つぐみの紹介:1990年日本映画。吉本ばななの青春小説「TUGUMI」を原作とする映画作品。ひなびた西伊豆の港町を舞台に、病弱でわがままな美少女つぐみに起きたひと夏の出来事を、従弟まりあの目を通して生き生きと描いていきます。監督は「東京夜曲」の市川準が務めました。
監督:市川準 出演者:牧瀬里穂(つぐみ)、 中嶋朋子(まりあ)、白島靖代(陽子)、 真田広之(恭一)、渡辺美佐子(政子)、財津和夫(恭一の兄)、吹越満(不良少年グループのリーダー)、下條正巳(医師)、ほか
映画「つぐみ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「つぐみ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
つぐみの予告編 動画
映画「つぐみ」解説
この解説記事には映画「つぐみ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
つぐみのネタバレあらすじ:起
東京の大学に通うまりあのもとに、西伊豆松崎町に住む従弟つぐみから、夏休みになったら遊びに来ないかと綴られた手紙が届きます。まりあは高校まで母と共につぐみの両親が営む旅館で暮らしてきたため、つぐみとつぐみの姉・陽子は、まりあにとって姉妹のような存在です。
夏休みが始まり、まりあは懐かしさを募らせながら一人西伊豆へと旅立ちます。生まれつき身体の病弱なつぐみは、医師から短命を告げられたこともあり、周囲に大変可愛がられて育ちました。結果つぐみは大変度胸の据わったわがまま娘に育ってしまいました。さらに思春期になると不良少年達と付き合って夜遊びを繰り返し、両親を困らせるようになります。
まりあが松崎町に降り立つと、港には手を振るつぐみや陽子の姿がありました。天邪鬼のつぐみは相変わらずまりあに憎まれ口を叩きますが、本心では久しぶりの再会を喜んでいました。
つぐみのネタバレあらすじ:承
つぐみとまりあが、つぐみの愛犬ピンチを連れて浜辺へ散歩に出かけたある日のこと、二人は不良少年グループに取り囲まれてしまいます。その様子を見ていた青年が二人を助け出してくれました。恭一というこの青年につぐみは淡い恋心を抱きます。
数日後、恭一が旅館を訪ねてきました。恭一の兄が旅館に滞在しており、遊びにやってきたのです。思わぬ再会に心を躍らせるつぐみ、まりあはつぐみの恋心を知りました。
その後、高熱を出したつぐみは寝込む日が続きます。マリアは恭一の勤める美術館を訪ね、よかったら見舞いに来てやってもらえないかとお願いします。しかし恭一がお見舞いに訪ねてくると、部屋にはつぐみの姿がありません。弱った姿を見せたくないつぐみは庭の片隅にじっと身を潜めていました。
つぐみのネタバレあらすじ:転
恭一の美術館に回復したつぐみが遊びにやってきました。二人は自然と惹かれ合うようになり、デートを重ねます。しかし、つぐみと恭一の仲を羨む不良少年達は恭一に暴行を加え、さらに愛犬ピンチを連れ去ります。
つぐみ達が探し回ってようやく見つけたピンチは浜辺で息絶えていました。それからというものつぐみの様子がおかしくなっていきます。夜中になると家を抜け出し、朝方帰ってくるような生活が続きました。
つぐみは不良少年達へ復讐するため、彼らのアジトに大きな落とし穴を掘っていたのです。しかしこの無謀な行動によってつぐみは衰弱、緊急入院することになってしまうのでした。
つぐみの結末
つぐみの容体がよくならないまま夏休みが終わり、まりあは東京へと戻ってきます。つぐみから手紙を貰いますが、それはどこか死を決意したような内容で、まりあは不安に駆り立てられます。
そんな中、アルバイト中のまりあに一本の電話が入ります。悪い知らせではないかと、こわごわと受話器を取ると、いつものつぐみの不愛想な声が聞こえてきて、まりあは安堵の表情を浮かべるのでした。
以上、映画「つぐみ」のあらすじと結末でした。
映画館ではなくてビデオレンタルして見ました。
自由奔放な感じが印象的でした☺️