トロンの紹介:1982年アメリカ映画。IT企業エンコム社の元社員ケヴィン・フリンは、自分が作成したゲームの権利を盗まれたとして、社内のコンピュータにハッキング、証拠探しをしていた。一方その頃、ユーザーが作り出したプログラムが名前を持ち、おのおのの役割を果たす電脳世界の中ではエンコム社のマスター・コンピュータ・プログラム(MCP)なる支配者がユーザーの指示とは無関係に世界を征服しようと企んでいた。フリンはかつての同僚と証拠探しすることになったが、MCPのせいで電脳世界に取り込まれてしまう。
監督:スティーヴン・リズバーガー 出演:ジェフ・ブリッジス(ケヴィン・フリン/クルー)、ブルース・ボックスライトナー(アラン・ブラッドリー/トロン)、デヴィッド・ワーナー(エド・デリンジャー/サーク/MCP)、シンディ・モーガン(ローラ/ヨーリ)、バーナード・ヒューズ(ウォルター・ギブス博士/デュモント)、ほか
映画「トロン(1982年)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「トロン(1982年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「トロン(1982年)」解説
この解説記事には映画「トロン(1982年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
トロンのネタバレあらすじ:起
IT企業エンコムで働くアランはトロンという警備プログラムを開発していましたが、あと一歩で完成というところでシステムを封鎖されてしまいます。上司であるディリンジャーから不正使用が見つかったため2日待ってほしいと言われ、しぶしぶ承諾しましたが、犯人は分かっていました。エンコムの元社員、フリンが社外からハッキングしていたのです。アランは同僚のローラとフリンに会いに行くことに。フリンは二人に自分の製作したゲームがディリンジャーに盗まれたことを告白、さらにシステムの封鎖で社内のコンピュータを管理するマスター・コンピュータ・プログラム(MCP)がバグを引き起こし、混乱することは必至とわかり、3人で社内のコンピュータからシステムに侵入することにしました。トロンの助けを借りてMCPを止めるべくエンコム社へ。
トロンのネタバレあらすじ:承
フリンはローラのコンピュータを借りてハッキングすることにしました。ところがすぐにMCPに発見され、物質転送装置で電脳世界へと取り込まれてしまいます。はぐれプログラムとしてMCPの手下に捕まってしまったフリンは、ゲームのプレイヤーとして訓練をうけます。そこで出会ったのはアランが作り出した警備プログラムのトロンと、計算プログラムのラム。ライトサイクルというバイクのような乗り物で3対3の対決の途中、勝負のダメージで壁に大きな穴が開いたのを発見し、サイクルを走らせて逃走。3人は敵を巻きました。トロンの提案で人間界との交流が出来る出入力タワーへと向かうことになった3人でしたが、追手はしつこく、フリンとラムとはぐれてしまいます。さらにラムは敵の攻撃で命を落としてしまいます。フリンは本来ユーザーが外部で行使できる力が、電脳世界でも同様に利用できることを知り、巨大な監視マシンを動かしてタワーへと急ぎます。
トロンのネタバレあらすじ:転
トロンは恋人であるヨーリと接触、一緒にタワーへと向かいます。タワーには監視プログラムのデュモントがおり、彼を味方につけてタワーを封鎖。ユーザーであるアランと接触し、MCP削除プログラムを手に入れました。二人はMCPのいるコンピュータ中枢へと向かうため船形のビームに乗り込みます。すんでのところでビームに貼りついたフリンはようやくトロンと再会します。ところがまたしてもMCPの手下たちが妨害工作を講じ、今度はトロンがヨーリとフリンとはぐれてしまいます。ヨーリとフリンは敵の船でMCPの頭上を通り過ぎた後、強制的に削除されることになりました。
トロンの結末
トロンは中枢部へと向かい、フライング・ディスクでMCPの右腕であるサークと対戦、打ち勝ちます。MCPは巨大な顔を持つプログラムでした。トロンのディスク攻撃をガードしながら、サークを巨大な体に蘇らせて駆逐しようと試みます。一部始終を見ていたフリンは真上からMCPの中に入り込み奴の意識を引きつけることにします。動きの鈍くなったMCPの隙を突き、トロンはディスクを滑り込ませました。削除プログラムが作動、MCPとサークは消滅していきました。ユーザーとの交信を絶たれていた電脳世界が、みるみる内に明るくなっていきます。フリンは無事に現実世界にアウトプットされ、しかも会社からゲームの権利を返還する文書を手に入れました。後にフリンはエンコム社の社長として就任することになったのです。
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