Re:LIFE~リライフ~の紹介:2014年アメリカ映画。過去オスカーを受賞した脚本家キースだが、その後は鳴かず飛ばずで生活も危うくなっていた。そんな時エージェントが大学講師の口があると誘い、彼は仕方がなくビンガムトンに向かう。都落ちと肩を落していたキースだが、大学で教鞭をとり、色々な人と振れ会って行く内に自分が忘れていた物を思い出し、大切な物を取り戻していく。ヒュー・グランド主演のロマンティック・ラブコメディ映画。
監督:マーク・ローレンス 出演者:ヒュー・グラント(キース)、マリサ・トメイ(ホリー)、ベラ・ヒースコート(カレン)、J・K・シモンズ(ラーナー学科長)、クリス・エリオット(ジム教授)、アリソン・ジャネイ(メアリー教授)
映画「Re:LIFE~リライフ~」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「Re:LIFE~リライフ~」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
Re:LIFE~リライフ~の予告編 動画
映画「Re:LIFE~リライフ~」解説
この解説記事には映画「Re:LIFE~リライフ~」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
Re:LIFE~リライフ~のネタバレあらすじ:起
過去、オスカーを獲得した事のある脚本家キースは、作品の売り込みがうまく行かず干上がっていました。そんなキースにエージェントは、大学での客員講師の依頼がある事を告げます。キースは嫌がりますが、電気が止められるという事態に仕方がなくその仕事を受けました。キースはビンガムトンに移動します。そこはトワイライトゾーンの脚本家の故郷で雨が多く、名物料理はスピーディーというジャンクフードで回転木馬の数は全米最多という田舎町でした。現地についてもまだ気の乗らないキースは新居に入らず、バーガーショップで食事を取ります。すると美女3人組と目が合い、同じテーブルに着きます。話をすると3人の内カレンは自分の受講志望者だと判りました。彼等はそのまま楽しい会話を続けます。翌朝ベッドで目が覚めると、キースの隣には裸のカレンが寝ていました。戸惑うキースですが、犬の吠える声が聞えてきて覗かれている事に気付きます。彼は隣人でジムと名乗ります。キースは昨日引っ越してきたと言い訳しながら彼を追い払いました。キースは大学に向かい学科長ラーナーと面会します。元海兵隊員の彼は規律を重視すると公言します。学科長は、5時にラウンジで懇親会を行うと言いながらキースを彼のオフィスまで案内し、受講希望者選別の為に書かせた脚本の束を手渡します。その量に辟易したキースは外に出ます。するとホリーという女性が声を掛けてきました。彼女は受講希望者で脚本の提出が遅れてしまい、今提出するから是非受講させてくれと頼んできました。キースはラウンジの場所を聞いて何の気も無く受け取りました。懇親会に出席したキースは同僚の紹介を受けます。その中には隣人のジムも居ました。最後に風紀等を監督するメリー教授を紹介されますが、彼女が心酔するジェーン・オースティンに関して意見を求められ、キースが適当に答えた為半ば喧嘩腰になってしまい、彼女とは険悪な関係になってしまいました。懇親会が終わり、キースはジムに家に送って貰います。ジムは別れ際、教えるという事は意外に病み付きになると語ります。家に入ったキースにエージェントから電話が入ります。彼が初日の事を話すとエージェントは執筆には最適な環境だと慰めます。キースは出世作の続編でも書くかとぼやきます。
Re:LIFE~リライフ~のネタバレあらすじ:承
キースの受講生選考基準は、美形女子か冴えない男子でした。彼は提出された未完成の脚本を、一月掛けて仕上げろと課題を出し、初日から休講にします。キースが食堂で食事を取っているとカレンが話し掛けてきます。彼女と楽しい会話をしようとすると、そこにホリーがやって来てカレンは席を外します。ホリーとは提出した脚本等の話しになりますが、ろくに脚本を読んで居ないキースは適当に答え、努力が報われるという彼女に否定的な意見を口にします。ホリーはキースが脚本に目を通していない事に気付き、読んでから論評してくれと怒って去って行きます。キースはオフィスに戻る途中学科長に話し掛けられます。学科長はメリーは学内でも有力者なので仲直りしてくれと頼んできました。家に帰りキースはメリーの機嫌をとる為のプレゼントをネットで選び、オースティンにちなんだバックに目を付けます。一通り探し終えたキースは、自分が受賞した時の動画を見始めました。彼は、定番のジョークと関係者に対する感謝を口にして、息子は唯一書き直しの必要がなかった傑作だと言っていました。キースは動画を止め息子に電話しようとしますが、思い止まりました。メリーはオフィスで生徒に厳しい指導を行っていました。そこにキースがやって来たので彼女は生徒を退席させます。キースは、オースティンにちなんだDVD一式と通販のギフト券を、バックがお勧めだと言いながら贈ります。メリーは彼のお詫びを受け取りましたが、彼に不真面目な勤務態度を正すよう要求します。キースは購買部に向かいます。そこでは、育児と仕事の両立に奮闘しているホリーがいました。キースはそんな彼女に脚本を読んだ事を話し、授業への出席を誘います。早速授業を始めたキースですが、教えるという事に戸惑っていました。見兼ねたホリーは助け舟にここへ来た理由を聞きます。キースは適当に講師の傍ら執筆を行おうと話し始めました。そこから話しが膨らみ、講義が始まります。講義が終わり、キースは二人しか居ない男子生徒の内一人、クレムに声を掛けます。キースはクレムの提出した脚本の事を聞き、ほぼ書きあがっているのでそれを提出するよう指示します。カレンとの関係を続けながらもキースは講師を続けて行きます。育児、仕事、勉学と忙しい日々を過ごす前向きなホリーは、雨が多いこの街でも、偶の晴れ間には皆で外でお日様を楽しむと教えてくれます。クレムの脚本は優秀で、キースは校正が済み次第エージェントに送ろうと言い出します。授業は生徒達がお互いの意見を出し合い、キースの助言で各自の脚本を完成へと向わせていきます。その授業の中、ホリーはキースに代表作の着眼点を聞きます。キースはもともと息子に語り聞かせたおとぎ話で、それを脚本化したと語りました。ある夜、キースはカレンを連れてレストランに入ります。その店にはホリーが働いていて、彼女はワインを注文するカレンにワザとらしくIDの提示を要求します。未成年のカレンはそれに怒り、キースを置いて出て行きました。酒を飲み、食事を終え店を出るキースをカレンは自分の車で送ります。元はニューヨークに居たと言うホリーに、田舎に戻って辛くなかったとキースは聞きます。すると彼女は逆にここは嫌いかと聞いてきます。ホリーは彼を名物のメリーゴーラウンドへ案内し街の事を話しました。帰り際ホリーは、カレンは脚本の内容から、自分の父親への感情を処理する為キースを代用していると分析します。家に辿り着いた二人の間に良い雰囲気が漂いますが、彼等はそのまま別れました。
Re:LIFE~リライフ~のネタバレあらすじ:転
翌日の授業からカレンの態度がきつくなり始めました。それでも授業は順調で、学生や、メリー以外の同僚からも高評価を得ていました。ホリーを次第に意識し始めるキースですが、カレンに脚本の指導を行った時、彼女の逆鱗に触れメリーの前で痴話喧嘩のような騒ぎを起こしてしまいます。ジムは気晴らしにスピーディを食べる事を勧めます。同席していた学科長が家族思いで、直ぐに涙ぐむと言う意外な一面を見せられます。キースは様々な人々と触れ合い、息子と疎遠になっている事を気にし始めます。そして彼は、思い切って息子に電話し伝言を残してみました。そんな日々が続きましたが、学科長からキースが生徒と不適切な関係にあるとメリーが訴えたと聞かされ、このままでは辞職か査問会を選ぶ事になると言われます。キースはエージェントと連絡を取ります。続編の話は暗礁に乗り上げましたが、クリムの話は順調なのでこちらに連れて来てくれと言われました。キースが教室に入ると、生徒達は映画監督の事で議論を行っていました。そんな彼等にキースは、映画などは水物で、いずれ風化し消え行くものだ、永遠ではないと忠告します。キースはホリーに講師を首になりそうだと相談します。彼女は、規則の事を知らなかったとメリーに詫びを入れろと助言しますが、キースは大学を去る事を決断します。キースはホリーと別れ、大学寮の前を通り掛ります。すると救急車が来ていて、生徒のビリーが搬送されていました。彼は内気で自分を変えようとサークルに入りますが、からかわれ酒を飲まされた挙句、救急搬送されたのでした。キースは病院に付き添い、ビリーの愚痴を聞きます。スターウォーズに執着する彼にキースは、いっそスターウォーズファンの物語を書けと助言しました。翌日、キースは生徒達に辞職する事を告げ、第3幕の講義は出来ないと告げます。そして、先日の忠告を詫び、世の中には多種多様な人々が居るが、数多の妥協が強いられると残し授業が終わります。生徒達は彼に感謝し、カレンはキースに脚本を叩き付けます。そしてホリーは残念がりながらも物語を書き続けてくれと告げます
Re:LIFE~リライフ~の結末
キースはクレムを連れてハリウッドに帰ります。クレムの脚本に乗り気な映画会社に彼を紹介し、自分はブロデュースとして仕事を得る予定でした。しかしその夕食会の席で、キースの頭にこれまでの事が色々と渦巻きます。彼は会合を中断させ、クレムを連れ出します。そして彼に後は一人でも大丈夫だ、相手は必死だから押して行けと助言しました。クレムは心細く感じましたがキースに後押しされ、目付きを変えて話し合いに戻ります。キースはビンガムトンに帰り、学科長の家を訪ねます。そしてメリーと話し合い、査問会に賭けると告げます。翌日、キースはメリーに自分がどれ程愚かだったかを語り、しかし自分が教える事に対して病み付きになっていると訴え、教職に戻り第3幕の指導を行いたいと申し出ます。メリーは自分は生徒に嫌われ保守的だが、自分にもおかしい一面はあると言い、キースにチャンスを与えると言います。そして、引き出しから脚本の束を出し、彼に論評を依頼しました。話が終わり去って良く彼女は、キースの薦めたバックを持っていました。キースはエージェントに連絡し、講師を続けると言います。そして落ちぶれた講師の物語を書こうと提案します。エージェントはそれを賞賛しました。キースは購買部に行きホリーに戻った事を告げます。二人は朗らかに話し合い、外に出ました。すると珍しくそれに晴れ間が広がり、学生達は外で楽しそうに騒いでいました。教室に戻ると生徒達は喜びました。カレンも睨み付けますが何も言わず、キースは彼女の脚本から論評を始めます。講義の間、キースの電話には着信がありました。相手は息子で、彼は伝言を残していきました。
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