映画「サムワン・インサイド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
サムワン・インサイドの紹介：2021年アメリカ映画。カンザス州オズボーンの高校で連続殺人事件が起こります。その被害者たちには全員秘密がありました。ハワイから引っ越してきたマカニもまた、ある秘密を抱えていたため、殺人犯のターゲットになるのではないかと怯えます。『ストレンジャーシングス未知の世界』シリーズのスタッフが製作を手掛けた、ティーン向けホラー映画です。
監督：パトリック・ブライス 出演：シドニー・パーク（マカニ）、テオドール・ペルラン（オリー）、デール・ウィブリー（ザック）、アシャ・クーパー（アレックス）、ディエゴ・ヨーゼフ（ロドリゴ）、ほか
この解説記事には映画「サムワン・インサイド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
カンザス州のオズボーン、アメフト部に所属している高校生のジャクソンが家に帰ってきます。ジャクソンは疲れて眠りにつき、目覚めると部屋に異変を感じます。
ジャクソンがウォークインクローゼットに入ると、ジャクソンがゲイのケイレブを殴っていじめている証拠写真が大量にばらまかれています。すると、ジャクソンは自分の顔のお面を被った何者かに惨殺されてしまいます。
その同時刻、アメフトの試合中に、ジャクソンがいじめをしている証拠の動画が拡散されます。試合に出場していたケイレブに観客から冷たい視線が送られます。
次の日、学校に行くとケイレブはアメフトメンバーから仲間はずれにされます。そんなケイレブをマカニたちが受け入れます。マカニは少し前にハワイからこの町に引っ越してきました。マカニは成績優秀で大人しい高校生でしたが、何か秘密を抱えています。
マカニの友人ザックは、地元の地主サンフォード家の息子のためお金持ちですが、その生まれにコンプレックスを抱いています。なぜなら、父親は自分の利益のためだけに、弱いものからお金を搾取しているとザックは考えていたからです。
そんなザックの車に「サンフォード家はクソ」という落書きをされます。どうやら、ザックは同級生から嫌われているようで、味方はマカニたちだけです。
教会でジャクソンの追悼式の準備をしていたケイティ。その途中に、ケイティが匿名で投稿した白人至上主義的考え方のポッドキャストが流れます。その後、ケイティのお面を被った人物が現れ、ケイティを惨殺します。
これにより、外出禁止令が出され、生徒一人一人に保安官が事情聴取をします。この一連の事件は、何か秘密を抱えているものがターゲットになっているようです。マカニも秘密を抱えており、不安に感じます。
マカニはオリーに話しかけられます。オリーは昔問題児だったようで、学校のみんなからソシオパスと非難され嫌われています。マカニと一緒にいる仲間のアレックス、ダービーもオリーのことを嫌っていました。しかし、マカニは転校生で、問題児だった頃のオリーのことを良く知りません。いつしか2人は、周りには秘密の深い関係になります。
父親が出張中のザックは、秘密を暴露するホームパーティーを開催します。参加したみんなは各々の秘密を暴露します。アレックスはロドリゴのことが好きだと言い、ダービーは夢だったNASAに合格したなど、秘密の共有を楽しみます。
「マカニの秘密は？」と聞かれ、本当の秘密は隠して「詩を書いている」とマカニははぐらかします。すると、全員の携帯にロドリゴは強い鎮痛剤を飲んでいるジャンキーだと暴露するメールが拡散されます。その後、ロドリゴのお面を被った殺人犯が現れ、パーティー会場はパニックに。
そして、ロドリゴは殺人犯によって殺されてしまいます。ロドリゴが好きだったアレックスは悲しみに暮れます。みんなは保安官の兄を持つオリーが殺人犯だと疑っていましたが、マカニはオリーを信じます。
マカニはオリーに誘われてドライブをします。その途中で、オリーの車からテーザー銃を見つけてしまい、マカニはオリーが殺人犯であると頭をよぎります。会話を進めていると、オリーはマカニが転校する前の名前を知っていました。これにより、マカニはオリーが殺人犯であると疑います。
マカニが帰宅後、恐怖の中眠りについて目覚めると、マカニの秘密が写った写真がばらまかれていました。そして、マカニのお面を被った殺人犯が現れ、灯油をまいて火をつけようとします。
そこにアレックスがやってきて、マカニは難を逃れます。このタイミングで襲われたことにより、マカニはオリーが殺人犯であると確信します。
マカニの秘密は学校中に知れ渡りました。マカニは改めてちゃんと大切な友達たちに説明をします。前の学校でマカニたち後輩は、運動部の先輩にいじめられていました。いじめられて意識が朦朧とする中、マカニは親友のジャズミンを火の中に押してしまい、ジャズミンは顔にやけどを負ってしまいます。
その話を友達たちはしっかりと聞いてくれて、その秘密を受け入れてくれました。間もなくして、オリーは逮捕され、学校に平和が訪れました。しかし、それは長く続かず、オリーはすぐに釈放されてしまいます。
サンドフォード家が主催する農場の迷路祭が開催され、マカニの元にオリーが現れます。急いで逃げるマカニ。偶然にケイレブと会って助けを求めますが、ケイレブはお面を被った殺人犯に腹部を刺されて倒れてしまいます。
お面を被った殺人犯はすぐに姿を消し、オリーが助けにきます。オリーは殺人犯ではありませんでした。
その直後、お面を被った殺人犯が農場を火の海にします。マカニはオリーとアレックス、ダービーと一緒にザックを助けに向かいます。マカニとオリーが農場の中へと入ると、ザックの父親と、ザックの父親のお面を被った殺人犯がいました。
マカニが止めに入ろうとすると、殺人犯はザックの父親を殺します。殺人犯がお面を取ると、その正体はザックでした。ザックは綿密に計画した父親殺害を邪魔されたと怒っています。
マカニを救おうとしたオリーはザックに刺され、意識が朦朧とする中、テーザー銃をザックに向けて発砲。その隙にマカニはザックを刺し殺します。
オリーに命の別状はなく、平和が訪れた中で高校の卒業式が開催されます。その式でマカニは、この事件で学んだことを書いた詩を読んで、映画の幕は閉じます。
以上、映画「サムワン・インサイド」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する