16歳の合衆国の紹介:2002年アメリカ映画。恋人の弟を殺した16歳の少年とその家族、殺された側の遺族と二種類の立場に立って描かれている人間ドラマ。
監督:マシュー・ライアン・ホーグ 出演:ライアン・ゴズリング(リーランド・P・フィッツジェラルド)、ドン・チードル(パール・マディソン)、クリス・クライン(アレン・ハリス)、ジェナ・マローン(ベッキー・ポラード)、レナ・オリン(メアリベス・フィッツジェラルド)、ケヴィン・スペイシー(アルバート・T・フィッツジェラルド)、ミシェル・ウィリアムズ(ジュリー・ポラード)、マーティン・ドノヴァン(ハリー・ポラード)、ほか
映画「16歳の合衆国」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「16歳の合衆国」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「16歳の合衆国」解説
この解説記事には映画「16歳の合衆国」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
16歳の合衆国のネタバレあらすじ:起
16歳のリーランドは知的障害をもつライアンを刺し殺しました。ライアンは恋人であるベッキーの弟だったのです。元々ベッキーが変な男に付きまとわれており、リーランドがベッキーに声をかけたのが出会いのきっかけでした。そして弟のライアンを紹介されたのでした。一緒に三人で帰ったり、ベッキーがいなかったらリーランドとライアンの二人で帰る時もありました。しかしベッキーはドラッグの売人であるケヴィンと知り合い、注射をしてもらうようになっていました。そして二人のことは騒ぎになり、リーランドも二人の関係は知っていました。
16歳の合衆国のネタバレあらすじ:承
リーランドは保護施設の看守からも刺し殺すような子じゃないと言われていました。小説家でありリーランドの教官もしていたパールはリーランドの話を執筆することを決意します。パールはリーランドに裁判では黙秘を貫くよう指示しました。罪を認めると刑務所に連れていかれるのです。
16歳の合衆国のネタバレあらすじ:転
リーランドはもう六歳の頃から父と会っていなかったのでした。しかもその父は有名な作家アルバートだったのでした。こうやってリーランドと会い本を書き進めていることをパールの上司にバレてしまい、別のクラスを受け持つことになりました。そのことをリーランドに話すと、リーランドは「リーランドの合衆国」と書かれたノートをパールに渡しました。書きかけだけれど罪を犯した理由が分かるかもしれない、とリーランドは言いました。そしてそんなパールの元にアルバートがやってきて息子を利用しないでくれと言ってきました。しかしパールはリーランドを助けるためにしているのであって、しかもアルバートこそが本のネタにしていることが分かりパールは憤慨します。しかしリーランドは徐々にパールに心を開いていました。
16歳の合衆国の結末
ベッキーの家に恋人と住んでいたアレンはケヴィンのせいでポラード家がめちゃくちゃになったことに怒り、ケヴィンを殴りに行きました。ベッキーは厚生施設に行きドラッグを辞めることに決めました。しかしもう崩壊していったポラード家が元通りになることはありませんでした。そして怒りの矛先はリーランドに向けられ、強盗事件を起こし逮捕されリーランドと同じ施設に入れられました。そしてアランはリーランドを果物ナイフで刺したのでした。アランはこれですべてが終わったと言い、看守に連れていかれ、パールは深く悲しみました。最後、いつもの帰り道の光景が映しだされ、その道でいつもはない木の枝に戸惑っているライアンをリーランドは優しく「大丈夫、約束する」と言い抱きしめたのでした。
この映画の感想を投稿する