映画「アーバン・エクスプローラー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アーバン・エクスプローラーの紹介：2011年ドイツ映画。ベルリンの地下で謎の男に襲われる若者達の恐怖を描いたホラー＆サスペンス映画。旧ドイツ軍のバンカーを探検する非合法ツアーに参加するため、世界各国から４人の若者が集まった。しかし地下でガイドが負傷してしまい、身動きが取れなくなってしまう。そこへ地下に住んでいるという男が現れ、救助を呼んでくれることになった。ところが男は若者達を住処に招き入れると態度を豹変させ、凄惨な拷問を加え始める。彼は、迷い込んだ人間を惨殺する狂気の殺人鬼だったのだ。
監督：アンディ・フェッチャー 出演：ニック・エヴァスマン（デニス）、ナタリー・ケリー（ルシア）、ブレンダ・クー（ジュナ）、カトリーヌ・ドゥ・レアン（マリー）、マックス・リーメルト（クリス）、ほか
この解説記事には映画「アーバン・エクスプローラー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
舞台は現代ドイツ、ベルリン。ある夜、非合法ツアーに参加するため４人の若者が集まります。アメリカ人のデニス、その恋人でベネズエラ人のルシア、カメラが趣味のフランス人女性マリーと、韓国人女性ジュナです。
彼らは第二次世界大戦中に作られたナチスのバンカーと、そこにある壁画を見るため集まりました。壁画のバンカーは最近発見され、ネオ・ナチが崇めないようにと、すぐに封鎖されたそうです。ガイドを務めるのは、子どもの頃からバンカーに出入りしていたというドイツ人男性クリス。
５人はクラブから地下に降り、懐中電灯の明かりを頼りに進み始めました。途中、様々なトラブルに見舞われながらも、何とか壁画まで到達します。そしてマリーのカメラで記念撮影した彼らは、来た道を戻ることにしました。
ところがその途中、突然のカメラのフラッシュに驚いたクリスが高所から転落してしまいます。彼は太ももを開放骨折し、動かせるような状態ではありませんでした。そこで看護師のルシアとデニスがクリスのそばに残ることにして、マリーとジュナは救助を呼ぶため地上を目指します。
しばらくすると、突然１人の男がデニス達の前に現れます。彼は地下に住んでいるらしく、クリスを見るとすぐに救助が必要だと話しました。迅速に担架を用意した彼に従うしかないデニスとルシアは、クリスを運びながら男の住処に招き入れられます。
男は肉がゴロゴロ入ったスープをデニス達に振舞い、緊急電話で救助を呼んでくれました。ドイツ語を少しだけ話せるデニスが、男と会話を試みます。男は昔、ドイツ民主共和国国境警備隊に所属していました。彼は大勢の人間を殺した過去を誇らしげに話し、戦時中の陰惨な出来事を面白そうに語ります。しかも、まだ戦争は続いているかのような口ぶりでした。しかし助けて貰ったのは事実なので、デニスは改めて礼を言います。
すると突然、男に麻酔を注射され、深い眠りに落ちてしまいました。
目を覚まし、手足の拘束を解いたデニスは、ルシアの絶叫を聞きつけます。声の方へ歩いていくと、ルシアは男から凄惨な拷問を受けていました。デニスは見つけた銃で男を撃ち、倒れたところを何度も殴りつけます。しかし絶命には至らず、住処の外に逃げたデニスとルシアを追いかけて来ました。
その上、ルシアが深い穴に落ちてしまい、デニスはロープを入手するため再び男の住処に戻ります。そこで惨殺されたジュナとマリーの遺体を発見しました。削ぎ落とされた肉片を発見したデニスは先ほどのスープを思い出し、思わず嘔吐してしまいます。
逃げ出そうとしたデニスは男に見つかって爪先を撃たれた挙句、腹と胸の皮を剥がされて殺されました。
穴の中でデニスの帰りを待っていたルシアは、ふと地下鉄が走る音を聞きつけます。そこで土を必死に掘って脱出してみると、地下鉄のホームに辿り着きました。
時刻は既に午前４時。助かったと安心するルシアですが、男は執念深く追いかけて来ました。逃げ惑うルシアは結局捕まってしまい、首の骨を折られて絶命します。男は遺体を住処へと引きずっていきました。
その頃、男の住処で気を失っていたクリスが目を覚まし、自分の置かれた異常な状態に気付きました。彼は激痛を訴える足を引きずりながら住処の中を這い回り、下水道に逃げ込みます。
やがて生死不明のクリスが近所の子ども達に発見され、この映画は終わりを迎えます。
以上、映画「アーバン・エクスプローラー」のあらすじと結末でした。
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