーユは愛馬アルタクスと共に出発します。
ちょうどその頃、無の勢力からも邪悪な獣グモルクが動き始めていました。
ネバーエンディングストーリーのネタバレあらすじ:様々な出会い
1週間ほど旅を続けたものの、手がかりを見つけられないアトレーユは、ファンタージエンで1番の物知りという大亀モーラの元へ向かいます。モーラは悲しみに取りつかれた者を飲み込む「悲しみの沼」に住んでいました。
アルタクスが沼に沈んでしまい、アトレーユは1人モーラを探します。ようやく見つけたモーラは「南のお告げ所」へ向かうよう言いました。しかし南のお告げ所はここから1万5千キロも離れた場所にあると知り、アトレーユは落胆します。
失意のまま歩いていると、彼を殺害しようと追いかけてきたグモルクが沼に現れました。襲われる寸前、アトレーユは幸せを運ぶラッキー・ドラゴンのファルコンに救出されます。ファルコンは南のお告げ所のすぐ近くまでアトレーユを運んでくれました。
しかし、お告げ所に向かうには、二つの門を通らなければいけません。第1の門は向かい合う黄金のスフィンクスです。スフィンクスは普段目を閉じていますが、門を通ろうとすると目を開き、その者を光線で焼き殺してしまうのです。怖気づくアトレーユ。バスチアンが「走れ今だ!」と叫ぶとその声がアトレーユにも届き、何とかスフィンクスの門を通過します。
第2の門である魔法の鏡にアトレーユが近づくと、鏡面にバスチアンが現れます。驚いたバスチアンは本を放り投げますが、再び手に取り読み始めました。
ネバーエンディングストーリーのネタバレあらすじ:ファンタージエンの崩壊
魔法の鏡を通り抜けたアトレーユ。しばらく歩くと今度は青いスフィンクスが現れました。彼女こそが南のお告げ所です。お告げ所は、女王には新しい名前が必要だと教えます。しかし女王に名前を与えられるのはファンタージエンの者ではなく、人間の子どもだけです。
その子どもはファンタージエンの境界線のすぐそばにいると聞き、アトレーユはファルコンを呼びながら来た道を戻ります。ファルコンに乗り境界線を目指すアトレーユですが、酷い嵐に阻まれ、進むことが出来ません。その上ファルコンから落ちてしまい、気付いた時には海辺に倒れていました。
無に侵食されたファンタージエンは地震や地割れが続いています。1人さまようアトレーユの前に、グモルクが現れました。グモルクは、ファンタージエンは人間の空想の世界で、全てのものは人間の夢と希望によって出来ていると話します。けれど人間が夢も希望も捨てたため、虚しさや絶望が無の力を強めたのだと。
グモルクに戦いを挑んだアトレーユは何とか倒すことに成功します。しかし無に飲み込まれそうになったところを、ファルコンが救い出してくれました。
ネバーエンディングストーリーのネタバレあらすじ:新しい名前
ファンタージエンは無によってバラバラに破壊されてしまいました。アトレーユがアウリンに祈ると、行く先に象牙の塔が現れます。
塔の中では少女がアトレーユを待っていました。彼女こそがファンタージエンの女王、幼ごころの君です。「役目が果たせませんでした」と項垂れるアトレーユに、女王は「あなたは連れて来たのですよ」と答えます。アトレーユは人間の子どもと一緒に旅をして、今もその子どもはすぐそばにいるのだと。
女王が言っているのは自分のことだと気付くバスチアン。女王が「新しい名前をつけてちょうだい」「お願いよ!助けて!」と懇願すると、決心したバスチアンは立ち上がり、「ムーンチャイルド!」と叫びました。
ネバーエンディングストーリーの結末:一粒の砂
暗闇の中、バスチアンは新しい名前を与えられた女王と向かい合います。ファンタージエンは一粒の輝く砂となり、女王の手に乗せられていました。バスチアンの夢と希望の中から新しいファンタージエンが生まれると話し、砂を渡す女王。
何か願い事を、と言われたバスチアンはしばらく考え込みます。そしてバスチアンはファルコンに乗り、生まれ変わったファンタージエンを飛び回りました。
住人は無事に戻り、アルタクスに乗ったアトレーユがバスチアンに手を振ります。そしてバスチアンは人間の世界へ行き、ファルコンに乗っていじめっ子達を追いかけ回しました。仕返しに成功したバスチアンは大喜びしながら次々望みを叶え、この物語も終わりを迎えます。
以上、映画ネバーエンディング・ストーリーのあらすじと結末でした。
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