南イタリアへようこそ/南へようこその紹介:2010年イタリア、ドイツ映画。郵便局支局長のアルベルトはミラノへの移動願いを上層部に通すため謀を巡らすも失敗に終わり、イタリア南部ナポリ近郊の町カステッラバーテへ移動することに。南部イタリアに対する固定観念から不安で仕方がないアルベルトだが、次第に南部イタリアの生活が楽しくなっていく。2010年イタリアで公開されたコメディ映画。
監督:ルカ・ミニエーロ 出演者:クラウディオ・バシオ(アルベルト)、アレッサンドロ・シアーニ(マッティーア)、ヴァレンティーナ・ロドヴィーニ(マリア)、アンジェラ・フィノッキアーロ(シルヴィア)他
映画「南イタリアへようこそ/南へようこそ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「南イタリアへようこそ/南へようこそ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「南イタリアへようこそ/南へようこそ」解説
この解説記事には映画「南イタリアへようこそ/南へようこそ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
南イタリアへようこそ/南へようこそのネタバレあらすじ:起
郵便局支局長のアルベルトは長年ミラノ市内への移動を同僚で地位が上のマリオに頼んでいたが障害者の希望が優先されるため希望が叶わずにいた。しびれを切らしたアルベルトは「障害者」と虚偽の申告をし、ミラノへの移動を獲得するも確認調査に来たボルゲッティに嘘がバレてしまいます。解雇は免れたもののイタリア南部、ナポリ近郊の町カステッラバーテへの2年間の移動を言い渡されてしまう。悪い評判しか聞かないイタリア南部へ行くことを嫌がる妻シルヴィアと息子キッコを残しアルベルトは単身赴任をする事に。防弾チョッキを着て車を南部へ走らせるアルベルトだが渋滞に巻き込まれ到着が夜中になってしまう。出迎えに来た郵便局職員のマッティーアに案内された家に家具は無く、仕方なくマッティーアの部屋へ泊めてもらう事に。
南イタリアへようこそ/南へようこそのネタバレあらすじ:承
翌日アルベルトは郵便局へ出勤するも南部特有の方言の言葉も解らず馴染めないことからマッティーアや他職員達にキツくあたり怒らせてしまう。勤務時間が終わり帰ろうとするアルベルトは近づいて来たマッティーアと職員達を見て、仕返しされると勘違いし慌てて逃げ出します。仕返しは勘違いと解ったアルベルトは親睦を兼ねてレストランで食事をすることを提案。週末自宅へ戻ったアルベルトはシルヴィアに南部での生活をそれなりに楽しんでいる事を話すも信じてもらえず、南部での生活は常に危険と隣り合わせだと嘘をつきますが、カステッラバーテでの生活も慣れて来たアルベルトは日々の生活を謳歌していた。職場で同僚のマリアが別の男と親しげにしているのを見たマッティーアは不機嫌になり対応していた年配の女性に対し横柄な態度を取ってしまいマリアに頭を冷やすように注意されます。
南イタリアへようこそ/南へようこそのネタバレあらすじ:転
アルベルトは週末自宅に戻るよりも、自宅からカステッラバーテに戻る時の方を楽しむようになるも、家族や友人には南部の生活は信じがたいほどだと嘘をついていた。配達から戻って来たマッティーアはマリアと一緒にいた男のバイクを破壊しようとするも持ち主は別の人物だと解り、仲裁に入ったアルベルトが殴られてしまう。マッティーアとマリアが以前付き合っていた事を知ったアルベルトはお互いまだ想いあっている2人の中を何とかしようとマッティーアと話をするも冷たくあしらわれ、マッティーアがコカインに手を出しているのを咎めるが、誤解で花火用の火薬だと解る。マッティーアが配達中に勧められるカフェの飲み過ぎで神経質になる事を知ったアルベルトは翌日マッティーアの配達に同行。出されるカフェを断るがそれならジュースをと自家製のぶどう酒やリモンチェッロ(リキュール)をいく先々で勧められ酔っ払ってしまい郵便局向かいの警察署にバイクで突っ込んでしまいます。アルベルトは週末帰宅出来ない事を伝えるためにシルヴィアに電話をするが飲酒運転で警察に拘束されたことがバレてしまう。カステッラバーテに来るというシルヴィアの言葉に一気に正気に戻ったアルベルトはマッティーア達職員にシルヴィアにカステッラバーテでの生活の事で嘘をついていた事を告白。話を聞いたマッティーア達は気分を害し立ち去ります。
南イタリアへようこそ/南へようこその結末
駅にシルヴィアを迎えに来たアルベルトの前に武装したマッティーア達が現れ2人を車に連れ込みます。マッティーア職員達は「保護プログラム」とシルヴィアに伝え、車はカステッラバーテではなくペルディフーモ近くの廃墟に向かいます。廃墟に着くとカステッラバーテの住民達がアルベルトがシルヴィアについた嘘にのって芝居をしてくれていた。これで妻が逃げ帰ると思ったアルベルトだったが思惑が外れカステッラバーテに来て一緒に住むと言い出し、次の日にはアルベルトの嘘もバレてしまい怒って荷物をまとめて駅へ向かいますが思い直して引き返します。野外フェスティバルでアルベルトがマリアを会場の外へ連れ出すのを見たシルヴィアはアルベルトが浮気をしていると勘違いし逆上するが誤解だとわかり和解。マッティーアとマリアもお互い必要だと再認識、マッティーアはマリアにプロポーズします。2年後アルベルトの元へミラノへの移動通知が届き町の人達に見送られ家族と共にミラノへ向かいます。
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