白昼夢に抱かれる女の紹介:2010年デンマーク,チェコ,ポーランド,フランス映画。夢で見た男性が目の前に現れたことで、徐々に常軌を逸して、のめりこんでいく女性カメラマンの破滅を描いたエロティックサスペンス。ラストのシーンで、いったい誰の夢で、どこまでが現実なのかがわからなくなる。
監督:ペール・フリー 出演:ソニア・リヒター(カレン)、マルチン・ドロチンスキ(マチェック)、ミカエル・ニクヴィスト(ヨハン)、アルバーテ・ブリクフェルト(ジョセフィーヌ)、ほか
映画「白昼夢に抱かれる女」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「白昼夢に抱かれる女」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
白昼夢に抱かれる女の予告編 動画
映画「白昼夢に抱かれる女」解説
この解説記事には映画「白昼夢に抱かれる女」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
白昼夢に抱かれる女のネタバレあらすじ:起・同じ夢の男
写真家のカレンは撮影でパリに来ていた。撮影を終え食事をしに入った店で、カレンは別のテーブルにいる男に目を奪われる。店を出た男のあとを思わずつけていたカレンだったが、つけられていることに気づいた男に話しかけられると、知人と勘違いしたと言って立ち去る。
翌日、同じ店にいたカレンに男が近寄る。その男はマチェックと名乗り、ワルシャワで教師をしているという。なぜ自分を追ったのかと聞かれたカレンは、夢に出てくる男なのだと話す。
カレンはたびたび同じ夢を見ていた。ホテルの一室で全裸のマチェックと過ごしたあと、彼がホテルの窓から落ちていくというものだった。
白昼夢に抱かれる女のネタバレあらすじ:承・危険な予感
仕事を終えて、パリから夫ヨハンと娘の待つ家に戻ったカレンだったが、インターネットでマチェックの情報を調べると、再びパリへ戻り、2人は体の関係を持つ。家に戻ったカレンにマチェックから電話が欲しいというメールが入る。カレンはパリでのことは過ちだった、と言って電話を切る。
次の撮影場所がワルシャワに変更になったことでカレンは動揺する。行きたくないと言うカレンを、家族で行こうとヨハンが説得し、結局ワルシャワへ家族で行くことになる。
白昼夢に抱かれる女のネタバレあらすじ:転・情事の始まり
ワルシャワに着いたカレンは思わずマチェックのいる学校へ向かうと、そこでカレンを見かけたマチェックがホテルを訪れ、自分が書斎代わりに使っている部屋の鍵を置いていき、2人はその部屋で愛し合う。
翌日、会う約束をキャンセルされたカレンは、学校を出たマチェックの後をつけると、彼は書斎の向かいにある自宅で、妻子と過ごしていた。カレンは書斎からマチェックに電話をかけ、家庭を捨てる気のない彼を動揺させる。
カレンは帰るはずの電車の時間も忘れてマチェックとの情事に溺れ、その結果、浮気を知ったヨハンは激怒し、娘と2人だけで帰って行く。
白昼夢に抱かれる女の結末:夢の境目
マチェックの書斎で寝泊りしていたカレンだったが、ある日、知らない女が部屋を訪ねてくる。その女との関係を疑ったカレンは、来るなと言われていた学校に押しかけ、マチェックに詰め寄る。
取り乱すカレンをなだめるため隠れて情事に及ぶが、段々と重荷に感じるようになったマチェックは、カレンに別れを告げる。彼と別れたくないカレンはナイフを手にマチェックの自宅を訪れるが、妻を目の前にしたものの、子供の姿を見てそのまま立ち去る。
察した妻と言い争いになったマチェックは、今度妻に近づいたら殺す、とメールをし、書斎からも出て行くよう言い放つ。泣いてすがるカレンだったが、マチェックはこれが本性なのだと冷たく突き放し、去っていく。
ひとり残されたカレンはホテルの1室に入ると、夢の中でマチェックがしたように、バルコニーから身を投げる。
その時、マチェックは夢から覚める。カレンはいつもどおり撮影の仕事をしていた。
以上、映画「白昼夢に抱かれる女」のあらすじと結末でした。
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