婚約三羽烏の紹介:1937年日本映画。デパートの面接に受かった三人の男性は、想い人がいる身ながらも社長令嬢のアプローチに心動かされます。さて、いたずらな令嬢との関係はどうなるのでしょうか。
監督:島津保次郎 出演者:加村(佐野周二)、谷山(上原謙)、三木(佐分利信)、怜子(高峰三枝子)、順子(三宅邦子)ほか
映画「婚約三羽烏 (1937年)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「婚約三羽烏 (1937年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「婚約三羽烏 (1937年)」解説
この解説記事には映画「婚約三羽烏 (1937年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
婚約三羽烏のネタバレあらすじ:起
加村は職にも就かず、恋人・順子に養われる日々を過ごしていました。加村自身もこんな状態はよろしくないと分かって入るのですが、なかなか尻に火がつきません。そんな彼を見かねた順子は、少し距離を置いた方が良いと提案します。加村は少々焦りながら、デパートの面接試験を受けにいき、見事に合格しますが、家へ帰ると彼女はすでに田舎へ帰ってしまっていたのでした。加村はがっくりしながらも、新しい勤め先へ働きに出ます。
婚約三羽烏のネタバレあらすじ:承
面接に受かった者がもう二人います。谷山と三木です。谷山は品も愛想もよく、栄子という気になる相手がいました。頭の回転も良いので、奇抜な方法で集客をしたりと、器用に振る舞いました。三木はちゃっかり者で図太い性格で、田舎に残してきた許嫁・お仙がいます。彼は出会ったその日にお金を借りたり、加村の家へ上がり込んだり、その心臓の強さが彼の長所でもありました。
採用された三人ともがなかなかハンサムなのには理由があります。婦人の集まるデパートにはハンサムな社員の方が集客率が良い、という社長令嬢・怜子のアドバイスによるものでした。そして怜子自身も、彼ら一人一人とご飯を食べに出かけたり、自宅へ招待したりと、ちゃっかり三人ともにアプローチをかけてみます。可愛らしくて飾らない性格の彼女に三人ともすっかり気持ちが傾いてしまいました。
婚約三羽烏のネタバレあらすじ:転
しかし、三人が三人ともアプローチされていると知ると、彼らの仲に亀裂が生じ始めます。ついにお互いが臨戦態勢に入るかと思った矢先、上司から呼び出され、なんと怜子が婚約者の男爵と結婚するという知らせを聞くのでした。彼女に踊らされていたと知った三人はお互いの顔を見合わせ、あまりのあほらしさにぷっと噴き出してしまいました。目が覚めた三人は、これをきっかけに想い人への決意を固めます。
婚約三羽烏の結末
彼らの心は収まる所へ収まります。加村の元へは順子が戻ってきました。谷山は栄子を妻として娶ります。三木も、わざわざ東京から出てきてくれたお仙と共に暮らし、それぞれが幸せな家庭を築いたのでした。
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