男はつらいよ 純情篇の紹介:1971年日本映画。シリーズの6作目。博の独立騒動を交え、珍しく寅さんがずっととらやに滞在する作品。冒頭と結末の場面でまだ無名だった宮本信子が出演。彼女を相手に森繁久彌がアドリブ混じりの演技を見せる。
監督:山田洋次 出演:渥美清(車寅次郎)、若尾文子(明石夕子)、倍賞千恵子(さくら)、宮本信子(絹代)、森繁久彌(千造)、ほか
映画「男はつらいよ 純情篇」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「男はつらいよ 純情篇」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
男はつらいよ 純情篇の予告編 動画
映画「男はつらいよ 純情篇」解説
この解説記事には映画「男はつらいよ 純情篇」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
男はつらいよ 純情篇のネタバレあらすじ:起
今日も寅さんはテキ屋稼業で旅の空。偶然、山口の蕎麦屋でテレビを見ると柴又の紹介番組をやっていて、おいちゃんやさくらの姿が映っています。懐かしくなってとらやに電話をした後、寅さんはそのまま長崎へ。港で赤ちゃんを連れた女性・絹代と出会いますが、彼女がお金に困っていたことから一緒に旅館に泊まる羽目になります。泣きながらギャンブルに狂った夫の話をする絹代。彼女は体を許すつもりでしたが、同情した寅さんにはもちろんそんなつもりはありません。
男はつらいよ 純情篇のネタバレあらすじ:承
五島の漁村にある実家まで彼女たちを送り届けた後、肉親の情が恋しくなって柴又へ向かう寅さん。偶然、とらやにはおばちゃんの親戚が下宿人として厄介になっており、自分の居場所がないと感じた寅さんは店を飛び出そうとします。しかし、店先でその夕子という下宿人と出会い、彼女が大変な美人と知った寅さんはたちまち彼女に惚れてしまい、喜んでとらやの物置部屋に寝起きすることになります。売れない小説家の夫と不和になり、家出してきた夕子の方も、騒々しいけれど純朴な寅さんに好意を覚え始めるのです。
男はつらいよ 純情篇のネタバレあらすじ:転
一方、工場から独立する計画を立てたことから、博はタコ社長と気まずい関係に。寅さんは博の独立に賛成しますが、タコ社長から窮状を訴えられて、その板挟みに悩みます。寅さんが両方にいい顔を見せたことでタコ社長と博はお互いに誤解し、祝宴会の席で一騒動発生。結局父親に頼んだ融資がうまくゆかず、博の独立は立ち消えとなります。
男はつらいよ 純情篇の結末
仲直りするために舟遊びをする印刷所の一同。トラブルの元を作った寅さんは誘われず、川べりで不貞寝を決め込みます。やがて恋煩いで寝込んでしまう寅さん。しかし、夕子が「江戸川へ行ってみたい」というのを聞いて急に元気になり、彼女と一緒に行き慣れた川べりへ出かけます。夕子も寅さんの気持ちを察するのですが、好意は覚えても彼を恋愛の対象と見ることは出来ません。年末になり、夕子の夫がとらやを訪れます。家に帰る決心をする夕子。寅さんの恋は終わり、また東京を旅立ちます。そして絹代が寅さんに世話になった返礼にとらやを訪れ、今は幸せに働いている事を告げるのです。
以上、映画「男はつらいよ 純情篇」のあらすじと結末でした。
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