サンダーフォース ~正義のスーパーヒロインズ~の紹介:2021年アメリカ映画。超能力のミスクリオンによって街は恐怖の渦中です。長年親友のエミリーが研究していた、ミスクリオンに対抗するスーパーパワーを手に入れる薬剤を、ひょんなことからリディアが注入されてしまいます。スーパーパワーを手に入れたリディアが悪の組織と戦うべく尽力する、スーパーヒーローコメディ映画です。コメディアン俳優として名をとどろかせるメリッサ・マッカーシがリディアを演じ、メリッサ・マッカーシの旦那、ベル・ファルコーンがメガホンを取ります。
監督: ベン・ファルコーン 出演:メリッサ・マッカーシ(リディア)、オクタヴィア・スペンサー(エミリー)、ジェイソ・ベイトマン(クラブ)、ボビー・カナヴェイル(ザ・キング)、ポム・クレメンティエフ(レーザー)、メリッサ・レオ(アリー)、ほか
映画「サンダーフォース 正義のスーパーヒロインズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「サンダーフォース 正義のスーパーヒロインズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
サンダーフォース ~正義のスーパーヒロインズ~の予告編 動画
映画「サンダーフォース 正義のスーパーヒロインズ」解説
この解説記事には映画「サンダーフォース 正義のスーパーヒロインズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
サンダーフォース 正義のスーパーヒロインズのネタバレあらすじ:起
1983年に地球は宇宙放射線を浴びたことによって、遺伝的変異が発生し、反社会性を持つものに超能力『ミスクリオン』が与えられてしまいました。そのミスクリオンによって、エミリーは幼い頃に両親を亡くしてしまいます。その事件をきっかけに、ミスクリオンの力を封じ込めることが、エミリーの人生の軸となります。
成績優秀なエミリーは学校でいじめられます。そのいじめっ子からエミリーを助けたのはリディアでした。リディアはお調子者で、勉強は得意ではなく、エミリーと正反対の性格です。しかし、2人はそれをきっかけに仲良くなり親友になり、5年後も2人は仲良しです。
しかし、リディアは勉強を頑張りたいエミリーの邪魔ばかりをしてしまいます。怒ったエミリーは親友の証であるミサンガをちぎってしまい、それから2人には距離ができてしまいます。
サンダーフォース 正義のスーパーヒロインズのネタバレあらすじ:承
大人になった中年のリディア(メリッサ・マッカーシ)は、コンテナの仕事をして生活をしのいでおり、エミリー(オクタヴィア・スペンサー)とはいまだに気まずい関係性です。その頃、街ではレーザーという女性がミスクリオンを使って人々を恐怖に陥れています。
今度開催される同窓会にエミリーを誘ってみようと、リディアは勇気を出してメールを送ります。すると、「行く」という返事が返ってきます。当日、エミリーとの久しぶりの再会にドキドキしながら待っていましたが、待てどもエミリーは会場にやってきません。しびれを切らしたリディアは、エミリーの会社へと足を運びます。
エミリーはその持ち前の頭脳を活かして仕事をこなし、立派な自社ビルを構えるほどに成功をしました。リディアには場違いのオフィスでしたが、エミリーは快く迎えてくれます。久しぶりの再会でなんだかぎこちない2人。リディアは飲んでいたビールをエミリーの服にこぼしてしまい、エミリーは着替えるためにと一旦席を外します。
「何も触らないように!」とエミリーから忠告を受けたリディアでしたが、置いてあるものは全て物珍しく、様々な機材を触ってしまいます。すると、誤って機械が作動してしまい、リディアの顔に注射を打たれてしまいます。リディアの体に注入された薬剤は、エミリーが長年かけて研究した、ミスクリオンに対抗するスーパーパワーを手に入れることができるものでした。
本当は今夜エミリーがその処置を施す予定でしたが、これでエミリーの計画が壊されてしまいます。仕方なく、エミリーはリディアを経過観察することにします。エミリーの横には15歳のアシスタントの女の子ステイシーがいます。実はエミリーはシングルマザーで、ステイシーは娘。そんなに大きな子供がいることを知らかなったリディアはとても驚きます。
リディアは力を手に入れるためにトレーニングを積みます。どうやら、ただ注射を打つだけでは無敵パワーを手に入れることはできないようです。注射を打ってはトレーニング、それを繰り返します。一方、エミリーは同じく開発していた透明になれる錠剤を飲み続けて、同じくトレーニングを積みます。トレーニングを33回繰り返し、リディアは圧倒的なパワーを手に入れ、エミリーは透明になる力を手に入れます。
スーパースーツを身に着けてチーム名は『サンダーフォース』に決定します。酒屋でクラブ(ジェイソ・ベイトマン)が強盗しているとの情報が入り、初めての任務に2人は向かいます。緊張する2人は不器用ながらも健闘し、クラブを退散させることに成功します。それをきっかけにサンダーフォースはシカゴで一躍有名になり、街の悪者を退治するために任務を重ねます。
サンダーフォース 正義のスーパーヒロインズのネタバレあらすじ:転
シカゴ議員のザ・キング(ボビー・カナヴェイル)は、シカゴ市長の座を狙っています。自分がヒーローになるために、あえてミスクリオンを街に放出して市民を不安に陥れ、自分が選挙に勝つという作戦でした。シカゴ市長になってゆくゆくは、アメリカ大統領になって世界を操ることが目標です。
ザ・キングは強くハグをして人を殺すことができるミスクリオンの能力を持っています。自分がヒーローになれるはずでしたが、サンダーフォースの出現によってそれが危ぶまれます。そこで、ザ・キングはサンダーフォースに仲間になるように持ち掛けます。サンダーフォースの答えはもちろんノー。そのときにザ・キングの思惑を知り、サンダーフォースはザ・キングがシカゴ市長に当選をしないように、ゴンザレス議員の応援をします。
サンダーフォースの人気もあいまって、ゴンザレスはシカゴ市長の当選を果たします。ゴンザレスの当選をお祝いするため、リディアたちは行きつけのダイナーで食事をしていると、ザ・キングの仲間であるレーザー(ポム・クレメンティエフ)から突如攻撃を受けます。レーザーからの反撃にてこずったリディアは、バスを持ち上げてレーザーの方へと投げ飛ばしますが、結局レーザーには逃げられてしまいます。
けが人は出なかったものの、100万ドルの損害が発生し、その危険をさらしたサンダーフォースに非難の目が向けられます。それをきっかけとして、リディアとエミリーはケンカをして気まずくなってしまいます。
サンダーフォース 正義のスーパーヒロインズの結末
リディアは強盗の時に意気投合したクラブとディナーをします。そのとき、クラブからザ・キングがパーティーを開いて、自分に票を入れなかった人たちを殺す作戦について聞きました。どうやらクラブは、支配的なザ・キングにつくことにうんざりしているようです。
そして、気まずかったですが、リディアはエミリーとコミュニケーションを取り、その作戦について話をします。クラブのことを信用していなかったエミリーでしたが、リディアの言うことを信じることにします。そこでザ・キング主催のパーティーに忍び込むことにします。
その任務中、仲間だと思っていたアリー(メリッサ・レオ)が、ザ・キングの仲間であったことが発覚します。それを知ったトレイシーはアリーを殴り、この任務の指揮を執ります。一方、サンダーフォースの2人は、引き続きパーティーに忍び込み、爆弾を探します。それがザ・キングにばれ、邪魔をされます。ザ・キングは圧倒的な強さで、サンダーフォースは負けじと反撃を繰り返します。
エミリーがピンチな時に、すごいスピードで駆け抜ける人物が現れます。それはエミリーの娘トレイシーでした。トレイシーもスーパーパワーを手に入れて、戦います。リディアはザ・キングに押されています。そんなリディアをクラブが助け、リディアはザ・キングをなんとか倒します。
爆弾を見つけたものの、もう爆発まで時間がありません。そこでリディアは自分が身代わりとなって、爆弾を抱えたままビルから飛び降りることを提案します。エミリーもトレイシーも引き止めますが、リディアは考えを変えません。お別れの挨拶をして、リディアは爆弾を抱えて飛び降ります。
リディアのおかげで、みんなの命は守られました。エミリーとトレイシーはリディアとの別れに涙します。リディアが落ちたと思われるところに向かうと、リディアは一命をとりとめていました。喜ぶエミリー。周りから「サンダーフォース!」との掛け声が巻き起こり、それにリディアは答えるほどに元気です。
その後、ザ・キングは逮捕されました。サンダーフォースはシカゴ市長に賞賛をされ、市民にも称えられ、この映画の幕は閉じます。
以上、映画「サンダーフォース ~正義のスーパーヒロインズ~」のあらすじと結末でした。
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