湾岸フルスロットルの紹介:2008年日本映画。チューンアップしたGT-Rに乗る駿は、夜の湾岸道路で『湾岸の一匹狼、R潰しの7』と呼ばれるRX-7にバトルで負けてしまいます。この日からRX-7を倒すためにGT-Rのさらなるチューンを行い、湾岸道路でRX-7を待ちますが一向に現れません。一軒の家であのRX-7を見つけた駿は、あの日助手席に乗っていた女性を見つけ話しかけますが…という内容の、青春カーバトル映画です。一般道路での撮影だけに迫力不足は否めませんが、カーマニアにとっては必見の1本です。
監督:池田哲也 出演者:水谷百輔(堂上駿)、与座重理久(タクヤ)、ちすん(マリコ)、たむらけんじ(辻本)夏木陽介、明楽哲典、近藤あゆみ、足木俊介、佐藤幹、一条優美ほか
映画「湾岸フルスロットル」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「湾岸フルスロットル」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
湾岸フルスロットルの予告編 動画
映画「湾岸フルスロットル」解説
この解説記事には映画「湾岸フルスロットル」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
湾岸フルスロットルのネタバレあらすじ:起
GT-Rで湾岸道路を走る駿は、背後から迫る白いRX-7に煽られ抜き去られました。するとRX-7は前方で駿の車を煽りはじめます。駿はRX-7との勝負に出ました。横に並んだ時、助手席に女性が見えます。2台の車のバトルは続きますが、右コーナーでRX-7が進路を塞ぐように斬り込み、駿のGT-Rはスピンして停車しました。その瞬間、一般車両が見えた駿は、ヤバかったと感じました。
駿は仲間のマサオとクニに、RX-7の事を話しました。するとマサオは『その車は、湾岸の一匹狼、R潰しの7じゃないのか?』と言います。その車は湾岸道路でGT-Rを徹底的に狙うRX-7だと言います。駿は負けた悔しさと、RX-7の走りに憧れさえ感じていました。そして、自分が一般の車と事故をするのを防いでくれたのでは?とも思っていました。
いてもたってもいられない駿は、チューアップをやってくれるケイの店『キタジマモータース』に行き、RX-7に対抗すべくチューンアップの相談をします。ケイは馬力だけ上げてもダメだ、全体のバランスが肝心だと言います。
湾岸フルスロットルのネタバレあらすじ:承
焼肉店で働く駿に、ケイから「オークションに中古タービンのいいのが出ている」と電話がありました。今夜は恋人のエリとイタリアンに行く約束でしたが、すっぽかしてケイの店に行きます。そしてオークションでタービンを落札し、工場でチューンアップの準備を始めます。
同僚のサオリとビザハウスに行ったエリは、テイクアウトをしてキタジマモータースにやってきました。エリは駿にお灸をすえ、二人でピザを食べます。タービンが届き、ケイの助けも借りて、500馬力のGT-Rは600馬力へとパワーアップしました。
湾岸道路に出た駿は、他の車に煽られますが、チューンしたGT-Rの敵ではありません。毎夜RX-7を探して湾岸道路を走り続けた駿でしたが、RX-7は現れませんでした。早朝の帰り道、いつもの道が工事中で迂回路に入った駿は、住宅地の家の駐車場にあのRX-7を見つけます。
そして助手席に乗っていた女性が出てきて、RX-7を見つめた後、道路を歩きはじめます。駿は後を追って声をかけました。あの夜の事を話し、最近湾岸道路で走らないのは何故か聞きました。すると女性は、車に興味もないし、車の名前も知らないと言って涙を流します。
湾岸フルスロットルのネタバレあらすじ:転
駿は朝の出来事をエリに話しました。エリは「それなら会いに行こう」と言って、二人車で向かいます。家に着くとエリが女性を呼びます。出てきた女性は、二人に話したいことがると言って3人で歩きはじめます。
女性の名はマリコで、あの日RX-7で駿とバトルをしたのは恋人のタクヤで、そのタクヤは1か月前に死んだと言います。あの日は、今まで車に私を乗せたことのないタクヤが助手席に乗せてくれ湾岸道路を走りました。そして今日の走りが最後かもしれないから、本当のオレを見せようと言って、車を一気に加速しました。その時、前を走っていたのが駿のGT-Rでした。タクヤの挑発に乗った駿とバトルを始めると、タクヤは楽しいと言いました。そしてGT-Rを見て、あの運転手は車と一体化したいい奴だとも言いました。そしてGT-Rを褒めながら一般車両を見つけ、GT-Rを事故から守ったのでした。走り終わった後、タクヤはマリコに、自分が心臓病を持っていて余命が少ない事を告白しました。そしてこのRX-7のチューンが完成するより先に、自分が逝ってしまうだろうと言いました。マリコは泣き崩れました。
湾岸フルスロットルの結末
マリコは天国のタクヤに、RX-7を駿に譲ると言います。そして駿とエリを呼び出し、タクヤのRX-7を完成させて、タクヤのあとを乗ってほしいと駿に頼みます。答えない駿に、エリが「マリコさんの気持ちがよくわかる」と言うと、駿は「わかりました」と答えます。
GT-Rを売ってRX-7のチューンを完成させると言う駿に、ケイが「GT-Rはオレが面倒見る」と言います。ケイを乗せて試乗した駿は、RX-7の走りに感動します。マリコから名義変更書類と一緒にタクヤのチューアップファイルを渡されました。駿はそれを読み、勉強してRX-7のロータリーエンジンをオーバーホールし、チューンアップが始まります。
しかしケイでもロータリーエンジンの最終調整が出来ず、マリコから紹介されたRレーシングの辻本にやってもらいます。駿は辻本の指示を守り、やがて最強のRX-7が完成しました。駿はRX-7で湾岸道路を走り、今夜も挑んでくる車を負かしていました。
以上、映画「湾岸フルスロットル」のあらすじと結末でした。
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