アンシーン/見えざる者の紹介:2016年カナダ映画。体が徐々に透明になる病気になったボブは一人暮らしをしていましたが、娘のエヴァの事が気になり8年ぶりに家に戻ります。しかしエヴァが行方不明になったことから、元妻のダーリーンとエヴァを探しはじめますがボブの病気は悪化しはじめ…という内容のSFスリラーです。
監督:ジェフ・リドナップ 出演者:エイデン・ヤング(ボブ)、カミール・サリヴァン(ダーリーン)、ジュリア・セーラ・ストーン(エヴァ)、ほか
映画「アンシーン/見えざる者」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アンシーン/見えざる者」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アンシーン/見えざる者の予告編 動画
映画「アンシーン/見えざる者」解説
この解説記事には映画「アンシーン/見えざる者」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アンシーン/見えざる者のネタバレあらすじ:起
一人娘のエヴァは学校をさぼりだし、母のダーリーンのいう事を聞かなくなっていました。ダーリーンは、エヴァには父親が必要だと感じ、家を出て行った元夫のボブに電話をかけます。しかしボブはつれない返事しかせず「帰らない」と言います。
ボブは雪山にある製材所で働いていました。奇病に犯されているボブは、ネルソンからヤクを買っていました。ダーリーンの電話で、8年間会っていないエヴァの事が気になり、上司に休暇を申し出て、帰るべく車で走り出します。
雪道を運転中、体中が痛くなり、車のタイヤが溝にはまってしまい走れなくなります。ボブはネルソンに助けを求めます。レストランのトイレで処置をするボブの体は一部が透明になっていました。
やがてネルソンのボスのクリスビーがやってきます。クリスビーは「車の修理はオレが手配してやる。その代わりにブツを運んでくれ。相手にブツを渡すと向こうから交換のブツをくれるから持ち帰ってくれ」と言います。金のないボブはこの依頼を受け、用意された車で走り出します。
アンシーン/見えざる者のネタバレあらすじ:承
ボブが着いたのは夜だったため、一旦自宅に戻ります。ダーリーンは「エヴァはアメリカに行っている、同居人のモリーがいないから泊まっていって」と言い、ボブは泊まります。翌朝、帰ってきたエヴァに会ったボブは話をした後、指定された工場へ行きます。
工場で身体検査を受けた時、痛みを感じ「肋骨が折れている」と言います。するとボスが「お前はアイスホッケーの選手だったボブだな、落ちぶれたな」と言われ、代わりのブツと、中国人から貰ったという痛みが和らぐという薬を渡されます。ボブは有名なアイスホッケーの選手で、この地区では有名人でした。
エヴァはアメリアと男友達二人で閉鎖された病院へ侵入します。この病院には過去にボブの父、エヴァの祖父が奇病で入院していました。何かありそうだと思い侵入したのでしたが、警備員に見つかり逃げ出します。
そのころボブとダーリーンは昔のように話していました。エヴァは結局帰って来ませんでした。エヴァの携帯に電話をするも通じなかったことから、同居人のモリーは「ボブが帰って来たからこうなった」と怒ります。ダーリーンはボブをかばって「ボブのせいじゃない」と言います。
アンシーン/見えざる者のネタバレあらすじ:転
ボブとダーリーンはエヴァを探します。エヴァの壊れた携帯を見つけたボブは、携帯に映っていた若者の写真を見て、街で探して見つけ出し、締め上げて問い詰めます。「病院へ侵入したが、警備員に見つかり二手に分かれて逃げた」と聞いたボブは、ダーリーンを連れて病院に向かいます。
警備員を払いのけ中に入るとボブはスタンガンで気絶させられ、女医が「この部屋で入院しなさい」と言います。そこは父が入院していた部屋でした。父も同じ病気で苦しんでいました。研究材料にされると思ったボブは病院を抜け出します。このころからボブに、クリスビーから「物を持って早く帰ってこい」という催促の電話が頻繁にかかりはじめていました。
アメリアからエヴァのバッグを渡されたボブは、その中に自分がもらったものと同じ、中国の薬を見つけます。この薬がカギを握っていると思ったボブは販売している薬局を見つけます。そして地下室に降りると檻の中に監禁されたエヴァを見つけました。ボブは帽子を脱ぎ、男たちに半分透明になった頭を見せて襲いかかり、エヴァを助け出します。
アンシーン/見えざる者の結末
自宅に帰ったボブをダーリーンが処置します。ボブは父と同じように、体が透明になる病気を発症したことからアイスホッケーをやめ、ダーリーンとエヴァの前から消えたのでした。
ボブは「ブツをクリスビーに渡すため戻る」と言うと、エヴァが「送って行く」と言います。ボブはネルソンに預かったブツを渡します。ネルソンから渡されたクリスビーが中を確認すると、たくさんのネジが入っていて、怒ったクリスビーはブツを投げ捨てます。
エヴァはボブと暮らすようになりますが、突然ボブが「時が来た、製材所に行く」と言って、止めるエヴァを振り切り家を出ました。悲しむエヴァのところにクリスビーがやって来ます。すると透明になったボブが戻って来てクリスビーを始末してエヴァを助けます。
エヴァは「戻って来てくれた」と喜び、透明の父と暮らし始めます。そして「病院で私を助けたのは透明の祖父だったかもしれない」とボブに話すのでした。
以上、映画「アンシーン/見えざる者」のあらすじと結末でした。
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