映画「タイムシャッフル」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
タイムシャッフルの紹介：2014年アメリカ映画。賃貸住宅の管理人をするフィンと同居する、キャリーとジャスパーら3人は、向かいの部屋に住むベゼリデスの様子を見に行った時、24時間後の写真が撮れるカメラを見つけました。毎夜8時に24時間後の自分たちが映し出されることから、3人はそれぞれ自分の思惑の為にそのカメラを使い始め…というSFサスペンス映画です。
監督：ブラッドリー・キング 出演者：ダニエル・パナベイカー（キャリー）、マット・オリアリー（フィン）、ジョージ・フィン（ジャスパー）、ジョン・リス＝デイヴィス、アミン・ジョセフ、ジェイソン・スピサック、デヴィッド・フィグリオーリ、シャロン・モーン、ジュディス・ドレイク、ほか
この解説記事には映画「タイムシャッフル」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
賃貸住宅の管理人をするフィンは、恋人のキャリーと友人のジャスパーと同居生活をしています。画家を目指すフィン、随筆をしながらアルバイトするキャリー、賭けレースに命を賭けるジャスパーと三人三様です。
ある日、向かいの部屋に住むベゼリデスかが家賃を滞納しているという連絡が入り、フィンはキャリーに様子を見に行ってもらいます。呼んでも返事がない事から、キャリーは合鍵を使ってベゼリデスの部屋に入ります。
しばらくして戻ってきたキャリーが、フィンとジャスパーをベゼリデスの部屋に連れて行きます。壁にはフィンの部屋のリビングの写真が日付順に貼りつけられていました。
ところどころ抜け落ちた写真があり、目の前には大きな機械のようなカメラがありました。調べていると撮影され、写真が1枚出てきます。その写真ではリビングの洋服立てが倒れていました。「洋服立ては倒れたことがないのに変だな」とフィンが言いながら、部屋に戻ります。
翌日、キャリーが「仕事に行ってくる」と言って洋服をとると、洋服立てが倒れました。3人はハッとして、そのままにしてベゼリデスの部屋に入って自分たちの部屋を覗きます。すると、昨日撮られた写真と同じ風景になっていました。
時計を見て「もしかして24時間後の未来を映し出すカメラか？」と言いながら、その日の夜8時に、ベゼリデスの部屋に行くと、カメラが撮影した写真が出てきました。
そこには明日のドラッグパーティーを楽しむ自分たちが映っていました。さらに部屋を調べると、ベゼリデスが「明日の写真だ」というボードを持って映っています。背景を見たフィンは「倉庫だ」と言って調べに行くと、ベゼリデスの腐敗の始まった死体がありました。
「通報しよう」と言うフィンに「もう少しカメラの様子を見よう」と言うジャスパーの意見にキャリーも乗り、死体をそのままにしておきます。
「警察に踏み込まれたらヤバい」と言いながらも、3人は「未来を変えたらベゼリデスのように死んでしまうのでは」という意見で一致し、パーティーに向かいます。
ジャスパーは24時間後には結果の分かっているレースで金儲けしようと企み、夜8前になると窓にレースの情報を貼りつけて待ちます。そうして撮られた写真は、レース結果とフィンが絵を描きあげた姿が映っていました。その結果、ジャスパーは大金を手にし、フィンは描けなかった絵を完成させました。
3人は毎日が24時間後の写真の為に生きているようになっていました。翌日映し出された写真は、絵を描くフィンの後ろでキスをするキャリーとジャスパーの姿でした。戸惑うフィンでしたが、「写真通りにやらないと死んでしまう」と言い、夜8時前に実行します。
次の写真は、ジャスパーと話をする賭けレースの胴元のアイヴァンが映っていました。怯えるジャスパーに「アイヴァンにカメラの事を話したのか？」とフィンが聞きます。ジャスパーは「何も話していない」と言いながらも、計画が狂い始めたことに困惑していました。
翌日アイヴァンがやって来ます。リビングにあったバットを手に持ち「お前が勝ち続けているからここに来たんだ」と言いながら家具をバットで壊し始めます。
ジャスパーは怯えながら「わかった、オレの賭ける通りに買えば勝てる」と漏らします。アイヴァンは「だからなぜわかるのかを教えろ」と暴れ出します。そこへキャリーが入って来て、キャリーのヌード絵をフィンが描くのを、ジャスパーが覗いている写真を見せます。フィンも中に入って来るとアイヴァンは出ていきました。
翌日、夜8時前からフィンがキャリーのヌードを描きはじめます。8時になるとジャスパーが覗くはずでしたが、覗いていたのはアイヴァンでした。アイヴァンは子分のマーカスを連れ、ジャスパーを拉致していました。実は写真から覗いていたのはアイヴァンの陰でした。
アイヴァンは3人を拘束し「隠しているものを見せろ」とすごみます。ジャスパーは、「24時間後の写真にレースの結果が映せる」と教えます。アイヴァンは「毎晩8時にマーカスに写真を撮りに来させる」と言って帰ろうとします。ジャスパーは「オレの取り分は半分だ」と言うと、アイヴァンは「5％だ。それでも多いくらいだ」と言って帰ります。
その夜の写真にはレースの結果と、フィンの書いたドクロの絵がありました。「これは警告だ」と言うジャスパーはアイヴァンらを殺すべく、武器を隠して殺す練習を始めます。フィンが「このまま逃げよう」と言いますが、キャリーがジャスパーに同調したため、フィンも残ります。
警官のビッグ・ジョーが家にやって来て、フィンと話したことをマーカスに見られ、アイヴァンがマーカスを連れてやって来ます。
そこでジャスパーは芝居をうちました。アイヴァンに「お前が明日殺される写真が写った、マーカスにだ」と耳打ちします。アイヴァンはマーカスの銃を取り上げて部屋を出ます。その隙にジャスパーはマーカスを刺殺しました。そして戻ってきたアイヴァンをジャスパーがバットで殴り殺しました。
フィンがキャリーに「ここから出よう」と言うと、ジャスパーが「カメラに自分が映っていれば生きていられる」と言います。するとキャリーも「残る」と言います。そんな時、ベゼリデスといつも連絡を取っていたハイデッカー博士が訪ねてきました。
博士は拳銃を突きつけてフィンらに倉庫に案内させます。博士は「ベゼリデスは倉庫の薬品を取ろうとして薬品が顔にかかって死んだのよ」と言います。「ベゼリデスが撮る写真は24時間後だけじゃない」と話している最中にジャスパーが博士を射殺します。
家を出て行く気のフィンに、キャリーが明日の写真を見せます。それはジャスパーとキャリーのＳＥＸ写真でした。キャリーが部屋を出ると、フィンがジャスパーに「キャリーに渡そうと思って渡せなかった」と言って指輪を見せます。それを見たジャスパーはフィンを殴り倒し、倉庫に拘束します。「明日まで生きていてくれ、お前をソファーに寝かせて、キャリーとＳＥＸするんだ」と言って倉庫を出ます。
フィンはどうにか拘束を解くと、ベゼリデスのポケットから鍵を取り倉庫を出ました。そしてカメラの前に水の入ったバケツを持って立ち、ジャスパーに電話をし「キャリーとオレを解放しないとカメラが壊れる」と脅します。ジャスパーが納得し、キャリーが拳銃を奪うとフィンが入って来て、逃げるための金を奪い始めます。
隙を見てジャスパーがゴルフクラブでフィンを襲い殺そうとします。その時キャリーが背後からジャスパーを水晶玉で殴り殺しました。「未来に逆らった事で写真が変わった」とキャリーが写真を見せます。何かおかしいと感じ始めたフィンは、別の部屋に行ったキャリーを問い詰めます。キャリーの手には写真がたくさんありました。
キャリーは「ベゼリデスの部屋に行った時、朝8時と夜8時に写真が映されることを知った。朝の写真には私とジャスパーの淫らな写真が映っていたので、剥ぎ取って隠し持った」と言います。キャリーはフィンとジャスパーを朝と夜で二股をかけていたのでした。その二股を隠し、フィンと上手くやる為にベゼリデスのカメラと写真を使い回し、そしてカメラに取りつかれていたのでした。
キャリーはフィンに銃弾を撃ちこみました。昨日の自分に指示を出せば、未来が変えられると信じ実行していたのです。そこへビッグ・ジョーがやって来ます。部屋に入ったビッグ・ジョーは凄惨な光景に頭を抱え込みます。血まみれの窓には、キャリーが昨日の自分に出した指示の張り紙がありました。
以上、映画「タイムシャッフル」のあらすじと結末でした。
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