ギリシャに消えた嘘の紹介:2014年イギリス,フランス,アメリカ映画。ギリシャで観光ガイドとして働く青年が、詐欺で追われる身の夫婦と出会ったことで殺人事件に巻き込まれるサスペンス。原作はパトリシア・ハイスミスの「殺意の迷宮」。
監督:ホセイン・アミニ 出演:ヴィゴ・モーテンセン(チェスター)、キルステン・ダンスト(コレット)、オスカー・アイザック(ライダル)、デイジー・ビーヴァン(ローレン)、ほか
映画「ギリシャに消えた嘘」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ギリシャに消えた嘘」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ギリシャに消えた嘘の予告編 動画
映画「ギリシャに消えた嘘」解説
この解説記事には映画「ギリシャに消えた嘘」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ギリシャに消えた嘘のネタバレあらすじ:起・夫の秘密
ギリシャのアテネで観光客のガイドをしていたアメリカ人青年ライダルは、ある日上流階級然としたチェスターとその妻コレットに出会い、ガイドを頼まれる。観光を終えて共に食事をして別れたあと、車の中にコレットのブレスレットが残されているのを見つけたライダルは夫妻のホテルへ引き返す。そのころホテルの部屋には探偵がチェスターを訪れていた。投資詐欺を働き逃亡していたチェスターを、詐欺にあったやっかいな顧客が探偵をやとってチェスターを追っていたのだった。
ギリシャに消えた嘘のネタバレあらすじ:承・逃避行
金を返せと銃を持って脅す探偵ともみ合ううちにはずみで探偵を死なせてしまったチェスターは、事を隠すため探偵を部屋に運ぼうとするが、途中でライダルと鉢合わせてしまう。酔いつぶれたので部屋に運ぶのを手伝ってほしい、と偽ってライダルと共に探偵を部屋に運んだあと、追われていると言って夫妻はパスポートをホテルに残したままライダルの部屋に身を寄せる。夫妻のために偽造パスポートを手配したライダルは、受け取り場所のクレタ島まで夫妻と行動を共にするが、途中、新聞で探偵が死んでいたことを知ったライダルはだまされた事に怒り、チェスターに自首をすすめるが聞き入れず、逆にライダルを共犯だと脅す。
ギリシャに消えた嘘のネタバレあらすじ:転・新たな悲劇
移動途中のバスの中で新聞に自分達が手配されていることを知った3人は警察の目を逃れてバスを降り、徒歩でクノッソス遺跡までたどり着く。道中、親密になっていったライダルとコレットの様子に嫉妬のあまり平常心を失っていたチェスターは、ライダルを洞窟に誘い出し、殴って気絶させてコレットを連れ出そうとするが、抵抗するコレットともみ合いになり、はずみで彼女は足を踏み外して階段から転落、息絶える。ショックを受けながらもチェスターはそのままひとりその場を去り、偽造パスポートを受け取ってクレタ島を離れる。
ギリシャに消えた嘘の結末:見えない絆
翌朝意識を取り戻したライダルはあわててチェスターのあとを追い、アテネに向かう船上でチェスターに再会する。そこでチェスターはライダルに金を渡すことで国外逃亡を手伝わせる。しかしチェスターは空港でライダルをだまして置き去りにし、1人で出国してしまう。コレットの荷物と共に取り残されたライダルはその場で警察の手に落ちる。数週間後、チェスターは逃亡先のイスタンブールでライダルから金を要求する電話を受ける。ライダルは事の全容を警察に話し、チェスターの口から事実を聞きだそうとする警察の囮となっていた。待ち合わせの場所に現れたチェスターは、ライダルの様子にワナだと気づき逃亡するが、警察の銃弾に倒れる。最後にチェスターは盗聴器が着いていることを確認したうえでライダルに向かって「探偵とコレットの死は自分がやったことでライダルは無関係だ」と言い残して息絶える。無罪放免となったライダルは、身寄りも無くその地に埋葬されたチェスターの墓を訪れてコレットのブレスレットを埋め、その場を立ち去る。
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