映画「人喰島」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
人喰島の紹介：2008年アメリカ映画。南の海上でクルージングを楽しむ二組のカップルが航路を迷ってしまい、たどり着いた島で人喰い族の原住民に襲われる話です。大ヒット作の『食人族』タイプの作品ではなく、一人生き残ったヒロインが、人喰い部族の青年と恋に落ちて生活を始めるというラブストーリー的なシーンもあります。
監督：ソフィアン・カーン 出演者：スージー・ロレイン（サンディ）、クリス・エイバーズ（トム）、テオドール・ブルックス（チェスター）、ビル・ウィーデン（ヘムル）、アマンダ・コール（アンナ）ほか
この解説記事には映画「人喰島」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
トムとアンナ、チェスターとサンディのカップルがマッチョ船長のクルーザーに乗り、南の海でクルージングを楽しんでいます。酒を飲んで騒いでいるとトムに電話が入ります。相場が暴落し投資した金額の多くを失ってしまいました。アンナは「なんとかなるよ」と慰めます。
洋上で迎えた翌朝、船長が「エアドム島が見えた」と叫びます。目覚めたチェスターは「どこに来たんだ！迷いやがって！」と怒鳴ります。船長はコンパスがきかなくなってどこを彷徨っているのかわからなくなっていました。
言い争いをしていると、水平線に島が見えます。アンナが「無人島へ行こう。あの島より楽しいかもしれない」と言い、全員が同調します。ゴムボートに乗り換え、島のビーチに降りました。アンナは「足跡が無い、無人島だ」と喜びます。
「島を探検する」と言うアンナに、チェスターが「その前に・・」とコカインを出します。コカインパーティーのあと、アンナはトムを誘って森に入ります。洋上では船長がサンディのビキニ姿を双眼鏡で覗いていました。その時、原住民たちがチェスターとサンディを襲って殺しました。
その様子を双眼鏡で見た船長は、一人クルーザーで逃げます。断崖にいたトムが走り出すクルーザーを見て叫びますが、そのまま去っていきました。ビーチに戻ったトムらは、砂の上に落ちた血を見つけ「ここを離れよう」と言って、食料や飲み物を持って森に入り、岩場の割れ目の洞窟に入ります。
その夜、二人はサンドイッチを食べ、ビールを飲んでいました。その時、太鼓の音が聞こえます。この音は、原住民たちがチェスターを殺して食べている時の祭りの音でした。
翌朝トムは、ヤシの実を取りながら岩場を探索します。すると平らな岩の上に石が積み上げられ、真ん中に内臓とチェスターの腕時計がありました。慌てて洞窟に戻ったトムは、腕時計を見せ「2人は殺されている、イカダを作って逃げよう」と言います。
流木でイカダを作りはじめたトムでしたが、到底2人が乗れるようなものは出来ず、あきらめていると、一人の原住民が近くに来ていました。そしてトムを見つけると吹き矢で撃ち、トムに襲いかかります。トムは「アンナ！」と大声で叫びます。
その声を聞いたアンナは洞窟を抜け出そうとしますが、原住民に見つかり、吹き矢で撃たれて捕まってしまいます。アンナが目覚めると、若い原住民のコヒが、アンナの怪我をした足を治療していました。逃げようとするアンナにコヒは「僕が君を守る」と言い、二人は暮らし始めます。
6ヶ月後、アンナは妊娠していました。アンナを連れて村に戻ったコヒは酋長ヘルムの息子であり、よそ者を妻にしたことを責められます。それでもコヒの意志が強い事を理解したヘルムですが、亡くなってしまいます。
葬儀の後、コヒは父ヘルムの肉を食べ「これからは僕が酋長だ」と宣言します。酋長として村で暮らし始めた二人ですが、アンナがトムが飲んでいたビールの空き瓶を見つけます。アンナはコヒがトムを殺したと知るでした。
しばらくすると、村にゾンビが現れます。チェスターとサンディのゾンビでした。コヒはアンナに「カヌーのところに行け」と先に逃がします。コヒはゾンビ達と闘います。逃げるアンナは途中でトムのゾンビに遭遇します。どうにか撃退すると、コヒもゾンビになって襲ってきます。コヒも退治したアンナは、大きくなったお腹を抱えて一人カヌーに乗り込み、島を後にするのでした。
以上、映画「人喰島」のあらすじと結末でした。
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