沈黙シリーズ第3弾/暴走特急の紹介:1995年アメリカ映画。スティーヴン・セガール主演作『沈黙』シリーズ第3作であり、第1作『沈黙の戦艦』の続編となるアクション作品です。CIAが極秘開発した人工衛星を巡ってアメリカ大陸横断特急列車がテロ集団に占拠され、第1作の主人公である元特殊部隊員のコックが野望を阻止するため再び立ち上がります。
監督:ジェフ・マーフィー 出演者:スティーヴン・セガール(ケイシー・ライバック)、エリック・ボゴシアン(トラヴィス・デイン)、キャサリン・ハイグル(サラ・ライバック)、モリス・チェストナット(ボビー・ザックス)、エヴェレット・マッギル(マーカス・ペン)、ニック・マンキューゾ(トム・ブレーカー)、アンディ・ロマーノ(ベイツ提督)、カートウッド・スミス(スタンリー・クーパー将軍)、デイル・ダイ(ガーザ大佐)ほか
映画「暴走特急」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「暴走特急」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「暴走特急」解説
この解説記事には映画「暴走特急」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
暴走特急のネタバレあらすじ:起
CIAはアメリカ海軍が断念した計画を引き継ぎ、最新鋭の監視システムと超強力なshン兵器“粒子ビーム砲”を搭載した新型人工衛星“グレイザー1”の極秘開発と打ち上げに成功しました。しかし、設計者であり“天才”と呼ばれた男、トラヴィス・デイン博士(エリック・ボゴシアン)は人格に問題ありとみなされて打ち上げ直前に解雇され、それを苦に自殺したと言われていました・・・。
元特殊部隊隊員で戦艦ミズーリのコック長だったケイシー・ライバック(スティーヴン・セガール)は海軍を除隊し、デンバーで友人と共にレストランを開き、オーナーシェフとして腕を振るっていました。ある日、ライバックは自分と同じく海軍に勤め、5年前に事故死した兄の娘・サラ(キャサリン・ハイグル)との関係を修復するために、休暇を取って北アメリカ大陸横断の特急列車に乗ってロサンゼルスを目指す旅行を計画しました。
暴走特急のネタバレあらすじ:承
あの日ライバックは兄と仲違いしており、葬式に顔を出さなかったことにサラは未だに根に持っていましたが、ライバックがそのことを謝罪したのをきっかけに二人は打ち解け合っていきました。列車にはライバックとサラの他にも、グレイザー1の運用スタッフであるリンダ(ブレンダ・バーキ)とトリリング(デヴィッド・ジャノプロス)が乗車していました。
特急列車は順調な旅をしているかのように見えましたが、突如何者かが列車を停止させると運転席に発砲して乗っ取り、その直後にヘリで数十人のテロリスト集団が現れて列車を占拠、サラのためにケーキを作るべく食堂車の厨房にいたライバックを除くサラら乗客・乗務員を列車最後尾に監禁してしまいました。そして列車に現れたのは死んだはずのトラヴィス・デインであり、歴戦の傭兵マーカス・ペン(エヴェレット・マッギル)率いるテロ集団を手引きしたのもデインの仕業でした。デインらはリンダとトリリングを捕らえると、グレイザー1の制御システムにアクセスするための暗証コードを聞き出しました。
暴走特急のネタバレあらすじ:転
食堂車の厨房の冷蔵庫へ潜んで難を逃れたライバックはリンダとトリリングの惨殺された死体を見つけ、ポーターのボビー・ザックス(モリス・チェストナット)に協力を求めました。一方、グレイザー1の制御システムを掌握したデインは、手始めに粒子ビーム砲で中国の化学兵器工場を攻撃、周辺の住民もろとも消し去ってしまいました。事態を重く見たCIAはアメリカ海軍のベイツ提督(アンディ・ロマーノ)らを緊急招集して対策本部を設置しました。
デインの目的は、世界中の富豪や権力者から巨額の報酬と引き換えに暗殺依頼を引き受け、グレイザー1を使って標的を抹殺することでしたが、もうひとつの真の目的とは、自分をないがしろにしたCIAとアメリカ政府に復讐することにありました。ライバックはデンバーのレストランを介して対策本部に連絡を取り、ザックスと共に次々とテロリストたちを葬っていきました。
暴走特急の結末
デインはペンタゴンの地下にあるとされる秘密の原子炉を破壊し、北米全土に死の灰を降らせるとアメリカ政府に最終通告しました。対策本部は列車ごとデインを葬るためステルス戦闘機を向かわせましたが、グレイザー1によって撃墜されました。
ライバックの正体に気付いたペンはサラを人質に取り、ライバックはザックスと共に制御システムのアクセスキーを奪おうと試みますが失敗してしまいます。
デインは列車のポイントを切り替えて対向する別の列車と正面衝突させ、自らの死を偽装して脱出しようとしましたが、ライバックは乗客・乗務員が監禁された最後部の車両を切り離して救い、ザックスにヘリを奪わせると、ペンを倒してサラを救出しました。ライバックはデインを倒してパソコンを破壊、ペンタゴンに照準を合わせていたグレイザー1はようやく機能を停止しました。しかし、遂に列車は正面衝突、ライバックはサラと共に間一髪でヘリに飛び乗って脱出、デインは列車の大爆発に巻き込まれて死亡しました。全てが終わり、ライバックはサラと共に亡き兄の墓参りに出かけました。
控えめに言って最高