ヴェンジェンスの紹介:2017年アメリカ映画。犯人逮捕時に同僚を失ったジョンは、バーで一人酒を飲むティーナという女性に会いました。娘と二人暮らしのティーナはその後、4人の若者に娘の目前でレイプされました。瀕死のティーナを発見したジョンは裁判を傍聴するも、圧倒的に不利な状況になるティーナを見て、自ら制裁を下す覚悟をしました…という内容のサスペンスアクション映画です。
監督:ジョニー・マーティン 出演者:ニコラス・ケイジ(ジョン・ドロモア)、 アンナ・ハッチソン(ティーナ)、タリタ・ベイトマン(ベシー・マグワイア)、 デボラ・カーラ・アンガー(アグネス・マグワイア)、ドン・ジョンソン(ジェイ・カートパトリック)ほか
映画「ヴェンジェンス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ヴェンジェンス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ヴェンジェンスの予告編 動画
映画「ヴェンジェンス」解説
この解説記事には映画「ヴェンジェンス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ヴェンジェンスのネタバレあらすじ:起
刑事のジョン(ニコラス・ケイジ)は相棒と犯人を張り込んでいました。そして逮捕しようとした時に相棒は射殺され、ジョンも撃たれました。傷が回復したジョンは仕事復帰を控え、バーで飲んでいました。そこでティーナ(アンナ・ハッチソン)という女性に出会いました。彼女は夫を亡くし、娘のベシー(タリタ・ベイトマン)と暮らしていました。ティーナはバーの壁に貼られた、ジョンが表彰された時の記事の写真を見てジョンに近づいてきました。少し話をしたティーナは、ジョンに連絡先を教え、バーを出ました。ある日ティーナとベシーはティーナの恋人のケーシーの家でホームパーティをしていました。深夜になり車で送ろうと言うケーシーを断り、ベシーと二人で歩いて帰りました。林を抜ける近道を通り過ぎた時、4人の若者が二人に襲いかかりました。ボート小屋に連れ込まれ、ベシーの目の前でティーナは4人にレイプされました。4人が去った後、泣きながら歩いて帰るベシーをパトロール中のジョンが見つけ、ボート小屋に向かいました。そこには血まみれで横たわるティーナの姿がありました。
ヴェンジェンスのネタバレあらすじ:承
ベシーの目撃情報を元に、4人はすぐに逮捕されました。フィック兄弟2人と友人のフリッツ、ジミーでした。フィック兄弟側には、敏腕弁護士のジェイが付きました。検察の女性の言うとおり証言に向かったティーナでしたが、ジェイによる『ティーナは売春婦だった』という作り話に激怒したティーナが取り乱して、フィック兄弟が有利なまま1回目が終わりました。失意のティーナは滝で自殺しようとしますがジョンに助けられました。そして祖母の家にいたベシーにフィック兄弟が嫌がらせを始め、飼い猫が殺されました。ベシーから連絡を受けたジョンは、二人のために報復を始めました。酒場でケーシーに嫌がらせをしていたジミーがナイフを持ったため、正当防衛として射殺しました。ジョンの報復を感じ取ったジェイは、フィック一家に、暴行罪を認めて懲役1年で手をうったらどうかと言いますが母親は断りました。
ヴェンジェンスのネタバレあらすじ:転
ジョンは次なる手として、フィック兄弟に、ティーナが売春婦だと言う証拠の品を渡すと言って、夜の滝に呼び出しました。二人が車から降りたところをジョンは射殺し、滝の下に突き落としました。そして二人の車に、カナダ側を切り取った地図を放り込みました。警察は二人がカナダに逃げたと判断しました。報道も容疑者二人がカナダに逃亡と報じました。最後の一人のフリッツは、知り合いの女と称して電話をし、裁判に有利な情報を見つけたと言ってモーテルに呼び出しました。モーテルに入ったフリッツを待っていたのはジョンで、側頭部に銃を突きつけ、遺書を書かせました。描き終わると引き金を引き、射殺しました。
ヴェンジェンスの結末
最後の容疑者のフリッツの死は自殺と断定され、この事件は終わりを迎えました。弁護士のジョイはジョンに会い、『刑事が報復をして何になるんだ』と言った後『いつかオレの世話になる日が来るかもしれないな』と言うと、ジョンは『オレのやっかいにならないようにしろ』と逆に警告しました。ティーナ一家は引っ越しの準備をしていました。そして警察署にやって来てジョンに会いました。ティーナはカリフォルニアに引っ越すと言ったあと『貴方は本物のヒーローだ』と言いました。そしてジョンはベシーに、『君のような娘が欲しい』と言って車に乗り込みました。車を発進させるジョンはルームミラーで二人をずっと見ていました。
「ヴェンジェンス」感想・レビュー
-
思わせぶりなカメラワーク、もどかしい展開、最後のカタルシスもほとんど得られない復讐劇。途中までかなり期待したのだけれど、肩透かし。もっと面白く撮れなかったのだろうか?
スカッとする。最後が気になった。車を発進させるジョンはルームミラーで二人をずっと見てたけど。親子の位置が入れ替ってない。車は右に曲がるのにルームミラーの二人は左にズレて見えなくなった。なぜ右にズレていかないんだ。と。