映画「ザ・ユニオン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ザ・ユニオンの紹介：2024年アメリカ映画。いい歳になっても独身のマイクは建設作業員です。そんなマイクの前に高校時代の恋人ロクサーヌが現れます。ロクサーヌも独身のようで、その気になったマイクでしたが睡眠薬で眠らされロンドンで目覚めます。ロクサーヌはマイクにユニオンと呼ばれる秘密工作員になれと言うのです。豪華キャストで贈る、NETFLIX制作のスパイアクション作品です。
監督：ジュリアン・ファリーノ 出演：マーク・ウォールバーグ（マイク）、ハル・ベリー（ロクサーヌ）、マイク・コルター（ニック）、アドウェール・アキノエ=アグバエ（アシーナ）、ジェシカ・デガウ、アリス・リー（ジュリエット）、J・K・シモンズ（ブレナン）ほか
この解説記事には映画「ザ・ユニオン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
イタリアのトリエステのホテルでCIAの裏切り者を拘束したユニオンと呼ばれる秘密組織のメンバー達でしたが、ホテルを出た時に銃撃されます。モニターを見ながら指示を飛ばしていたブレナンらが逃げる方向を指示しますが、メンバー達は順番に射殺され、最後に裏切り者を確保して逃げていたニックが裏切り者と共に射殺され、機密情報の入った端末機を盗まれてしまいます。
ニュージャージー州で建設会社の作業員をするマイクは、高校時代の先生であるニコールの家で目覚めます。愛し合った二人でしたが、ニコールは「夜が明けたから帰りなさい」と言ってマイクを追い出します。仕事帰り、行きつけのバーで飲んでいたマイクの前に、高校生だった25年前の彼女ロクサーヌが現れます。マイクは今でもロクサーヌのことが好きで、二人はボックス席で話しこみます。ロクサーヌが誘惑するそぶりでバーを出て、高校時代にデートした公園に誘います。ロクサーヌはその気になりかけたマイクに睡眠薬を注射します。
ベッドで目覚めたマイクはロンドンのホテルにいました。そこへブレナンが入ってくると「私たちは秘密組織のユニオンだ。2日前トリエステでCAIの裏切り者を取り逃がした。彼が持っていた機密事項には西側の工作員の一覧が全て載っている。そこで名前も顔も知られていない君を選んだ。工作員になって取り戻してほしい」と言ったのです。「最初の任務は機密情報をオークションで販売する闇オークションが開かれる。主催するのはジュリエットという女性だ。この女性から機密情報を奪ってほしい」と言いました。
言われるがままユニオンのアジトに行くと、大柄なフランクというトレーナーを紹介されます。ロクサーヌは「フランクから格闘術を学んでほしい」と言います。マイクは即座に「やらない」と言って帰ろうとします。ロクサーヌが航空券を渡すと、マイクは母親に電話します。すると母親は「ロクサーヌから聞いたわ。そっちはどう。うまくいってる？」と言ったのです。
マイクは「工作員になる」と言って格闘技やドライブテクニック、武器の使用などを習います。そしてベソスからウエストという名前とパスポートをもらったマイクは、闇オークションの場所に向かいます。ベソスがGPSを使って場所を探し、マイクに指示します。オークションの場所近くにマイクが行くと、浮浪者のような男が「オークションに来たのか？」と声をかけます。マイクがついて行くと早速銃撃されます。見張っていたロクサーヌが「別組織がいる」と言って応援を呼び銃撃戦となります。
屋根を伝って逃げるマイクはロクサーヌに助けられてアジトに戻ります。ブレナンは「トリエスタに続いて今回も失敗だ。内通者がいる」と言います。ブレナンはマイクに工作員の解除を告げます。するとマイクは「失敗のまま終わりたくない。もう一回やる」と言います。ブレナンはジュリエットのWEBオークションに参加して、入札して時間をかせいでジュリエットを見つける作戦を開始します。今回もマイクがジュリエットの探し役です。ベソスの指示に従い、たどり着いたところはホテルの最上階のバーでした。ロクサーヌとマイクが問い詰めると、ジュリエットは自分の部屋に案内しました。
ジュリエットから機密情報の端末を受け取った時、死んだはずのニックがやってきます。ニックは「川に流されて生き延びた。内通者はブレナンだ。君たちは殺されるぞ」と言います。仲睦まじい二人の会話を見たマイクが「ニックとはどういう関係だ」と聞きます。するとニックが「僕の妻だ」と言います。それを聞いたロクサーヌはすかさず「別居中よ」と付け足します。マイクは「独身と言っただろう？」とロクサーヌを責めます。ロクサーヌは「ニックが死んだと思ったのよ」と口論になります。
ニックは二人の間に割って入り「機密情報はCAIのフォスターに渡せ」と言います。ロクサーヌと車に乗って機密情報を渡しに行きますが、車の中でも口論が続きます。マイクは「オレの任務は終わった」と車を降ります。翌日、橋の上で機密情報を渡すために待っていたロクサーヌの前にマイクが現れます。二人が待っていると、フォスターが特殊部隊を連れてやってきます。話が違うと思った二人は、橋の上から飛び降りて下を通る船に乗って逃げます。
港へ降り立つとニックが現れて機密情報を奪おうとします。ロクサーヌがとっさに端末をマイクに投げます。するとニックがロクサーヌに銃を突きつけて「機密情報を渡せ。イランの組織が高く買ってくれるんだ」と言います。内通者はニックでした。マイクは仕方なく機密情報をニックに渡します。ニックがイマトラ半島でイランの組織と取引すると知ったマイクは、航空会社に勤める友達に頼んで貨物コンテナに乗せてもらいます。やがてイマトラに着いた二人が観光広場に行くと、ニックとジュリエットがイラン組織と取引を始めようとしていました。
ロクサーヌが拳銃を構えて乗り込みます。命が危ない状況になるとジュリエットは「あなたとはお別れよ」とニックに言っていなくなります。この隙にマイクがバイクで機密情報を奪います。マイクはイラン組織のメンバーに追いかけられます。広場では銃撃戦になり、ニックはポルシェを盗んでマイクを追いかけます。ロクサーヌも車を奪って二人を追いかけます。
一方マイクは隠れたつもりのトランクに閉じ込められます。その車はイラン組織のもので、落とした機密情報はニックが拾います。車3台のカーチェイスになり、激しい激突でイラン組織の運転手が振り落とされると、マイクが壊れたトランクから出てきて運転します。ニックを追うマイクとロクサーヌの攻防中に、マイクの車が崖から落ちます。追うのをやめてマイクを探すロクサーヌの前にマイクが現れます。「落ちる前に飛び出したんだ」と言うマイクを乗せ、ロクサーヌは車をブッ飛ばします。
ニックは湖に着いています。沖合にはボートがいてニックの方に向かっています。ロクサーヌはニックの車に体当たりして止まります。車から降りたニックにロクサーヌが拳銃を突きつけます。ニックは「機密情報を売って二人で世界一周旅行をしよう」と言い出します。マイクが「騙されるな」と言うと、ロクサーヌはマイクを射殺しました。
ニュージャージーに帰ったマイクはロニーの結婚式でスピーチしています。そこへロクサーヌがやって来ます。目の前ではニコール先生が踊っています。ロクサーヌは「先生と本当にヤッたの？」と聞きます。二人は笑いながらよりを戻します。そこへブレナンがやって来て「任務が入った。その前に3日間の休暇をやろう」と言いました。
以上、映画「ザ・ユニオン」のあらすじと結末でした。
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