乱気流/タービュランスの紹介:1997年アメリカ映画。乱気流にのみ込まれた航空機の中で、客室乗務員が凶悪な連続殺人犯に立ち向かうスカイパニック・アクション。2人の凶悪犯を特別護送することになったトランス・コンチネンタル航空47便。客室乗務員テリーは冤罪を訴えるライアン・ウィーバーに同情的な態度を示すが、機内が混乱に陥った時凶悪犯はその本性を現した。果たしてTC47便は無事着陸することができるのか。
監督:ロバート・バトラー 出演者:ローレン・ホリー(テリー・ハロラン)、レイ・リオッタ(ライアン・ウィーバー)、ヘクター・エリゾンド(ハインズ警部補)、ベン・クロス(ボウエン機長)、ブレンダン・グリーソン(スタッブス)ほか
映画「乱気流/タービュランス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「乱気流/タービュランス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「乱気流/タービュランス」解説
この解説記事には映画「乱気流/タービュランス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
乱気流/タービュランスのネタバレあらすじ:恐怖のフライト
舞台はクリスマス・イヴのニューヨーク。ハインズ警部補はかねてから追っていた連続殺人犯を逮捕します。犯人の名はライアン・ウィーバー。2年で何人もの女性を殺害した凶悪犯です。冤罪を訴えるウィーバーはロサンゼルスへ移送されることになりました。同日午後3時44分、ケネディ空港。ウィーバーと銀行強盗犯スタッブスが4人の連邦保安官に連れられ飛行機に搭乗します。クリスマス・イヴのトランス・コンチネンタル航空47便(TC47便)には他にも数人の乗客がいました。そこへ客室乗務員テリー・ハロランがやって来ます。婚約者と別れたばかりで憔悴した様子の彼女を、友人の客室乗務員マギーが慰めます。そしてロサンゼルスまで5時間49分のフライトが始まりました。
乱気流/タービュランスのネタバレあらすじ:スタッブスの暴走
午後4時53分、ペンシルベニア上空。テリーを気に入ったウィーバーは何かと接触を図ろうとします。コックピットにドリンクを運んだテリーは、機長から乱気流に突入しそうだと告げられました。午後5時25分、オハイオ上空。スタッブスがトイレに行きたいと言い出し保安官2人が見張りにつきます。スタッブスは隙をついて保安官1人を殺害し拳銃を強奪、機内で銃撃戦が始まります。その際機体に穴が空いて客室の気圧が低下し大きく揺れ始めました。テリーはスタッブスに人質にされてしまいますが、ウィーバーが彼を射殺し解放されます。怪我人の救命措置を手伝うという名目でウィーバーがコックピットに向かうと、先ほどの揺れで頭部を強打した副操縦士が死亡していました。銃撃戦で保安官全員と機長も死亡しています。幸い自動操縦になっていましたが、この状況を好機と捉えたウィーバーは本性を現し始めました。その頃ロサンゼルスの航空危機管理室はTC47便の異変を察知します。
乱気流/タービュランスのネタバレあらすじ:ウィーバーの本性
ウィーバーはテリーに、副操縦士が一旦着陸すると言っていたと嘘をつきます。冤罪を訴えるウィーバーにテリーも同情的な表情を見せます。飛行機の高度が下がっていないことに気付いたテリーがコックピットに入ると、奥の仮眠室に副操縦士の遺体がありました。危機管理室はワイオミング上空を飛行中のタワー航空91便の機長ボウエンに救援を求め、3者間で通信が繋がります。テリーは機内の状況を伝えました。午後5時35分、アイオワ上空で低気圧の外縁に近づいたTC47便。ウィーバーはマギーを脅して彼女以外の人間を仮眠室に押し込め、抵抗するマギーを殺害します。
乱気流/タービュランスのネタバレあらすじ:凶悪犯との戦い
テリーは危機管理室から着陸するよう指示を受け動揺します。午後5時55分。ネブラスカ上空を飛行中、ウィーバーは機内電話を使ってハインズに連絡を取り、飛行機を墜落させると宣言します。ウィーバーはマギーが大怪我をしたと嘘をつきテリーをコックピットの外へ誘い出しました。陽気な声で近づく彼に恐怖を覚えたテリーは揺れる機内を逃げ回ります。マギーの死を知ったテリーは、消火器を噴射しウィーバーを殴り倒してコックピットに戻りました。しかしその頃危機管理室では、TC47便が市街地に到達する前に戦闘機で撃墜する計画が進められていました。
乱気流/タービュランスの結末
午後6時35分、ネバダ上空。ウィーバーの妨害を受けながらも、テリーはボウエン機長の指示に従い何とか自動操縦の設定を終え着陸脚を出すことに成功します。しかしそれを見越したウィーバーが電子室に侵入し自動操縦を解除してしまいます。墜落は免れたもののビルや看板に着陸脚が接触、その際車が挟まり降下スピードが加速します。自動操縦の予備回路を再起動させ着陸を試みるテリー。そこへ斧を持ったウィーバーが現れ、コクピットのドアを破壊しテリーを殺害しようとします。戦闘機が車を破壊した衝撃で自由になったテリーは拾った銃をウィーバーに突きつけました。「撃てやしない」と余裕を見せるウィーバーに、テリーは絶叫しながら発砲し彼の頭を撃ち抜きます。そして皆が固唾を呑んで見守る中、テリーは無事TC47便を着陸させました。仮眠室からは生存者が発見されテリーも喜びます。タラップを降りたテリーが機体を見上げて微笑み、この映画は終わりを迎えます。
以上、映画乱気流/タービュランスのあらすじと結末でした。
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