狩人の夜の紹介:1955年アメリカ映画。イギリスの名優チャールズ・ロートンがその生涯で唯一監督を務めたファンタジー・スリラー。余りに異色な内容なために初公開当時は興行的に失敗したが、のちにカルト映画となって高い評価を得た。
監督:チャールズ・ロートン 出演:ロバート・ミッチャム(ハリー・パウエル)、シェリー・ウィンターズ(ウィラ・ハーパー)、リリアン・ギッシュ(レイチェル・クーパー)、ジェームス・グリーソン(バーディ・ステップトウ)
映画「狩人の夜」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「狩人の夜」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「狩人の夜」解説
この解説記事には映画「狩人の夜」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
狩人の夜のネタバレあらすじ:1
オハイオ川の流れるウェストバージニア州、1930年代のある日、自ら説教師を名乗るハリー・パウエルが車を盗んだ容疑で逮捕され、刑務所に収監されます。実は彼は連続殺人犯で、各地で説教を行って女性を誘惑し、彼女たちを殺してその金を奪っていました。そしてその同じ監房にいたのが、死刑を待つベン・ハーパーという殺人犯。彼は家族のために銀行強盗を働き、人を2人殺した上で1万ドルを盗み、逮捕されたのです。その金はまだ見つかっておらず、ハリーは彼と親しくなることでその隠し場所を知ろうとします。しかしベンは口を割らずに処刑され、ハリーもシャバに出てきます。
狩人の夜のネタバレあらすじ:2
彼が向かった先は、ベンの遺族の住むクリーサップ。そこでハリーは未亡人・ウィラに巧みに近づき、彼女と結婚。ウィラにはベンとの間に子供が2人いましたが、長男・ベンはハリーに気を許しません。子供たちに金のあり方を聞こうとするハリーの様子を見て、ウィラは彼の結婚の動機に気づきますが、もう後の祭り。彼女はハリーに殺されてしまいます。
ハリーによる子供の虐待が始まり、ジョンは仕方なく金の隠し場所を告白。妹のパールがいつも持っている人形の中でした。ハリーが彼らを殺そうとしたため、2人はその隙きを見て逃走。やがて、レイチェル・クーパーという老婦人に匿われます。彼女の家には他にも身寄りのない子どもたちが住んでいました。
狩人の夜の結末
すぐ後を追ってきたハリーがレイチェル宅を訪問。うまく話をつけようとしますが、彼女がショットガン持ち出してきたため一旦退散。以後、ハリーがレイチェル宅の前に腰を据え、彼女と子供たちを脅迫します。ポーチに座ったレイチェルは警戒を怠りません。しびれを切らしたハリーが家を襲おうとしたため、彼女はショットガンの引き金をひきます。逃げ出すハリー。彼を逮捕してもらおうとレイチェルは警察に通報。警官たちは納屋に潜んでいたハリーを拘束します。父親の逮捕時のことを思い出したベンがパールの人形を地面にたたきつけると、破れた布地から札束がこぼれ、辺りに散乱。泣き出したベンをレイチェルが慰めます。
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