男はつらいよ 寅次郎忘れな草の紹介:1973年日本映画。シリーズの第11作。浅丘ルリ子演じるリリー松岡が初登場。リリーはこの後もシリーズに何回か顔を出し、準レビュラーメンバーとしてファンにお馴染みになる。キネマ旬報ベストテンでは第9位に入選。
監督:山田洋次 出演:渥美清(車寅次郎)、倍賞千恵子(さくら)、前田吟(博)、松村達雄(おいちゃん)、浅丘ルリ子(リリー)、ほか
映画「男はつらいよ 寅次郎忘れな草」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「男はつらいよ 寅次郎忘れな草」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
男はつらいよ 寅次郎忘れな草の予告編 動画
映画「男はつらいよ 寅次郎忘れな草」解説
この解説記事には映画「男はつらいよ 寅次郎忘れな草」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
男はつらいよ 寅次郎忘れな草のネタバレあらすじ:1
股旅時代劇の夢を見る寅さん。貧しい一家を助けた後、そのまま立ち去ろうとすると夢から目覚めます。また柴又へ帰ってくると、とらやでは御前様がお勤めの最中です。ちょうど父親の27回忌でした。寅さんも法事に参列しますが、ふざけて厳粛な雰囲気を台無しにします。翌日、さくらがピアノを欲しがっている事を知った寅さんは外へ出かけ、「買ってきたぞ」と荷物を持って帰ってきますが、それは玩具のピアノです。たこ社長にバカにされた事をきっかけに寅さんは博のアパートの狭さを散々毒つき、そのためまた全員の口論となります。寅さんは再び旅へ出て、北海道へ。
男はつらいよ 寅次郎忘れな草のネタバレあらすじ:2
夜汽車に乗った時、派手な服装をした女性が涙を見せているのに注意を惹かれます。降りた駅は偶然同じ網走でした。寅さんは早速商売を始めますが中々うまくゆきません。そこへ列車にいた女性が話しかけてきます。彼女の名前はリリー松岡。ドサ回りの歌手でした。網走川のほとりを散歩しながら、2人はお互いの境涯についてしみじみと語り合います。風来坊としての自分が心細くなった寅さんは思い立って北海道の牧場で仕事につきますが、慣れない力仕事のせいで病気となり、かえって牧場の人に迷惑をかける羽目に。雇用主のハガキで事情を知ったさくらは単身牧場へ向かい、柴又へ連れて帰ります。
男はつらいよ 寅次郎忘れな草の結末
しばらくは大人しくしていましたが、やがてまたおいちゃんたちと大喧嘩。また飛び出そうとしたところへ思いもかけずリリーがやってきます。ただの偶然でしたが、折角というのでとらやに上がってもらい、さくらたちと一緒に食事。そして数日経ってからも、キャバレーでの仕事の合間に寅さんの顔を見にやってきます。タコ社長の会社に務める職工の恋愛から寅さんの失恋話になり、リリーは興味津々。そこでリリーは寅さんに惚れていることを告白します。照れてまともに相手にしない寅さん。さらに数日してから酔っ払ってとらやを訪ねてきたリリーに、さすがに寅さんも持て余し気味です。その夜は口論の末リリーを追い返した後、翌日彼女のアパートを訪ねますが、もう引っ越した後でした。寅さんはリリーのことを気にかけながら再び旅へ。しかし、リリーは彼の心配をよそに寿司屋の板前と結婚、幸せに暮らしていました。
以上、映画「男はつらいよ 寅次郎忘れな草」のあらすじと結末でした。
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