死霊館のシスターの紹介:2018年アメリカ映画。ホラー映画シリーズ『死霊館』の1作品であり、2016年公開の『死霊館 エンフィールド事件』の前日譚にあたる作品です。『エンフィールド事件』に登場する悪魔の尼僧“ヴァラク”の誕生が描かれます。
監督:コリン・ハーディ 出演者:タイッサ・ファーミガ(修道女アイリーン)、デミアン・ビチル(バーク神父)、ジョナ・ブロケ(フレンチー/モーリス・テリオールト)、シャーロット・ホープ(修道女ヴィクトリア)、イングリット・ビス(修道女オアナ)、ジョニー・コイン(グレゴロ)、マニュエラ・チューカー(修道女クリスチャン)、ジャレッド・モーガン(マークィス)、ボニー・アーロンズ(ヴァラク)ほか
映画「死霊館のシスター」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「死霊館のシスター」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
死霊館のシスターの予告編 動画
映画「死霊館のシスター」解説
この解説記事には映画「死霊館のシスター」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
死霊館のシスターのネタバレあらすじ:起
1952年、ルーマニア。カルタ修道院に仕える二人の修道女が古代カトリックの遺物を回収しに出向いたところ、突然何やら目に見えない存在によって襲撃されました。辛うじて生き残った修道女ヴィクトリア(シャーロット・ホープ)は窓から飛び出し、首を吊ってしまい息絶えました。彼女の遺体は、修道院に出入りしている村人のフレンチー(ジョナ・ブロケ)によって発見されました。ヴィクトリアたちを襲った者は修道女の姿をした悪魔であり、それはヴィクトリアの部屋から現れていたのです。
ヴィクトリアの死は当初自殺と見られていましたが、事態を重く見たバチカンはバーク神父(デミアン・ビチル)に真相の究明を依頼、バーク神父は若き見習い修道女アイリーン(タイッサ・ファーミガ)を助手として同行させ、現地に飛んで調査を開始しました。バーク神父とアイリーンはフレンチーから修道院の内部を案内され、そこでヴィクトリアの遺体が不可解にも当初発見された場所から何者かによって移動していたことを知ります。
死霊館のシスターのネタバレあらすじ:承
調査の途中、バーク神父は何者かによって棺に閉じ込められてしまい、アイリーンに助け出されました。棺の中にはオカルトに関する本が入れられていました。
その翌日。修道院内に入ったアイリーンは、修道女たちが悪魔を払うために交代で祈り続けていることを知ります。修道女の一人、オアナ(イングリット・ビス)は、アイリーンのこの修道院にまつわる血塗られた歴史を明らかにしました。
この修道院は元々、オカルトに夢中になっていた公爵が築いた城を修道院として改修したものでした。公爵はこの城で悪魔を召喚しようと試みていましたが、悪魔“ヴァラク”(ボニー・アーロンズ)が召喚される直前にバチカン軍に攻められて殺害されたのです。その後、バチカン軍はヴァラクをイエス・キリストの血を含ませた人工物で封印したのですが、第二次世界大戦の最中の爆撃により修道院も被害を受け、その際に封印が解かれてしまっていたのです。バーク神父は修道女を襲ったのはヴァラクの仕業だと断定しました。
死霊館のシスターのネタバレあらすじ:転
アイリーンはヴァラクに襲われ、その日を境に予知夢のようなものを見るようになっていきました。やがてアイリーンの肌には五芒星の模様が浮かび上がりました。バーク神父はアイリーンを助けに向かいましたが、その途中でヴァラクに憑りつかれた修道女に襲われてしまい、ショットガンを持ったフレンチーによって助け出されました。
アイリーンは修道院内に入り、修道女たちに交じって悪魔を追い払うための祈りを捧げていました。ところが、いつの間にか修道女たちは全員が姿を消し、そこにはアイリーン一人のみが取り残されました。修道女たちはすべてアイリーンが見た幻視であることが明らかになり、更にはヴィクトリアこそが生き残った最後の修道女であり、自らの命と引き換えにヴァラクを封じ込めようとしていたことも明らかになりました。
死霊館のシスターの結末
ヴァラクを再び封印するためにはキリストの血を手に入れる必要がありました。そこでアイリーンとバーク神父、そしてフレンチーはヴィクトリアが所持していた鍵を手に入れ、キリストの血を持って (地下墓所へと向かいましたが、ここでも再びヴァラクが襲い掛かってきました。アイリーンはヴァラクに憑りつかれてしまい、フレンチーは彼女を助けるためにキリストの血の一部を使おうとしましたが、ヴァルクはアイリーンを水浸しの部屋まで連れて行き溺死させようとしました。フレンチーは命がけでアイリーンを救助、ここでフレンチーの本名が“モーリス”であることが明らかになりました。ところが、戦いの中で負傷したモーリスにはヴァラクが取り付いており、彼の首筋には逆さ十字の紋章が浮かび上がっていました。
それから21年後。大学のセミナーでキャロリン・ペロン(リリ・テイラー)はモーリス(クリストフ・ヴェイロン)に憑りついた悪魔を追い払うために戦うウォーレン夫妻(パトリック・ウィルソン、ヴェラ・ファーミガ)の映像を観ていました。
以上、映画「死霊館のシスター」のあらすじと結末でした。
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