男はつらいよ 翔んでる寅次郎の紹介:1979年日本映画。シリーズ第23作目。寅さんこと車寅次郎は、旅先で年頃の女性と知り合います。女性は結婚式が近いのですが気分が乗らず旅に出ていたのです。やがて女性の存在は「とらや」を揺るがす大騒動に発展、寅さんは未婚ながら何と女性の仲人を務めることに…。
監督:山田洋次 出演者:渥美清(車寅次郎)、倍賞千恵子(諏訪さくら)、前田吟(諏訪博)、布施明(邦夫)、桃井かおり(ひとみ)ほか
映画「男はつらいよ 翔んでる寅次郎」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「男はつらいよ 翔んでる寅次郎」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
男はつらいよ 翔んでる寅次郎の予告編 動画
映画「男はつらいよ 翔んでる寅次郎」解説
この解説記事には映画「男はつらいよ 翔んでる寅次郎」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
男はつらいよ 翔んでる寅次郎のネタバレあらすじ:起
旅先で便秘になり、病院に行った寅さん(渥美清)は待合室で居眠りをしていました。夢の中では寅さんは天才医学博士になっており、日夜便秘の特効薬を研究していました。夢から覚めた寅さんは薬を貰うと再び旅路につきます。柴又では、タコ社長(太宰久雄)率いる「朝日印刷」の社員が結婚式を挙げ、「とらや」の面々も出席していました。みんなが式から帰った頃に寅さんが帰ってきました。最初は穏やかな雰囲気でしたが、おいちゃん(下條正巳)が寅さんが中々結婚できないことを突っ込むと嫌悪な雰囲気になり、満男(中村はやと)の学校での作文に「母(さくら・倍賞千恵子)はいつもおじさん(寅さん)が帰ってくると悲しい顔をする」と書いてあったことから寅さんは猛激怒して大喧嘩に発展し、寅さんはそのまま旅に出てしまいました。
男はつらいよ 翔んでる寅次郎のネタバレあらすじ:承
北海道を旅していた寅さんが地獄谷で休憩していたところに、偶然車で一人旅をしていたひとみ(桃井かおり)という女性が話しかけてきました。すぐに気が合った二人でしたがその時は行動を別にします。車旅を続けるひとみは途中の峠でガス欠を起こし、通りがかった男(湯原昌幸)に助けられ、男の車で旅を続けることに。しかし、支笏湖に移動していた寅さんは、男がひとみを車内で襲おうとしていたのを目撃し、ひとみを助けると男に「女を口説くんだったら、もうちょっとマシな口説き方があるだろ」と説教します。男は慌てて逃げ帰ります。寅さんとひとみは、その日は丸駒温泉の旅館に泊まることにしますが、旅館で先程の男に遭遇します。男は旅館の若旦那でした。男の弱みを握るひとみは警察を呼ぶと男を脅します。寅さんとひとみは互いの身の上話をします。ひとみは田園調布の出身で、近々結婚式を控えているのですがどうしても乗り気になれないので一人旅をしているというのです。寅さんはひとみに東京に帰るよう促します。
男はつらいよ 翔んでる寅次郎のネタバレあらすじ:転
数週間後、ひとみは会社会長の息子・邦夫(布施明)との結婚式に臨んでいましたが、どうしても乗り気ではないひとみはお化粧直しの隙を突いて会場から脱走、ウェディングドレス姿のままタクシーに乗り「とらや」に逃げ込んできました。驚いた「とらや」の面々はひとみを追い返そうとしますが、柴又に帰って来ていた寅さんはひとみを匿おうとします。その後、ひとみの母(木暮実千代)が高級外車で駆け付けてひとみを連れ戻そうとしますが、ひとみは自分ひとりの力で生きていきたいと拒絶します。数日後、「とらや」に邦夫が訪れますが、ひとみは中々心を開こうとはしませんでした。ひとみの母は再度彼女を説得しますが、ひとみは「ママは幸せなの? 私はあなたが考えている幸せとは違う幸せがほしい」と反論し、互いの主張は平行線のままでした。
男はつらいよ 翔んでる寅次郎の結末
父の会社を辞め、実家から勘当された邦夫は自動車整備工場の整備員に転職し、唯一の理解者である妹の京子(戸川京子)と共に狭いアパート暮らしを送っていました。事情を知ったひとみは少しずつ心を開き始め、やがて邦夫の本心に気付き愛し合います。二人は仕切り直しの結婚式を開くことになりました。ひとみの希望で寅さんとさくらの兄妹が仲人、博(前田吟)が司会をすることになりました。式の当日、スピーチの原稿を忘れた寅さんはアドリブで仲人挨拶を乗り切り、大いに場を和ませます。ひとみは寅さんへの感謝を述べ、邦夫はギターの弾き語りで想いを伝えます。式が終わった後、寅さんは二人の幸せを願いながら北海道へ旅立っていきました。
以上、映画「男はつらいよ 翔んでる寅次郎」のあらすじと結末でした。
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