郵便配達は二度ベルを鳴らすの紹介:1981年アメリカ映画。前科のある流れ者の男と歳の離れた夫を持つ女が、不倫の果てに女の夫を殺害し、悲劇的な結末を迎えるさまを描く。ジェームズ・M・ケインの同名小説を映画化。
監督:ボブ・ラフェルソン 出演:ジャック・ニコルソン(フランク・チェンバース)、ジェシカ・ラング(コーラ・パパダキス)、ジョン・コリコス(ニック・パパダキス)、マイケル・ラーナー(カッツ)、ジョン・P・ライアン(ケネディ)、アンジェリカ・ヒューストン(マッジ)、ほか
映画「郵便配達は二度ベルを鳴らす」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「郵便配達は二度ベルを鳴らす」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「郵便配達は二度ベルを鳴らす」解説
この解説記事には映画「郵便配達は二度ベルを鳴らす」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
郵便配達は二度ベルを鳴らすのネタバレあらすじ:情事のはじまり
流れ者で前科のあるフランクはロサンゼルスへ向けてヒッチハイクの途中、町外れのカフェで言葉巧みに店主ニックを騙して無銭飲食をもくろんでいた。人の良いニックはフランクが機械工だと聞き、併設しているガソリンスタンドで働くことをすすめる。一度は断ってロサンゼルスに向かおうとしたフランクだったが、ニックの若い妻コーラにひと目で惹かれ、カフェに留まり働くことにする。ある日、ニックを町に出かけるよう仕向けたフランクは、ニックの留守中コーラに襲いかかる。歳の離れた夫にうんざりしていたコーラも簡単に身を任せる。
郵便配達は二度ベルを鳴らすのネタバレあらすじ:計画犯罪
こうして二人の関係は続いていくが、しだいに夫の存在が邪魔になったコーラはニック殺害をフランクに持ちかける。そして撲殺を試みるが失敗、次に自動車事故を装って殺すことに成功するがフランク自身も大怪我を負ってしまう。警察はニックに多額の生命保険がかけられていたことから保険金殺人を疑い、フランクとコーラを告訴する。保険金のことを知らなかったフランクは、不信感から検察側が提示したコーラを傷害で告訴する書類にサインし、そのことに腹を立てたコーラが弁護士に真相を自白したものの、保険会社との取引によって2人は無罪を勝ち取ることが出来た。釈放された2人はカフェで元の生活に戻り、裁判で有名になったコーラを目当てにカフェは繁盛するが、お互いが裏切られた思いから2人の関係は冷めかけていく。
郵便配達は二度ベルを鳴らすの結末:愛の行方
そんな時、コーラの母親が危篤だという知らせを受け、コーラは母親の元に行く。留守中、1人残されたフランクも働くことに嫌気がさし、店を閉めてサンフランシスコで過ごす。しばらくして店に戻った2人は、距離をおいたことで互いの愛を再確認しあい、家庭を持つことを考え始め、ついに結婚する。
そしてある日、車を運転中コーラに気をとられていたフランクが、前方からきたトラックと衝突寸前に急ハンドルを切ると、その勢いでコーラが車外へ投げ出される。慌てて車を止めコーラの元へ走ったフランクだったが、彼女は既に息絶え、フランクはただ泣き崩れるばかりだった。
映画の中ではやたらもてる男、または、女好きな役が多いニコルソン。
最後に妊娠を告げられた際のニコルソンの表情は、戸惑いが微妙に表れながらも、受け入れていました。