遠い雲の紹介:1955年日本映画。『日本の悲劇』『女の園』『二十四の瞳』といった傑作群の後、木下惠介が少し肩の力を抜いて脚本演出したメロドラマ。未亡人と彼女の幼馴染との恋模様を飛騨高山を舞台に描く。前年、木下監督の『女の園』でデビューした田村高廣がこの映画でも好演。木下作品には三作連続での起用となった。
監督:木下恵介 出演:高峰秀子(寺田冬子)、佐田啓二(寺田俊介)、高橋貞二(石津幸二郎)、田村高廣(石津圭三)、中川弘子(石津貴恵子)、小林トシ子(野島時子)、市川春代(お次)、桂木洋子(芸者千成)、ほか