新・個人教授の紹介:1973年フランス映画。「個人教授」のナタリー・ドロンが再び主演。官能な中年女性がまだなにも知らない気弱な若者に性の手解きをします。若者は恋することの喜びを知り、また一つ大人へと成長していく。ナタリー・ドロンが再び魅力たっぷりの演技を見せてくれています。
監督:ジャック・バラティエ 出演:ナタリー・ドロン(リーズ)、ディディエ・オードパン(パトリック)、ヨアヒム・ハンセン(バーナード)、ミュリエル・カタラ(ディナ)、ベルナール・ジャンテ(ジュリアン)、ルネ・サン=シール(祖母)、ほか
映画「新・個人教授」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「新・個人教授」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「新・個人教授」解説
この解説記事には映画「新・個人教授」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
新・個人教授のネタバレあらすじ:起
フランスのとある邸宅。その美しく豪華な屋敷に家族や親戚一同が集まります。それは夏になると毎年恒例の風景でした。
一家の主で医師のベルナール(ヨアキム・ハンセン)とその長男ジュリアン(ベルナール・ジャンテ)、次男パトリック(ディディエ・オードバン)、いとこのディナ(ミュリエル・カタラ)たち。そこに集まった一同は各自思い思いのバカンスを楽しんでいます。
実はパトリックは密かにディナへの恋心を抱いていて、その思いを日記に綴っていました。
新・個人教授のネタバレあらすじ:承
そんなある日、父ベルナールの妹リーズ(ナタリー・ドロン)がやってきたのです。建築家であるリーズは、実際の年齢には見えないまるで姉のような若々しい容姿と、その妖艶な魅力がジュリアンとパトリックの目を一気に奪ったのです。
ある日ディナは、パトリックが書いていた日記帳を見つけてしまい、それを読んでしまいます。ディナはパトリックが自分を想ってくれているという内容に驚きもしましたが、反面その気持ちが嬉しくもあったのです。
それ以降ディナは、パトリックの日記帳を密かに読むのが楽しみになっていきます。
新・個人教授のネタバレあらすじ:転
一方、パトリックはリーズとイチジクを摘みに出かけ、リーズのその魅力に堪えきれず激しく抱いたその日から、リーズとの快楽に溺れていきます。
ディナへの思いが綴られていた日記帳の内容もすっかり変わってしまい、リーズとのセックスの事ばかりが記されていたのです。それを見たディナは激しく怒り、リーズに問い詰めようとしました。
そんなディナに対し、リーズは大人の対応をします。日記を一通り見たリーズは、日記は全てパトリックの想像で書いているのよとディナをたしなめるのでした。
新・個人教授の結末
その後、ディナの誕生日パーティーが盛大に行われました。リーズから手解きを受けていたパトリックは以前のようなおどおどした自信のない姿は全くなく、終始ディナをリードし、紳士的に対応します。すっかりパトリックを見直したディナ、二人は互いに燃え上がり、初めての夜を迎えます。
一方で、パーティーの途中、父と口論の末飛び出したジュリアン。一人でホテルにいるとリーズが迎えにきてくれたのです。落ちこむジュリアンをリーズは優しく抱きしめ、二人はそのままベッドを共にしました。それはジュリアンにとっても初めての体験でした。
翌朝、私をモノにしたわねといたずらに笑うリーズは、ジュリアン、パトリックと経験のない二人の青年を大人へと成長させたのでした。
やがてバカンスはそろそろ終わりを迎え、色々なことがありましたが、それぞれがまたいつもの生活に戻っていくのでした。
以上、映画「新・個人教授」のあらすじと結末でした。
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