バツイチは恋のはじまりの紹介:2012年フランス映画。『一族の女は最初の結婚は失敗する』という家系の女性が、長年のパートナーとの結婚を成功させるために偽装結婚し、あえてバツイチになるという作戦から思わぬ結末を迎えるまでを描いたラブ・コメディ。
監督:パスカル・ショメイユ 出演:ダイアン・クルーガー(イザベル)、ダニー・ブーン(ジャン=イヴ)、アリス・ポル(コリンヌ)、ロベール・プラニョル(ピエール)、ジョナタン・コエン(パトリック)、ベルナデット・ル・サシェ(ソランジュ)、エチエンヌ・シコ(エドモン)、ロール・カラミー(ヴァレリー)、マロン・レヴァナ(ルイーズ)、ほか
映画「バツイチは恋のはじまり」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「バツイチは恋のはじまり」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
バツイチは恋のはじまりの予告編 動画
映画「バツイチは恋のはじまり」解説
この解説記事には映画「バツイチは恋のはじまり」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
バツイチは恋のはじまりのネタバレあらすじ:起・一族のジンクス
歯科医のイザベル(ダイアン・クルーガー)は、同業のピエール(ロベール・プラニョル)と10年来の付き合いだったが、”一族の女は代々最初の結婚に失敗する”というジンクスがあるため、結婚せずに同棲を続ける。
同じクリニックで歯科医として働く2人は仕事もプライベートも一緒で、毎日判で押したように計画的な日々を過ごしていた。何事もなく幸せな日々が続いていたが、子供を持ちたいと思うようにったイザベルは、ピエールとの結婚を決意する。
しかし、ジンクスを恐れる彼女は偽装結婚であえてバツイチになって呪いを回避することを計画し、デンマークへ向かう。ところが、雇った偽装結婚相手が現れず、パニック状態になったイザベルは、機内で隣の席になりやたらと話しかけてきて辟易したジャン=イヴ(ダニー・ブーン)に目を留める。
この際誰でもいいからと焦った彼女は、旅行誌の取材でケニアに行くと言うジャンに、偶然を装って同行することにする。
バツイチは恋のはじまりのネタバレあらすじ:承・偽装結婚成功
イザベルはあの手この手でジャンの気を引こうとするが、上手くいかない。草原でライオンに襲われそうになったあげく車を盗まれ、そこでマサイ族に助けられた2人は、村で村長の娘の結婚式に立ち会う。そしてイザベルはこれに乗じてジャンをその気にさせ、彼と結婚式を挙げてしまう。
直後、フランスに帰国するとイザベルは連絡先も告げずにジャンを置いてさっさと帰ってしまうが、クリニックを探し当てたジャンが、イザベルの職場に現れる。大声で2人の関係を話そうとする彼に、イザベルは麻酔を打ちまくり、もう愛していないから二度と現れないでと言って追い返す。
全てが片付きホッとしていたイザベルだったが、宣誓式の予約を入れに行った彼女は、婚姻届けが出されていて自分が既婚者となっていたことを知る。
バツイチは恋のはじまりのネタバレあらすじ:転・離婚しなきゃ!
焦ったイザベルは、手っ取り早く離婚するために悪妻を演じてジャンから別れを切り出させようと、彼の住むモスクワへ向かう。ジャンに再会したイザベルは嫌がらせの数々を繰り出すが、ジャンは再び一緒に過ごせる喜びで、ものともしない。
計画がうまくいかないことを電話でコリンヌ(アリス・ポル)に報告したイザベルだったが、その声が仕事で使っていたジャンの録音機に録音されてしまい、それを聴いて彼女の計画を知ったジャンはショックを受けながらも、サインした離婚届を手渡して去って行くのだった。
ジャンの傷ついた様子に罪悪感を募らせたイザベルはすべてを打ち明け、帰国までの24時間を一緒に過ごしてほしいと頼む。ジャンの案内で観光を楽しんだイザベルは別れがたい思いのジャンを残してフランスへ戻る。
バツイチは恋のはじまりの結末:再婚相手は元夫
無事離婚し、ピエールとの日常に戻ったイザベルだったが、ジャンとの波乱万丈で楽しかった日々が忘れられない彼女は、計画通りの毎日に我慢の限界を感じて不満が爆発、ピエールに別れを告げる。
会社を辞めたジャンの行方が分からず数か月たったころ、彼がツアー客を案内するバイトをしながら郊外の別荘を改装していると聞いたイザベルは、会いに行くことに。ツアー客が帰った後の教会で、イザベルはジャンに『再婚してほしい』と告げ、彼は2度目の結婚相手となるのだった。
以上、映画「バツイチは恋のはじまり」のあらすじと結末でした。
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