男はつらいよ 望郷篇の紹介:1970年日本映画。シリーズの5作目。この作品でシリーズを打ち切る予定だったが、批評的にも興行的にも成功し、以後も製作が続行された。キネマ旬報ベスト・テンでは8位に入選。山田監督はこの年「家族」で同ベストテンの1位も獲得している。
監督:山田洋次 出演:渥美清(車寅次郎)、倍賞千恵子(さくら)、森川信(おいちゃん)、長山藍子(三浦節子)
映画「男はつらいよ 望郷篇」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「男はつらいよ 望郷篇」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
男はつらいよ 望郷篇の予告編 動画
映画「男はつらいよ 望郷篇」解説
この解説記事には映画「男はつらいよ 望郷篇」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
男はつらいよ 望郷篇のネタバレあらすじ:起
おいちゃんが死ぬ夢を見る寅さん。目が覚めるとそこは雨に振り込められた港町の民宿。酔いつぶれて寝ていたのです。やがて東京へ来た寅さんは、夢の事もあっておいちゃんの事が心配になり、上野駅からその安否を訊ねる電話をかけます。からかうつもりで危篤状態だとおばちゃんが告げると、寅さんはまんまと騙され、タクシーをとばしてとらやへ帰ってきます。
男はつらいよ 望郷篇のネタバレあらすじ:承
暑気あたりで店先で寝ているおいちゃんを見てさらに勘違いするものの、元気に起きだした姿を見て驚く寅さん。すでに手回し良く葬儀の準備万端を整えてきたため、とらや側ではそれを取り消すのに大わらわとなります。落ち着いてから寅さん相手にまた口論となる一同。やがて、舎弟の登から昔世話になったヤクザが危篤状態だと知った寅さんはさくらから金を借りて北海道へ。
男はつらいよ 望郷篇のネタバレあらすじ:転
そのヤクザが愛人に産ませた息子に会いたがっているのを知って彼の職場の駅へゆきますが、卑劣で乱暴な父親を毛嫌いしている彼は会うことを拒否します。息子の様子を見て自分の境涯を反省する気持ちになった寅さんは、カタギになることを決意。柴又へ戻るとオーバーオール姿となり、まずは裏のタコ社長の印刷所で働こうとしますが体よく断られ、続いて寿司屋、天ぷら屋、銭湯と訪れますがいずれも不採用。不貞腐れて小舟に乗った寅さんは江戸川を漂流。浦安に流れ着きます。
男はつらいよ 望郷篇の結末
そこで豆腐屋に勤め始めるのですが、そこの娘で美容院に勤める節子という若い女性に例によって惚れてしまいます。節子も好意を寄せているようで、寅さんは世帯を持つ話までさくらにしますが、実は彼女は国鉄の機関士である木村という男と惚れあっていて、木村が高崎に転勤するのを契機に結婚する予定だったのです。失恋の痛手に耐えきれず、豆腐屋を辞めた寅さんはまた柴又へ戻ります。とらやの皆に顔を見せたあと、すぐに旅へ。カタギになるのはやはり不可能でした。田舎の海水浴場で偶然舎弟の登に出会った寅さんは彼と旅を続けることにします。
以上、映画「男はつらいよ 望郷篇」のあらすじと結末でした。
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